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ベジブロスがスゴイ!野菜のくずが万能ダシに変身! 

著者情報

楽しいことを見つけるために、日々いろいろ模索しています。新しい健康法やビューティレシピを試したり、作ったりするのが好き。

2016年5月27日更新 | 14,268 views | お気に入り 188

毎日お野菜を食べていますか?「ちゃんと食べている!」、「しっかり摂っている!」という方も、調理の際に皮や種の部分は捨ててしまっていることでしょう。それが普通ですね。しかし、この普段捨ててしまっている部分にこそ、栄養がギュッと詰まっているのです。
そんな捨ててしまう野菜くずを使ったレシピが「ベジブロス」です。美容意識の高い方や、健康志向の方たちの間で今話題となっているベジブロスとはいったいどのようなものなのでしょうか?

目次

ベジブロスについて

最近、世界でも注目を集めている「ホールフード」。ホール(Whole)は全ての・全部のという意味。フード(food)は食べ物という意味です。
ホールフードは即ち、「全ての食物」、「まるごとの食べ物」という意味になります。
ベジブロスは野菜の全てを使うことから、まさにホールフードと言えるでしょう。

野菜は私達の命を育むための自然からの大切な贈り物。
そんな自然の恵みを余すことなく、大切にいただけるベジブロスで私たちもホールフード生活を始めてみませんか?

基本の話

1)基本の野菜

ベジブロスにはどのような野菜を使ったら良いのでしょうか?

残り物でOK

ベジブロスを作るからとわざわざ新しい野菜を用意する必要はありません。
ベジブロスは、料理をした時に出てしまう「野菜くず」で作れば良いのです。
普段は何気なくゴミ箱へポイッとしてしまっている野菜くず、捨ててしまわずに大切に使いましょう。

野菜の皮

この部分は害虫や気温などから実を守る役割があるため、丈夫という特徴があります。そして丈夫にするためにはたくさんの栄養が必要となります。
また、皮は直接お日様を浴びるため、光合成で栄養がどんどん作られます。
「たくさんの栄養を含む」「光合成で栄養が作られる」この2つの理由から、野菜の皮にはたっぷりの栄養が含まれているのです。
ベジブロスはこの栄養たっぷりの野菜の皮を使います。

玉ねぎ・にんにく・ニンジン・じゃがいも・かぼちゃ・大根などの皮・・・。普段剥いて捨ててしまっている皮がベジブロスの美味しいダシの素になります。

野菜のヘタ・根っこ

野菜の皮と同様にポイッと捨ててしまうのがヘタや根っこの部分。
ヘタや根っこは、実に栄養を運ぶための重要な役割をしています。例えるなら、お母さん(胎盤)とお腹の中の赤ちゃんをつなぐへその緒といったものですね。
そんな大切な役割を持っているヘタや根っこ。この部分も栄養がたっぷりと含まれています。ポイッと捨ててしまわずに大切に使いましょう。

ナス・ピーマン・トマト・にんじん・大根などのヘタ。ごぼう・長ネギ・ほうれん草・小松菜などの根っこ部分を使いましょう。

野菜の種

種はこれから野菜が成長するための栄養が含まれています。まさに栄養の宝庫です。固くて食べにくい部分ではありますが、ベジブロスにすれば種から栄養が染み出るので、種の栄養もしっかりと摂れちゃいますよ。

かぼちゃ・ピーマン・パプリカなどの種から美味しいベジブロスが作れます。

使える野菜のまとめ
・玉ねぎ ・にんにく ・ニンジン ・じゃがいも ・かぼちゃ ・大根
・ナス ・ピーマン ・パプリカ ・トマト

2)こんな野菜も使えます!

