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公開!脚の歪み分析~O脚女子 A様の場合~

2015年9月24日更新 | 21,844 views | お気に入り 340

こんにちは!
あなたの脚を美脚へリフォームする、脚線整美師の中村希実です。

私がこれまで数百人ものO脚・膝下O脚、腿張り、お尻のたるみ等、脚線や下半身太りのお悩みを持つ女性達にカウンセリングをして来て、気付いたことがあります。

それはね…皆さん気になる部分を何とかしたい!と思うが余りに、「その部分」ばかりピンポイントに鍛えたりストレッチしている方がとても多いということです。
例えば、O脚は内腿が弱いからと内転筋のエクササイズばかりしていたり、腿張りが気になるからと言って太もものトレーニングばかり続けたり・・・

そうして一つの筋肉を鍛えたらO脚が改善するのだと信じて、ひたすら同じエクササイズを頑張り続けたものの、改善が見られなかった…。
そんな風にお嘆きの女性が、実はけっこう多いのではないかと思います。

そんな皆様に向けて、今日は結論から申し上げます。

「そこ」だけ鍛えても、あなたの脚の歪みは改善しません!

もしあなたが本当に歪みを改善したいと思っているのなら、そもそも脚の歪みは、骨盤、股関節、膝関節、足関節、足部など複数の関節の捻じれや、周辺を覆う幾多の筋肉の長さやバランスの崩れがお互いに関係し合って起きているということを、知っておく必要があります。

ということで本日は、O脚にお悩みの女性代表としてA様のお身体を拝見しながら、A様の歪みや筋バランスの分析と、A様のお悩み改善のために一体どの様なアプローチが必要なのか?詳しくご紹介させて頂きたいと思います。

公開!脚線分析~O脚女子A様の場合~

~A様(20代)~

お悩み内容
  • O脚
  • ぽっこりお腹
  • お尻のたるみ

一見するとすらっと細見に見えるA様ですが、学生時代からずっとO脚でお悩みだったそうです。また、20代になって就職して以来、ぽっこりお腹やお尻のたるみも気になり始めたとのこと。

それではまず、A様の歪みの状況から分析して行きましょう。

①脚線のライン(正面写真)

最初に、正面の写真で脚線の歪みをチェックします。
脚線の歪みは、内腿・膝・ふくらはぎ・かかとの4点が付くか離れるによって、まっすぐ脚、O脚、XO脚、X脚のどれに当てはまるのかを分類します。

(骨格によっては当てはまらないケースもあります。)

A様の脚線を見て行くと、A様は内腿、膝、ふくらはぎが離れ、かかとだけは付きます。よって脚線分析は、ご自身の分析通りO脚です。O脚は基本的に横腿等の外側の筋肉が強くて優位に働き、逆に内転筋や腸腰筋等の内側で股関節を動かす筋肉とお尻の筋肉が弱化して緩んでいる可能性が高いです

②足関節(足首)のライン(下半身アップ写真)

※参照
図①「足部スポーツ障害治療の科学的基礎」
図②「簡単!効率的につくれる新型インソール」)

次に下半身のアップ写真で、足首のラインをチェックして行きます。
足首の歪みは、足首~かかとのラインが床に対して、ハの字に傾く回内タイプと逆ハの字に傾く回外足があります(図①参照)。
A様は小さくハの字型に傾いているため、軽度の回内タイプに分類されます。足首が回内方向に捻じれると、図②の様に足首の骨が落ちて土踏まずが低くなり、ふくらはぎの骨と太腿の骨はそれに引っ張られて内向きに捻じれ、内股になる傾向にあります。内股になると自然とお尻の筋肉は緩んで横に広がるので、回内タイプの女性はお尻のたるみで悩まれる方が多いです。

③骨盤の歪み(横向きの写真)

※参照:「KENDALL筋:機能とテスト―姿勢と痛み」

続いて横向きの写真で、骨盤の傾きをチェックします。
骨盤の傾きは、図の様にASIS(骨盤の両サイドの骨)と恥骨(股間の骨)の角度を見て行きますが、ASISが恥骨より前にある場合、骨盤前傾タイプ、逆にASISが恥骨より後にある場合は骨盤後傾タイプとなります。

A様の場合、ASISが恥骨より前に傾いているため、骨盤前傾タイプに該当します。骨盤が前傾すると、骨盤が前腿の方にむかって落ちて来るので、多くの場合、前腿や横腿が短く硬く(太く)なり、逆にお尻やふくらはぎなど脚の後ろ側の筋肉が伸びて緩む傾向にあります。また、骨盤を正しい位置で支える下腹辺りの腹筋や腸腰筋なども弱化しているので、ぽっこりお腹になる場合が高いです。

更に、骨盤が前傾することで、太腿の骨が内向きに捻じれて内股になるため、骨盤が前傾することでも内股やお尻のたるみが起きやすくなります。

~A様のお悩み改善に向けて~

それでは最後に、A様のお悩みであるO脚やぽっこりお腹、お尻のたるみを改善するためのアプローチについて、一緒に考えて行きましょう。先ほど行った3つの分析の中で、A様の身体の中で伸びて弱化している筋肉と、短く硬くなっている筋肉が何か所かありましたので、ここで以下に一気にまとめて行きます。

☆A様の弱化している筋肉
  • 内腿(恥骨筋・短内転筋・大内転筋 等)
  • 腸腰筋
  • お尻の筋群(大臀筋・中臀筋・小殿筋・梨状筋 等)
  • ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋・腓骨筋・後脛骨筋)
  • 腹筋(腹横筋・腹斜筋・骨盤底筋)
★A様の硬化している筋肉
  • 横腿(大腿筋膜張筋)
  • 前腿(外側広筋・大腿直筋)
  • 前すね(前脛骨筋)

※画像参照:http://yo-tsu.org/kouzou.html

A様のO脚やお尻のたるみを改善するためには、上記の弱くて使いにくくなっている筋肉達(☆)をエクササイズで鍛えて、逆に硬くて力みやすくなっている筋肉(★)をマッサージ等で緩めてあげることが重要です。
そうして筋肉の長さや状態を調整していくことで、少しずつ筋肉の長さやバランスが改善され、歪みの解消に近づいて行くでしょう。

まとめ

筋肉と美脚の関係は、栄養と健康の関係と非常によく似ています。
健康になるためには、その方に不足している栄養素をまんべんなく摂取し、逆に食べ過ぎている栄養素や毒素の摂取を減らすことが重要なのと同様、美脚になるためには、その方に不足している筋肉をまんべんなく鍛え、逆に使い過ぎている筋肉を緩めることが重要なのです。

身体はいつだってバランスを取って健康を保つもの。脚の形でお悩みの方は、機会があれば専門家の方に相談されて、ご自身の身体の筋バランスをチェックされてみてはいかがでしょうか?

著者情報

脚線整美師。 STUDIO脚光美芯代表。

本記事は、2015年9月24日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。