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安眠や魔除け効果のある世界最古の練香、キフィの作り方

2016年4月26日更新 | 12,674 views | お気に入り 485

安眠や魔除け効果のある世界最古の練香、キフィの作り方

香りは歴史とともにあります。
エジプトでは、フランキンセンスは太陽、ミルラは月にささげるものでした。
エジプトで「香り」は、神に近づくという意味をもっていて、香りは神の香りで天からくるものと信じられていたのだそうです。
そのためにエジプトでは大量の香料が消費されていました。香料をどれだけ使うかで信仰心の強さも量られたのです。
またエジプトでは虫よけ、太陽から皮膚を守るためのものとして、頭の上に香油のようなものをのせていたのだそうです。
その時代、神様の捧げものとしてキフィが誕生しました。

キフィって?

「聖なる煙」という意味で、世界最古の練香と言われています。
正式なものは16種類の成分からできていますが、いろいろなレシピが存在します。
ローマの植物学者ディオスコリデスの文献、ガレノスの文献にも処方が記されています。
日が暮れる頃から焚きはじめるキフィは心を落ち着け、浄化するとともに、不眠の方にも使われていたようです。

キフィのレシピ

できるだけ手に入るものでアレンジしました。

材 料
  • レーズン・・・15g
  • ワイン適量
  • 乳香・・・8g
  • ジュニパー・・・1g
  • マスティック・・・0.25g
  • ガランガル・・・0.5g
  • シナモン・・・2g
  • 没薬・・・2g
  • レモングラス・・・2g
  • ローズ・・・1g
  • ペパーミント・・・0.5グラム
  • 白檀・・・1.5g
  • はちみつ・・適量
  • 精油ローズウッド・・・適量
作り方

新月からスタートして毎日材料を一つずつ加えて満月に完成させる。というのが正式な作り方ですが、スタート日を新月として、作成したものを寝かせて満月に使ってみるというのもいいと思います。

① レーズンを赤ワインに浸します。

レーズンを赤ワインに浸します。

② ハーブを粉状にします(ミキサーなどを使ってもOKです)

ハーブを粉状にします(ミキサーなどを使ってもOKです)

③ 乳香、ミルラの樹脂はすり鉢手ていねいにすりつぶしましょう。
(乳香りはオマーン産のものが香りがよくてお勧めです)

乳香、ミルラの樹脂はすり鉢手ていねいにすりつぶしましょう。

④ 赤ワインにつけたレーズンとハーブ、樹脂を混ぜ、丸められるくらいの固さになるようにはちみつで調整します。

赤ワインにつけたレーズンとハーブ、樹脂を混ぜ、丸められるくらいの固さになるようにはちみつで調整します。

⑤ 1~2週間程度乾燥させて完成です。

1~2週間程度乾燥させて完成です。

ここでキフィの詩をご紹介します。

「キフィは人を優しく揺らして眠らせる

 よい夢を見せてくれて、その日のトラブルを追い払う

 夜キフィを焚くと必ずや平和と静けさをもたらしてくれる」

なんとも素敵ですね。
材料が全部そろわなくても、それなりのものを作ることができますので、作る過程を楽しみながら静かに香りを楽しんでみてくださいね。

キフィの使い方

お香を使うような感覚で使用できます。
気持ちを静めたい時などに、耐熱容器の中に灰を入れ(仏壇用にお線香を立てるときに使用するものでOKです。どこでも300円程度で販売しています)そこに、火をつけた香炭(こちらもお仏具のところなどで販売しています)を入れその上にキフィを載せてください。熱で香りが立ちあがっていきます。

現代の練香水

 神様と繋がるとして使われていた香りは、アルコールが発見されて、香水ができました。
当初はこれも殺菌目的で使われていましたが、香りを楽しむようにもなりました。
18世紀頃のことです。
それ以前は練ったクリームやワックスなどに香りをしみこませて使われていたのです。これが今で言う練香水の原点でしょうか。現在はハーブではなく精油を使って練香水を作ります。

材 料
  • みつろう・・・5g
  • ホホバオイル・・・15ml
  • 精油・・・20滴~30滴
作り方

① 耐熱容器にみつろうとホホバオイルを入れ溶かします。
② 容器に移し精油を入れて軽く混ぜ、固まるまでそのままにしておきます。

使い方

手首や胸元のなどに塗って楽しんでください。

おわりに

植物は昔から魔よけとしても使われてきました。
宗教があるところに香りはつきものです。日本ではお香、ビャクダンなどを思い浮かべるでしょう。香りは天にのぼる、見えない、ということから神様にささげる儀式の時には積極的に焚かれたと言われています。
日本ではお浄めというとお酒やお塩を思い浮かべますね。海外ではジュニパーの精油やフランキンセンスの精油を手の平に1滴とり、こすり合わせ、頭の上から手で払うようにしながら邪気を飛ばすということをしています。この時、身体から10センチくらい離して、オーラを浄化するようなイメージで行うといいと思います。
フランキンセンス、ミルラ、黄金は東方三賢人がイエスキリスト誕生の際に献上したと言われています。とても神聖な香りです。行事事にこの二つの香りはよく使われていました。クレオパトラの髪の毛にはミルラの香りがしたそうですよ。
いやな気持になったとき、行きたくない場所に行って帰ってきた時、是非試してみてくださいね。香りからサポートをもらっていつも気持ちよく過ごしたいですね。

著者情報

英国IFA認定アロマセラピスト/ 英国IFA認定プリンシパルチューター/ AEAJ認定アロマセラピーインストラクター/ AEAJ認定アロマセラピスト

本記事は、2016年4月26日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。