基本となる野菜だけでなく、意外とこんなものもベジブロスには使えちゃうんです。

キノコの石づき

キノコを調理する際の切り落としてしまう石づき。ここもベジブロスに使える部分です。石づきにはキノコの栄養とうま味がギュッと詰まっています。

※石づき部分は土や雑菌が入り込んでいる場合があるので、しっかり洗い汚れを落としてから使いましょう。

セロリの葉

セロリの食べる部分と言えば茎ですよね。シャキシャキしてとっても美味しいです。
茎だけ使って葉っぱの部分は捨ててしまう人も多いことでしょう。しかし葉っぱの部分ももちろん食べられます。ベジブロスにすることで青臭さがなくなります。セロリの青臭さが苦手だという人にも、ベジブロスとして使うことはおススメですよ。

パセリの茎

セロリと反対に、葉っぱの部分だけを活用し捨ててしまうのがパセリの茎。
パセリは野菜の中でも特に栄養価が高い、とっても優秀なお野菜です。茎の部分も余さず使いましょう。

フルーツの皮・芯・種

リンゴや梨などの皮や芯、メロンやスイカの種もまたベジブロスの材料として使えます。フルーツを使うことで、フルーティな味わいがプラスされたベジブロスが作れちゃいますよ。

3)こんな野菜はNGです!

基本的にはどんな野菜くずでもベジブロスに使えます。しかし、どうしてもベジブロスに向かない野菜くずもあります。
それは「アクの強い強いもの・苦みがあるもの・臭みがあるもの」です。これらをベジブロスの材料にしてしまうと、どうしても苦みや臭みで味を損なってしまいます。美味しいベジブロスを作りたいのであれば、以下のような野菜くずは勿体ないけれども使わないようにしましょう。

・ブロッコリーの芯
・キャベツの芯
・カリフラワー
・ゴーヤの種
春の山菜にも注意

ふきのとうやタケノコ、うど、こごみなど、春の山菜はアクや苦みが強いものが多いですね。これらもベジブロスにしてしまうと、苦みや臭みが出てしまいます。春の山菜は丸ごと天ぷらやおひたしにして食べましょう。

紫野菜にもちょっとだけ注意

色合いの問題になりますが、見た目も大切にしたい場合は紫野菜に気を付けましょう。
紫野菜の野菜くずを煮込むと、どうしても見た目が紫色になってしまい、あまりキレイではありません。食欲が失せてしまうこともあります。
紫玉ねぎ、なすの皮、紫キャベツの葉などには注意が必要です。

量を減らせばOK!

ベジブロスにNGな野菜。しかしやっぱり捨ててしまうのは勿体ないですよね~。
そんな時は「使う量を減らす」というのも一つの手です。
苦みや臭みが出てしまうもの、紫色になってしまうものも、少量ならば味や色を損ないません。味を見ながら、少しずつ量を調整し使ってみるのも良いですよ。

4)栄養素とその在り処

野菜の栄養素は、実を育て守る部分にこそ多く含まれています。それこそが皮であったり、種であったり、ヘタや根っこの部分です。実を「美味しくな~れ!大きくな~れ!」とサポートしている部分にこそ栄養が詰まっています。そんな野菜のわき役部分こそ見直し、ベジブロスという方法で大切に頂きましょう。

5)活用方法

ベジブロスはどのように活用すれば良いのでしょうか?

あらゆる料理の出汁がわりに

ベジブロスは言わば「野菜の出汁」です。栄養だけでなく野菜のうま味が染み出ています。そのため、いろいろな出汁の代わりに使えます。
野菜の優しい風味の出汁なので、味の主張が強くなく、あらゆる料理ジャンルの出汁として活用できます。お味噌汁の出汁、中華料理の出汁代わり、サラダのドレッシングの風味づけ、肉や魚料理のブイヨン代わりなどなど、その活用方法は多様となっています。
「とりあえず出汁が欲しいな・・・。」と思った料理にベジブロスを使ってみましょう。

6)農薬が心配な方へ

ベジブロスに使う皮やヘタの部分、直接外気や土に触れる部分です。そうなると、気になるのが農薬ですね。
畑にまいた農薬は皮やヘタの部分に付着してしまいます。たとえ栄養がたっぷり詰まっている部分だとしても、農薬がついてしまっていては、かえって体が心配と感じる方も多いことでしょう。
農薬が心配だという方は、「しっかりと洗ってから使う」ようにしましょう。農薬をしっかりと落とす洗い方のポイントがこちらです。

●流水で洗う(30秒以上)・・・水を流しながらしっかりと30秒以上洗いましょう。
●重曹で洗う・・・ボールの中に重曹(小さじ1くらい)と水を入れ、1分ほど浸けおき洗いをする
●50度洗い・・・50度のお湯で野菜を洗いましょう。熱によって農薬溶け出します。また、殺菌効果もあります。
●こすり洗い・・・しっかりとこすりながら洗いましょう。

