今や、日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。がんは、それだけ身近な病気であることは確か。そして、気になるのは若い世代にもがんになってしまう人が増加傾向にあるということです。がんになるにはさまざまな原因がありますが、今回はBMIとの関連性について紹介します。
そもそもBMIとは何のこと?簡単に説明しますと、身長と体重を元にした肥満度を表す値のことです。
出典:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/himan/about.html
健康面で一番優れている(病気をしにくい)のが、BMI値22と言われており、BMI値25以上ですと肥満ということになります。
BMI値22というと、
と言われています。ちょっとぽっちゃりかな?というくらいが一番病気になりにくいようですね。
がんとBMIの因果関係が明らかになっています。最近のダイエットブームで過度なダイエットや、極力食事を摂らないという人もいますが、BMI値が低いとがんを発症しやすいというデータがあるんです。
例えば、身長160㎝ですとBMI値30以上は、77Kgですが、BMI値18.9以下は、48Kgということになります。
ちょっと驚きの数字ですよね。160㎝で48Kgと言えば、多くの女性が目標にしたい体重と答えそうですが、がんのリスクは高まることに・・・。
BMI値が低いと、栄養面でも不足していたり、コレステロール値がかなり低かったりすることで、免疫力が落ちてしまうということが言われています。
BMI値25以上が肥満と言われていますから、30以上(身長160㎝77Kg)は、かなり太めのイメージですよね。それでも、同じ身長で48Kgの人よりがんになりにくいというのは意外でしたが、肥満はさまざまな病気を引き起こすのでお勧めできません。
高血圧や高コレステロールによる動脈硬化症、糖尿病などの生活習慣病はもちろんのこと、心臓にも負担が掛かることが分かっています。
また、からだが重いということで、動くのが余計に面倒になって更に太ってしまうという悪循環も招きやすいのです。
摂取カロリー < 消費カロリーになれば、確実に痩せて行きますから、少しずつでも動きましょう。
痩せたい!きれいになりたい!いろんなことを思いますが、それも健康あってのことですよね。病気になったときにはつくづく思い知らされますが、健康でいるときは身近に感じないものです。健康あってこそ、色々なことが楽しめるのは事実。あまりに過度なダイエットはがんのリスクが高まることをお忘れなく。最近では、若い女性の乳がんや子宮がんがかなり増えて来ています。他人事とは思わずに考えていきましょう。
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