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噛み合わせが及ぼす、女性の体の不調

2015年3月3日更新 | 4,363 views | お気に入り 546

噛み合わせの良し悪しが身体に影響を与えることは以前から知られていることですね。
そもそも噛み合わせとはどういうものでしょうか?
噛み合わせとは食べ物を噛み砕くことで、噛み砕く時に生じる力を「咬合力(こうごうりょく)」または「咀嚼力(そしゃくりょく)」と言い、身体に影響を及ぼします。

まずは、ご自分の噛み合わせの良し悪しをチェックしてみましょう。割り箸を使って行う簡単なチェック方法をご紹介しましょう。

噛み合わせのセルフチェック方法

1.割り箸1本と背もたれのない椅子を用意します。
2.割り箸を左右の歯でくわえて下さい。
3.くわえたまま椅子に座り、そのまま姿勢を正します。
4.自分の顔を鏡で見て、左右の目を結んだ線にそって、もう1本の割り箸を当てます。

目を結んだ割り箸とくわえた割り箸のラインが平行に近いほど、正常な噛み合わせといえるでしょう。
実は「きれいな歯並び」=「噛み合わせが良い」とは限りません。

よく、歯並びと噛み合わせを同じと考える方がいますが、歯並びが悪くても噛み合わせの良い人はいますし、逆に歯並びが良くても噛み合わせは良くない人もいらっしゃいます。歯がきれいに並んでいても上あごと下あごの間、つまり”顎間距離”が狭いと噛み合わせは良くありません。

では、悪い噛み合わせとはどのようなものでしょうか?

食べ物を口に入れた時の噛みづらさが一番分かりやすいかもしれません。
噛みづらい状態が長期間続くと、身体は噛み合わせの悪さに慣れて歪んでいきます。
そこから引き起こされる主な症状としては、まず顎関節症(がくかんせつしょう)があげられます。

顎関節症では、口が開けられなかったり、口の開閉時に痛みがあったり、クリックと呼ばれる音がなったりします。
偏頭痛、肩こりなども主な症状で、原因としては”姿勢の悪さ”がもたらすものなのです。

姿勢が悪くなると背骨が曲がり、身体が歪んでいきます。
上半身では気管支炎や鼻炎などの呼吸器系に、下半身では腰痛や膝痛、大腸炎などの消化器系、女性の場合生理不順、生理痛、子宮筋腫、不妊などの婦人科系全般に及びます。

噛み合わせは上下の歯の当たりがとても重要です。
悪い部位が上の歯か下の歯か、もしくは上下共なのかによって症状が異なります。一般的に言われている「不定愁訴(ふていしゅうそ)(※1)」は悪い噛み合わせが原因の場合が多くあります。

簡単にできる噛み合わせ改善方法

1.背もたれのない椅子と、ティッシュを1枚用意します。

2.ティッシュ1枚を広げ、縦に四等分します。

3.1/4枚のティッシュを巻いてロール状にします。これを2個つくります。

4.左右の下の歯の奥歯に1個ずつ乗せて、上下の奥歯で軽く噛みます。
5.その状態で椅子に座り、姿勢を正します。
6.上半身を倒し、膝に視線を落とします。左右の膝小僧が一直線になるのを確認します。
7.上半身を倒したまま顔だけ正面を向いて体を起こしていきます。
8.姿勢を戻し、顔はまっすぐ前を向いて、ティッシュロールを挟んだ状態で奥歯を何回もカチカチと噛み合わせます。
その時、胸に空気を入れて膨らませるながら行うと効果的です。

これだけで、噛み合わせが原因の偏頭痛や顎関節症の痛みが劇的に改善します。ぜひお試しください。
また、日常では姿勢を重視しながら生活することが健康になる秘訣かもしれませんね。

不定愁訴(ふていしゅうそ)※1)
何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因 となる病気
が見つからない状態を指す。

著者情報

歯科医師、噛み合わせ専門医

本記事は、2015年3月3日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。