農薬は洗い方次第で、しっかりと落とすことが出来ます。紹介した洗い方の中から自分好みの洗い方を選んで実践してみてくださいね。

◆無農薬野菜のすすめ◆
「洗うだけでは物足りない・・・。まだまだ不安が残る・・・。」という方は、無農薬野菜を使いましょう。そうすれば農薬の心配は全くありません。しかし、無農薬と謳っていても、野菜を育てる土台となっている土に化学肥料を使ったり、無農薬野菜なのに、農薬を使っているものもあります。

無農薬野菜を使う際には、本当に無農薬で育てた野菜なのかちゃんと調べてから購入するようにしましょう。

◆虫に注意!◆
無農薬野菜は、安全で健康に良いものです。積極的に無農薬野菜を食べたいものですね。しかし一つだけ気にしたいのが「虫」です。
農薬を使っていないため、どうしても虫がつきやすいのが無農薬野菜のデメリットです。大きな虫ならば目で見て取り除けますが、小さな虫やヘタに入り込んでしまっているものは取り除くのが難しいですね。
虫がついたままだと、雑菌やバクテリアが繁殖してしまいます。それを防ぐためにも、無農薬野菜であってもしっかりと洗ってから使うようにしましょう。

7)ベジブロス誕生秘話

今ではいろいろなメディアや口コミで紹介されているベジブロスですが、どのようにして生まれたのでしょうか?

ベジブロスは料理家のタカコ・ナカムラさんによって生まれました。冒頭で紹介した「ホールフード(すべての食べ物・全体食を頂く)」という言葉もタカコ・ナカムラさんによって広められました。
タカコ・ナカムラさんがベジブロスを考案したのは約25年前。べジブロスを始めたきっかけは「農家さんが作った野菜を丸ごと頂きたい」という気持ちからでした。この頃はまだ、ベジブロスが栄養面からしても、とても優秀だということにはまだ気づいていなかったようです。
ごく最近になりファイトケミカルが発見されたことに伴い、べジブロスのすごさが認められてきました。

しかし、最初は栄養云々よりも「野菜を残さず、丸ごと頂くためのレシピ」として生み出されたのがベジブロスです。農家さんや野菜への深い愛情がベジブロスを誕生させたのです。とても心がほっこりする素敵なお話ですね。

ファイトケミカルの話

1)ファイトケミカルって?

ファイトケミカルをご存知でしょうか?最近健康番組や美容特集などで良く見聞きするようになった言葉でもありますね。

ファイトケミカル(別名フィトケミカル)とは、「植物中に存在する天然の化学物質」であるとされています。主に、植物や実の「辛味・色素・苦みの素となる成分」です。
ビタミンやタンパク質のように、生命維持のために絶対必要不可欠という栄養素ではないのですが、「何らかの健康・美容に効果があるかもしれない化合物」というものです。
ファイトケミカルが健康・美容に効果があると分かったのは、まだまだ最近のことなので、その効果には未知数な部分もあります。しかし、体に良い影響を与えるものだということはほぼ確証されています。

2)ファイトケミカルを多く含む食材

現在発見されているファイトケミカルは約1500種類。分子構造云々を踏まえると、その種類は1万種類以上になるとも言われています。
全部のファイトケミカルを紹介するのは無理なので、代表的なファイトケミカルと、そのファイトケミカルを多く含む食材をいくつか紹介します。

●アントシアニン・・・ブドウやブルーベリー、サツマイモなど
●イソチオシアネート・・・ブロッコリー、キャベツ、クレソン、西洋わさびなど
●イソフラボン・・・大豆、緑豆
●カロチノイド群(500種類以上)・・・にんじん、かぼちゃ、トマト、豆類など
●カテキン・・・お茶、柑橘系フルーツ
●ケルセチン・・・玉ねぎ、玉ねぎの皮
●サポニン・・・豆類
●フラボノール系・・・ほうれん草、パセリ、大豆、リンゴ
●リコピン・・・トマト、パパイヤ、スイカ

有名なのは、ブドウで作る赤ワインに含まれているアントシアニンですね。アントシアニンはファイトケミカルを大まかに分けた際に、ポリフェノールに分類されます。植物や実の紹介したファイトケミカルはほんの一部です。植物中に存在するファイトケミカルはまだまだたくさんあります。

