仕事に家事にと忙しくても、なかなかサボれないのが「スキンケア」。
10代のころは放置していても後に響かなかったものの、年を重ねるごとに、
「手抜き=肌トラブル」
と、ダイレクトにつながってしまうのだから、油断できませんよね。
でも、手間をかければかけるほど美肌になれるかというと、それも少し違うのです。
なぜなら、スキンケアはいかに適切なケアができるか、いわば「賢さ」が最も影響を与えるからです。時間をかけなくてもちゃんとツボをおさえることで、美肌に近付くことができるのです。
そこで、今回はそんな賢い「時短スキンケア」テクをご紹介したいと思います。
「スキンケアは時間がかかる」という人に多い共通点が、いわゆる定番ステップを遵守しているということ。
「まずは化粧水をつけて、そのあとに乳液、そしてクリームは…」
と、複数にわたるケアを丁寧に行うと、もちろん時間がかかります。時間があるときは良くても、忙しい日にこれをするのはしんどいですよね。
そもそも、スキンケアの基本は「保湿」です。
肌に潤いをしっかり与えてあげることで、健康的なコンディションをキープすることができます。そのため、基本としては「保湿」をすることで、肌を守ることができるのです。
では、複数品使わなければ、保湿はできないのでしょうか?
その答えはNOです。
1品でも十分に保湿できるものもあれば、複数品使っても保湿ができていない場合もあります。一般的に、粘度(とろみ)が濃いものほど保湿力が高いものが多いので、たとえば化粧水のようにシャバシャバしたものより、ねっとりしたクリームの方が保湿力も期待できます。
複数品使うのが面倒な日は、手持ちアイテムのなかで最もとろみが濃いものを、「1品だけ」塗って、肌に潤いを与えてあげましょう。
仕事中、忙しいけどお腹空いた…。
そんなときは、仕事しながらサンドウィッチなどを食べる「仕事しながらランチ」を選ぶことがありますよね。スキンケアも同じように、忙しいときは「ながらケア」が救いの一手になり得ます。
そして、「ながらケア」に役立つアイテムといえば、ファイスマスク。
たとえば、湯船に浸かりながらマスクをつけると、このまま湯上りのケアをしなくても、もっちり肌になれることも。
さらに、テレビを観ながら、家事をしながら…などなど、貼るだけで保湿できるフェイスマスクはまさに忙しい女性の救世主なのです。
そのほかにも、角質ケアできるクレンジングや、保湿効果のあるバスオイルなど、高機能コスメを活用することも、広くは「ながらケア」として活用できますよ。
「これさえ塗っておけば、肌トラブルが落ち着く」
「これがあれば乾燥しない」
あなたにとって、そう思えるコスメはありますか?
「これさえあれば…」そう思える、頼もしいコスメを「お守りコスメ」と呼ぶことがあります。
たとえば、筆者にとってのお守りコスメは、ビタミンCローション。
吹き出物などの肌荒れを落ち着かせて、肌全体のコンディションを良くしてくれる、なくてはならない逸品です。
乾燥しやすい人であれば、高保湿クリームかもしれないし、敏感肌の人には低刺激性のローションなのかもしれません。「自分の肌に合っていて、コンディションを良くしてくれる」そう信じられるコスメを持つことは、「1」でご紹介したように、定番ステップを遵守しなくても肌を安定させるために非常に役立ってくれます。
「チャチャッと塗るだけで、肌トラブル知らず」
そんな肌をつくるためには、まずはあなたの鋭い目利きが必要になるのです。
今まで信じていた常識を一歩外れて、新たなケアで肌の反応を見ること。
他の人からしたら「それじゃ足りないよ!」と言われることだって、時としては正解だということを、あなたの肌が物語ってくれます。
「忙しいときは、サボってもいいんだ」
そんな気持ちが楽になる、自分のベストの時短美容をぜひ見つけてください!