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あなたの体調不良、ひょっとしたら「歯ぎしり」が原因かも!~気付きにくい歯ぎしりの原因とその対策~

2015年7月22日更新 | 7,509 views | お気に入り 480

1.歯ぎしりって何?

歯ぎしりなんてしてないよ!?
と思われるかも知れませんが、自分ではなかなか気付かないものです。実は私自身、かなり歯ぎしりをしていた時期があります。

ひとくちに「歯ぎしり」といいますが、タイプ別に3つに分かれます。
厄介なのは、自分が気付かないうちにこれらの「歯ぎしり」をしているということです。

歯ぎしりのタイプ

①グラインディング

寝ている間などに、ギリギリと歯を噛んでこすり合わせていること。みなさんが思い浮かべる歯ぎしりの多くがこれに当たります。

②クレンチング

 気付かないうちにグッと噛み締めている状態です。「噛み締め」とも言います。

③タッピング

 食事しているわけでもないのに、カチカチと上下の歯を当てている状態です。

2.歯ぎしりの見分け方

中心から3番目の犬歯を見てみましょう。
通常は尖っているこの歯が丸くなっていたら、あなたも歯ぎしりをしているかも知れませんよ。

また、口の中に硬く腫れているようなものができるていることがあります。
これは骨隆起(こつりゅうき)といって、歯ぎしりに抵抗するためにあごの骨が成長した結果です。あまりにひどい場合は削ることもありますが、通常は放置しても問題はありません。

グラインディングではこのような症状がでても、クレンチングやタッピングではこのような症状が出にくいこともあります。診断する時には、あごの筋肉の状態を記録するセンサーをつけることがあります。
これだと寝ている間の歯ぎしりも記録できます。


出典元:http://www3.dental-plaza.com/archives/2647

3.歯ぎしりの影響

では、歯ぎしりをしていると、どんな悪影響があるのでしょう?

①歯がすり減る

まず歯がすり減ります。そして虫歯を治した詰め物・被せ物・入れ歯なども歯ぎしりには敵いません。
なにしろ数十Kg~百Kg以上の力がかかってくるといわれています。歯ぎしりのある方の歯は、一度治しても再治療に繋がることが多いです。

②歯並びが悪くなる

歯並びは歳を重ねるごとに少しずつ動いてきます。
もちろん歯ぎしりのような直接の力が加われば、歯並びはさらに乱れやすくなります。

③虫歯・歯周病になりやすい

衝撃が加わるので歯が欠けやすく、そこから虫歯になることがあります。また歯茎が支えきれず歯周病の原因になったり悪化させることもあります。さらに、全く虫歯でも歯周病でもないのに冷たいものが歯に凍みる知覚過敏の原因になることもあります。

④頭痛・肩こり・不定愁訴

一番の問題は偏頭痛や肩こり、また「なんとなく気分がすぐれない」「眠れない」「イライラする」「どこも悪くないのに痛みを感じることがある」などのいわゆる不定愁訴の原因となることです。
歯ぎしりによってあごの関節に過度の力が加わることで、ストレスの原因物質が分泌されるという研究もあります。

歯ぎしりをしていることに本人が気付いていないことも多いので、体調不良が続いてもその原因がわからない方が、調べてみたら実は「歯ぎしり」が原因だったということも多いです。
そして頭痛、肩こり、腰の痛みなどは歯ぎしりのみではなく「歯の噛みあわせ」と密接に関係していることも多いです。

4.歯ぎしりの原因

①ストレス

ストレスのかかる生活環境においては、歯ぎしりをすることでその解消をしようとすることがあります。これは貧乏ゆすりなどと同じように無意識に行われていることが多いです。これがメインの原因といわれています。

②姿勢・噛みあわせ

これには関係があるという説と関係がないという説があります。しかし、歯ぎしりが原因で起こるとされている「頭痛・肩こり・不定愁訴」自体は、姿勢・噛みあわせと密接な関係があります。歯ぎしりは軽減しても症状が改善しないという場合は、調べてみる価値がありますね。

5.歯ぎしりの治療

①意識する(リマインダー)

普段の生活で歯ぎしりを意識するということが大事です。これは簡単で意外と効果があるといわれています。PCで作業することが多ければ、PCのディスプレイ脇に付箋などで「歯ぎしりしない」などと書いて貼っておくことによって気付きを促しましょう。また「自分は歯ぎしりをしない」という自己暗示をかけるのも有効といわれています。

②マウスピース(ナイトガード)をつける

対症療法ですがマウスピースをつけてあげると、上下の歯に隙間ができるので歯ぎしりが弱くなります。ストレス解消効果が認められるという研究結果も出ています。しかし、根本的な治療ではないので、マウスピースをやめると症状が再発することがあります。

③ストレスを取り除く

ストレスが原因の場合は、ストレスを取り除くしかありません。環境を変えたり、ゆっくり睡眠をとることが有効ですが、重い症状の場合は心療内科にかかることも考えてみましょう。

④姿勢・咬合(噛みあわせ)を治す

姿勢・噛みあわせが原因の場合は、身体のバランスや歯並びから治療するのが望ましいです。特に噛み合わせによって偏頭痛になることもありますので。

歯ぎしりや噛み締めがあるからといって歯を削って調整するということはお勧めできません。一時的に当たりはとれますが、すぐに他の部分に負担が増えて症状が出てきます。その治療には矯正が必要な場合もありますし、立ち姿勢、座り姿勢、寝ているときの枕の状態から見直すべき場合もあります。姿勢咬合を治療してくれる歯科医院にかかることをおすすめします。

近年では子どもの頃から姿勢に注意してあごの成長を誘導してあげることにより、姿勢や歯並びをキレイにする「姿勢咬合予防治療」の大切さが重視されてきています。

6.まとめ

いかがでしたか?
みなさんも気付かないうちに歯ぎしりしていませんか? 歯ぎしりは気付かないうちにストレスから生まれ、さらなる体調不良を生み出す原因にもなるのです。あなたも知らないうちにストレスを溜め込んでいませんか? 自分なりのストレス解消法を見つけたいですね!

著者情報

歯科医師、アイドルプロデューサー デンタルビューティーサロンPureCure院長

本記事は、2015年7月22日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。