3)抗酸化力について

ファイトケミカルの種類は発見されているだけでも約1500種類以上。またそれぞれのファイトケミカルの効果も違います。しかし、ほとんどのファイトケミカルに共通する効果が「抗酸化力」です。強い抗酸化力が、健康や美容に良い効果をもたらすのです。

◆抗酸化力とは◆
私たちは生きていくうえで酸素を必要とします。体内に取り込まれた酸素は、血液と一緒に体の隅々まで運ばれ、そこでエネルギーを生み出します。
エネルギーがなければ生命は維持できません。酸素はとっても大切ですね。
しかし、体内に取り込まれた酸素の一部は、酸化力を持つ活性酸素へと変化するものもあります。
この活性酸素は、細胞を酸化し錆びさせてしまいます。細胞が錆びると、体内がどんどん老化してしまうのです。

そこで重要となるのが抗酸化力です。抗酸化力は、体内に蓄積された活性酸素を除去する働きを持っています。抗酸化力は活性酸素の発生を抑制したり、活性酸素の酸化力を弱めたり、さらには、活性酸素によって錆びてしまった部位を修復したりする作用を持っています。簡単に言うと、抗酸化力は体を錆びさせない・老化を防ぐものなのです。

抗酸化力の高い野菜をグラフにしてみました。↓

データ出典元 http://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch9-2/keyword4/
抗酸化力を望むのであれば、↑のように抗酸化力の高い野菜の野菜くずを使ってべジブロスを作りましょう。

効果の話

ファイトケミカルの効果も踏まえたうえで、ベジブロスの優れた効果が以下のようになります。

1)美肌

ファイトケミカルには強い抗酸化力があります。この抗酸化力が発揮されるのがまず美肌への効果ですね。
活性酸素は肌細胞も老化させてしまいます。肌細胞が老化してしまうと、新しい肌組織は生まれにくくなります。体内の活性酸素が増えるにつれて、肌もどんどん老化してしまいます。しかし、これを防ぐのが抗酸化力。肌細胞を傷つける活性酸素を除去し、新しい肌が生まれやすい状態を保ちます。

さらにベジブロスには野菜の豊富なビタミン類も含まれています。ベジブロスは、ファイトケミカルの強い抗酸化力と、美肌を作るビタミン類の両方が豊富に含まれているため、美肌作用が高いのです。

2)シミ・シワ

活性酸素は、紫外線を浴びると大量に発生してしまう性質を持っています。そして大量に発生した活性酸素を除去しようとするのが、メラニン色素です。メラニン色素は、本来肌を守るための色素ですからね。しかしメラニン色素が増えることで、色素沈着がすすみ、シミが出来てしまうのです。
また、活性酸素は肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを変形させてしまいます。このことによって、肌の弾力がなくなり、しわが出来てしまうのです。

シミやしわを作らないためには、体内の活性酸素を増やさないようにしなければなりません。
そこでファイトケミカルの働きが必要になります。
ベジブロスにはファイトケミカルや、メラニン色素の発生を抑制するビタミンCを始めとするビタミン類が豊富に含まれています。

3)老化防止

肌の老化防止だけでなく、体全体の老化防止にもなるのが抗酸化力です。活性酸素は体内のあらゆる部位を錆びさせてしまいます。それは臓器であったり、骨格であったり、筋肉であったり様々です。体内のあらゆる部位が錆びることで、体全体が老化してしまいます。

ベジブロスに含まれているファイトケミカルとビタミン類は、体内のあらゆる細胞を錆びから守るため、肌だけでなく体全体の老化防止にも効果があります。

4)免疫アップ

ファイトケミカルには、免疫細胞を活性酸素から守るだけでなく、「免疫細胞を増やす」「免疫細胞の働きを活性化させる」といった作用を持っています。これらの作用によって、免疫力をアップさせます。

免疫力は、体内に侵入したウイルスや雑菌から体を守る大切な役割を持っています。常に高い免疫力を持つことは健康のためにも大切ですね。

5)抗がん作用

ファイトケミカルの中には、抗がん作用を持っているものも多くあります。抗酸化力によって、体の錆びを防ぐことも抗がん効果になります。さらに、発がん物質を活性化してしまう酵素を抑制したり、解毒作用によってガンが発生してしまうのを抑えたりする作用も持っています。

