秋の味覚と言えば「秋刀魚(さんま)」。この季節の秋刀魚は脂が乗っていてとっても美味しいですね。何気なく食べている秋刀魚ですが、実は美肌効果が高いお魚なんです。
秋刀魚の隠された(?)美肌効果と美味しい食べ方を紹介します。
青魚に多く含まれているDHAとEPA。脂肪酸の一種でいわゆる油ですが、良質の脂です。この油はコレステロールの低下作用があります。秋刀魚を食べることで血中のコレステロール値を下げることが出来るんですね。
DHAとEPA。実はコレステロールを下げるだけでなく、美肌作りのための作用も持っているんです。それが「抗酸化作用」。肌の老化を引き起こす体内の酸化を抑制してくれるんです。
タンパク質は肌の素となる成分です。美肌作りには欠かせません。秋刀魚にはそんなタンパク質がとっても豊富です。さらにお肉のタンパク質に比べて、体内に吸収されやすいという性質も持っています。少ない量でも良質なタンパク質がしっかり摂れるのが秋刀魚なんです。
秋刀魚にはビタミン類もたっぷり含まれています。若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンE、お肌の健康を維持するビタミンB2、貧血を予防するビタミンB12などがたっぷりです。
さらに秋刀魚のワタの部分にはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAはお肌のコラーゲンを増やす作用を持っています。
ワタの部分は苦くて食べられない・・・。そんな人もできることならワタの部分を食べて美肌効果をアップさせてもらいたいですね。
秋刀魚はやっぱり塩焼きが美味しい♪ しかし、骨が苦手という人も多いのではありませんか?小骨を取るのに苦労してイライラしてしまうことも・・・。
秋刀魚の骨が苦手な人にはこちらのレシピがおススメです。
① 秋刀魚はお腹を開けて内臓を取り出し流水で洗いましょう。
② 秋刀魚を3等分にぶつ切りにします。
③ 生姜は薄くスライスします。
④ 圧力鍋に生姜と☆の材料を全部入れ、ぶつ切りにした秋刀魚を並べ入れましょう。
⑤ 圧力鍋を強火にかけ、圧力がかかったら弱火にして15分加熱し、火を止めたら圧力が下がるまで自然放置して蓋が開くようになったら完成です。
秋刀魚だけでなくイワシやアジにも使えるレシピです。骨まで柔らかくなり、丸ごと食べられるのでカルシウムも摂れちゃいます。
新鮮な秋刀魚ならば、お刺身も美味しいですが、気をつけたいのが食中毒です。秋刀魚にはアニサキスという寄生虫が寄生している場合があります。
このアニサキスを食べてしまうと、人間の胃壁や腸壁に侵入して胃腸炎を引き起こしてしまいます。ものすっごく痛いです。吐き気や下痢などの辛い症状も現れることがあります。アニサキスは内臓部分にいることが多いです。お刺身にする場合は「新鮮なものを使う」「内臓はしっかりと取り除く」「よく洗う」が大切ですよ。
美肌効果たっぷりの秋刀魚。今の時期に食べないなんてもったいないです。
美味しい秋刀魚をたくさん食べて、ピカピカ、ツルツルのお肌になりましょう。