ファイトケミカルの中でも、ブロッコリーやキャベツに多く含まれるイソチオシアネートは抗ガン作用が高いファイトケミカルです。
最近話題になっているブロッコリーの高い抗がん作用は、このイソチオシアネートの効果とも言えますね。

6)ダイエット

ベジブロスはダイエットにも効果的です。
健康的に痩せたい方のために、誰でも気軽にできる「週末ベジブロス断食ダイエット」のやり方を紹介します。

♥週末ベジブロス断食ダイエット♥

①週末(2日間)の食事は、ベジブロス200ml(3食毎)+水(1日1リットル以上)。

2日間はベジブロスと水だけを摂取して過ごしましょう。
断食により体内の毒素がデトックスされます。また、余計なものを食べないので、ベジブロスファイトケミカルの体内吸収率も上がり、たくさんのファイトケミカルが摂り込めます。

②断食後(5日間)は、朝・昼は普通の食事。夜は普通の食事にベジブロススープをプラス。

普通の食事と言っても暴飲暴食は良くありません。普段よりも低糖質・低脂肪の食事を心がけましょう。
そして夜は食事に加えてベジブロススープを飲むようにしましょう。野菜やタンパク質が豊富な鶏肉などを加えたスープがおススメです。

ダイエット効果だけでなく、美肌や健康効果も期待できる美容法です。
ダイエット法に悩んでいる方は、ぜひお試しください。

作り方の話

ベジブロスの高い美容効果、健康効果など知れば、すぐにでも作りたくなるものです。
それでは早速、ベジブロスを作ってみましょう。

1)材料

●野菜くず・・・100~200gくらい
●水・・・1200ml~1500ml
●料理酒・・・大さじ1

まずはベジブロスを作るにあたって必要な材料を集めましょう。
基本的な材料は「捨ててしまう野菜くず」でOKです。
調理の際に出た野菜くずを捨てずに取っておきましょう。「基本の話」の中で紹介した、野菜の皮やへた、茎などです。全部で100~200gくらい用意してください。

◆野菜くずが溜まるまでの保存方法◆

ベジブロスが作れるくらいまで野菜くずを集めるとなると、ちょっと日数がかかる場合もあります。そんなときの野菜くずの保存方法のポイントをまとめてみました。

しっかり洗ってから保存

野菜くずはしっかり洗ってから保存するようにしましょう。皮やヘタなどは土に直接触れるため、土の雑菌や汚れがつきやすいです。洗わずにそのまま置いておくと、雑菌が繁殖してしまいます。汚れや雑菌を繁殖させないためにも、しっかり洗ってから保存するようにしてください。農薬を落とすためにも、しっかりと洗いましょうね。

キッチンペーパーでしっかり水気をふき取る

しっかり洗った後は、キッチンペーパーなどでしっかりと水気をふき取りましょう。水気が残っていると腐敗しやすくなってしまうので、注意してください。

密封容器で保存

しっかり洗い水気を取り除いた後は、ジップロックなどの密封できる袋や容器に入れて保存しましょう。野菜の皮やヘタも空気に触れると、どんどん傷んできてしまいます。しっかりと封をし、空気に触れないように保存しましょう。

野菜室で保管

痛みを防ぐためにも、室温が一定な野菜室で保管しましょう。野菜くず専用のスペースを作っておくのも良いですね。

美味しいベジブロスを作るためには、野菜くずが集まるまでの保存方法にも気を付けましょうね。

2)工程

ベジブロスの基本的な作り方がこちら。

①大きめの鍋に野菜くず・水・料理酒を入れ、弱火で20~30分ほど煮込みます。

②①をざるでこして出来上がり。

アクは取らないこと!
弱火でコトコト煮るので、そんなにアクは出ませんが、もしアクが出てしまっても取らないようにしましょう。アクにも野菜の栄養やファイトケミカルがたっぷり含まれています。せっかくの栄養を取ってしまわないようにして下さいね。
しかし、アクの強い野菜くず(キャベツの芯などや春の山菜)を使う場合は、苦みのもとになってしまうので、アクは取ったほうが良いかもしれません。味を見て調整しながら作ってください。

3)保存法

作ったベジブロスはそのままスグに使えます。もしすぐに使わないのであれば保存も可能ですよ。

冷蔵庫で1週間保存可能

スグに使わないのであれば、作ったベジブロスは粗熱を取った後、タッパーや瓶に入れて冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫の中ならば1週間は保存可能です。

冷凍にしてもOK

さらに保存期間を長くしたいのであれば、冷蔵保存も可能です。製氷機などにベジブロスを入れて凍らせてしまいましょう。製氷機で保存しておけば、使いたいときに使いたい分だけ取り出すことが出来ます。

4)圧力鍋を使ってみる

「20~30分も煮込むのは面倒・・・。」という場合は圧力鍋を使っちゃいましょう。

◆圧力鍋での作り方◆
①野菜くず・水・料理酒を圧力鍋に入れます。(分量は普通の作り方と同じ)

②圧力鍋を火にかけ5分間加圧します。

③5分加圧したら火を止め、そのまま圧力が下がるまで放置します。

④ざるでこしたら完成です。

圧力鍋を使うことで、調理時間が1/3に短縮されます。時短とガス代の節約になりますね。 

5)注意点

ベジブロスを作る際の注意点をまとめました。栄養を逃さずに美味しいベジブロスを作るためには、以下のことに気を付けましょう。

●キレイに洗った野菜くずを使うこと
●弱火で煮ること
●アクが出ても取らないこと
●保存は冷蔵庫で1週間可能、長期保存する場合は冷凍保存

レシピ集

野菜の栄養とうま味がたっぷり。ベジブロスを使った美味しいレシピを紹介します。

1)野菜だしで作るお味噌汁

お味噌汁は鰹節や昆布などの魚介系のお出汁で作るのが一般的ですね。
魚介系のお出汁ももちろん美味しいですが、ベジブロスで作るお味噌汁もまた、野菜のうま味と甘みのお出汁がとっても美味しいです。ベジブロスと相性の良い、野菜たっぷりのお味噌汁を作ってみましょう!

材料~2、3人分~
玉ねぎ・・・適量
じゃがいも・・・適量
キャベツ・・・適量
油揚げ・・・適量
ベジブロス・・・400ml
みそ・・・大さじ1

♥作り方♥
①野菜は食べやすい大きさにカットします。

②鍋にベジブロスを入れ、弱火で煮立たせます。

③②に野菜を入れ、弱火でコトコト煮て、柔らかくなったら味噌を入れて完成です。

~一口メモ~
●弱火でコトコト煮て、野菜のうま味と甘みがしっかり出るようにしましょう。
●使う具材は野菜だけでなく好きなものでもOK。冷蔵庫に余っている食材を使いましょう。

2)野菜の旨みたっぷりカレーライス~簡単バターチキンカレー~

いつものカレーに使う水の部分をベジブロスに変えるだけで、野菜の旨みたっぷりのカレーライスが出来ちゃいますよ。

もちろんいつものカレーライスに使うだけでもOKですが、もっと簡単なカレーライスレシピを紹介します。
それがササッと作れるバターチキンカレーです。忙しい時におススメのレシピですよ。

材料~2、3人分~
鶏むね肉・・・200g
玉ねぎ・・・1個
トマト缶・・・1個
バター・・・適量
カレー粉・・・大さじ3
ベジブロス・・・300~400ml

♥作り方♥
①鶏むね肉は食べやすい大きさにカット。玉ねぎはすりおろします。

②鍋にバターを入れ、鶏むね肉と玉ねぎを入れて軽く炒めます。

③②に残りの材料を入れて煮込みます。10分ほど煮込んだら完成です。

~一口メモ~
ベジブロスに野菜の甘みとうま味が詰まっているので、野菜をたっぷり入れなくても、優しい味わいのバターチキンカレーになります。
短時間で作りながら、野菜の旨みが感じられるカレーです。ライスやナンと一緒に食べましょう。

3)栄養満点自家製ラーメン

インスタント袋麺をで作るラーメンも、ベジブロスを使えば栄養満点なラーメンになっちゃいますよ。せっかくなので野菜もたっぷり使っちゃいましょう!

材料~2人分~
豚薄切り肉・・・100g
キャベツ・・・2枚
もやし・・・1/2袋
ニンジン・・・1/2本
長ネギ・・・1/4本
お好みで茹で卵やメンマなどを用意してください
インスタントラーメン・・・2袋分
ベジブロス・・・適量

♥作り方♥
①キャベツ、ニンジン、長ネギは食べやすい大きさにカット。

ニンジンはピーラーを使って皮を剥くように実を剥くと、薄くスライスできます。

②フライパンに豚薄切り肉を入れ軽く炒めたら、野菜を全て入れ炒めます。

野菜から水分が出てしまい、べちょべちょにならないためには、強火でざっと炒めるのがポイントです。

③鍋でインスタントラーメンを茹でます。この時に水の代わりにベジブロスを使いましょう。

④ラーメンが出来たら、どんぶりに入れ作った具材をドカッと乗せて完成です。

~一口メモ~
●スープをどんぶりで別に作る場合は、スープを溶くお湯代わりに一度煮立たせたべジブロスを入れてください。
●インスタント袋めんだけでなく、カップ麺のお湯代わりにベジブロスを使うのもおススメですよ。ベジブロス効果でうま味&栄養価がアップしちゃいます。

4)サッパリ!ピクルス

ベジブロスで自家製ピクルスを作ってみましょう。ベジブロスって本当にいろいろなレシピにアレンジできて便利なんです。

材料~一瓶分~
パプリカ(赤・黄)・・・各1/2本分
きゅうり・・・1本
にんじん・・・1/3本
大根・・・10㎝幅を1/2個
☆ベジブロス・・・50ml
☆酢(フルーツ酢)・・・100ml
☆塩・・・小さじ1/2
☆砂糖・・・大さじ2
☆ブラックペッパー(粒)・・・10粒くらい

♥作り方♥
①野菜はスティック状にカットします。

②鍋に☆の材料を入れ、弱火で軽く(2,3分くらいでOK)煮ます。煮たら冷まして粗熱を取りましょう。

③煮沸消毒した瓶やタッパーにカットした野菜を入れます。

④野菜の上から②をたっぷりかけ蓋をして冷蔵庫に入れ、漬けこんだら完成です。

~一口メモ~
半日ほど漬けるだけでも食べられますが、3日以上漬けこんだほうが、しっかりと味がしみ込んでいて美味しいピクルスになります。
プチトマトやズッキーニ、かぶ、玉ねぎなどを漬けても良いですよ。好きな野菜で作ってみてくださいね。

5)冬にオススメ!お鍋~ベジブロス豆乳鍋~

冬の定番料理と言ったらお鍋。美味しいですよね~。いつもの定番鍋使う水をベジブロスにチェンジしてみましょう。いつもよりもさらに野菜の旨みを感じられるはずです。

もっとお鍋を楽しみたい方は、美容効果と健康効果が期待できるベジブロスを使って、ヘルシーお鍋に挑戦してみてはいかがでしょうか? 

材料~2、3人分~
白菜・・・1/4玉
長ネギ・・・2本
大根
しらたき・・・300g
木綿豆腐or焼き豆腐・・・1丁
好きなキノコ(しいたけ・しめじ・エリンギなど)・・・好きな量
豚薄切り肉・・・200g
☆ベジブロス・・・300ml
☆豆乳・・・300ml
☆みそor醤油・・・大さじ2

♥作り方♥
①具材を食べやすい大きさにカット。

②ボールやカップなどの容器にベジブロスと豆乳を合わせておきましょう。

③鍋に具材をドカッと入れ、上から②をたっぷり入れましょう。

鍋の大きさによってスープの量は調整してください。ベジブロス:豆乳=1:1が基本です。

④鍋を火にかけ、グツグツしてきたら味噌or醤油を入れて味を整えたら完成です。

~一口メモ~
ベジブロスと豆乳は相性がとっても良いです。野菜やキノコ、豆腐、しらたきといったヘルシー食材をたっぷり使いましょう。ダイエットと美肌効果、健康効果のあるお鍋です。ぜひお試しください。

まとめ

特別な材料も必要なく、野菜くずさえあれば誰でも簡単にベジブロスを作ることが出来ます。ベジブロスを食し、ファイトケミカルの優れた効果をゲットしちゃいましょう。美容と健康のためにもぜひ作ってみてくださいね。

本記事は、2016年5月27日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。