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脇・背中の汗の悩みを解決!美容専門家がオススメする夏の汗対策とは?

著者情報

美肌研究家/アンチエイジング・コンシェルジュ/セミナー・プロデューサー/「愛のファッション・プロファイリング講座」プロデューサー/立川ルリ子 R's メソッド認定講師

2016年7月13日更新 | 4,011 views | お気に入り 210

いよいよ夏本番!汗対策に苦労する季節となってきました。

ここでは、まず汗のメカニズムを知った上で、その対策について、食事・入浴・デイリーケアなどの面から解説して行きたいと思います。

1)エクリン腺とアポクリン腺

汗腺には2種類あって、一つは体を冷やすための汗を分泌するエクリン腺。もうひとつは、性的に異性を惹きつける臭いを出すためのアポクリン腺です。エクリン腺から出る汗の成分は水分がほとんどで酸性ですが、アポクリン腺から出る汗は水分が少なく、各種のタンパク質、脂質、糖質、ピルビン酸、鉄分、色素リポフスチン、各種ステロイド、アンモニアなど様々な物質が含まれています。そのため、汗染みの原因となるのです。また、アルカリ性で、エクリン腺から出る汗よりも粘り気があります。エクリン腺は全身に分布していますが、アポクリン腺は腋の下や耳の後ろ、乳首の周囲、陰部などに存在し、毛穴とつながっているため、皮脂と混じり合って分泌されます。俗に「わきが」と言われるのは、このアポクリン腺からの臭いです。

2)臭う汗、臭わない汗

さて、エクリン腺から出る汗にも臭う汗、臭わない汗があります。

まず、汗は何からできているか、ご存知ですか?血液の中の水分、「血しょう」からできているのです。血液には赤血球などの血球や、ナトリウムやカリウムといったミネラル、臭いの元になるアンモニアなど代謝によって生じた老廃物が含まれています。そこで汗腺はまず、血球を除いた血しょうをくみ取り、血しょうに含まれるミネラルの多くを血管に戻し(汗腺の再吸収作用)、残りを汗として体外に出しているのです。このタイプの汗はサラサラしていて、匂いもなく「よい汗」と呼ばれています。ところが、このミネラルや老廃物の再吸収がうまくいかないと、ベタベタして臭いのある「悪い汗」になってしまうのです。なぜこんなことが起こるのでしょう?

実は人間の体には300万〜400万個の汗腺があるといわれているのですが、現代人はエアコンの効いた生活や運動不足のおかげで約半分の汗腺が休眠状態のままになっているのです。そんなわけで、脳が体温の上昇を感知すると、残りの機能している汗腺だけで一気に体を冷やそうと大量の汗をかくものですから、ミネラルや老廃物の再吸収が追いつかず、臭いの元を含んだままの「悪い汗」が出てしまうというわけです。

ですから「代謝がいいから汗をたくさんかく」というのは間違いです。普段から運動の習慣があり、汗をよくかいている人は、全身の汗腺が機能しているので小粒で蒸発しやすい「よい汗」をかけるのですが、そうでない人は少ない能動汗腺をフル回転させるので、大粒で蒸発しにくい汗をダラダラかくことになるのです。

また、汗をかくと皮脂腺の分泌が盛んになり、皮脂が汗と一緒になって皮脂膜を形成します。「よい汗」では皮脂膜も天然のクリームとして美肌のために役立ってくれますが、「悪い汗」では、汗の中のミネラルや老廃物を餌として雑菌が繁殖する上、混じり合った皮脂が酸化するため、「臭う汗」に変化してしまうのです。

3)汗の臭いを消すには?

①無色無臭の「よい汗」をかく方法

これには、普段からゆっくり体温を上げて汗をかくような機会を増やし、たくさんの汗腺の活動を再開させることです。そのためには、速歩でウォーキングをする。夏でも、シャワーだけでなく半身浴や足湯をする。夏でも冷たい飲み物より温かい飲み物を選ぶ。水分をこまめに補給する。冷房の温度を下げすぎない。などが挙げられます。

②食べ物で臭いをコントロールする方法

一つめは、臭いの原因となる物質が含まれたものを食べないこと

母乳も血液から作られますが、お母さんの食べたものの味や匂いがストレートに赤ちゃんに伝わると言います。それと同様、汗にも食べ物を匂いが反映されます。臭いの強いもの(ネギ、ニラ、ニンニク、キムチなど)を控えましょう。

二つめは、皮脂分泌量をコントロールすること

汗には皮脂が混じりますから、肉類や乳脂肪を摂ると皮脂分泌が多くなり、これが酸化して臭いの元になります。欧米人の体臭が強いのはこのせいです。肉類や乳脂肪を摂りすぎないようにしましょう。

三つめは、腸内環境を良くするようなものを摂ること

野菜を摂る量が少なく肉食に偏ると、腸内で悪玉菌が増え、インドール・スカトールなどの有毒物質が産生されます。これがおならの元ですが、これらが長く腸内に留まっていると腸壁から吸収され、血管に入ってしまいます。野菜を多めに食べ、乳酸菌やオリゴ糖など、善玉菌を増やす食べ物を摂って、腸内環境を改善しましょう。

4)ナチュラルに汗を抑える方法

わきは経皮吸収率が大きく、敏感なところだけに、ケミカルな制汗スプレーを使うのは心配…という方が増えています。そんな方へナチュラルな制汗ケアをお教えします。その一つめは、クレイを使うことです。使い方には、そのままでクレイパウダーとして使う方法。クレイウォーターとして使う方法、クレイバスとして使う方法などがあります。

汗対策にお勧めなのは、クレイの中でも、衣服に色がつきにくく、吸収吸着力が最もやさしい「ホワイトカオリン」です。クレイは臭いや湿気を吸収しやすいので、必ず開封後はガラス瓶などに密閉してください。クレイは日光に当てることによって活性化するので、日の当たるところに置いてあげると良いでしょう。


画像参照 http://www.nc-bar.com/

オススメのクレイ

100%天然の鉱物のみを使用し、天日干しで乾燥させ、国際規格であるエコサートの認証を受けているAroma Franceのものをお勧めします。
購入方法は通販サイト「Natural Cosmetics Bar」から購入できます。

http://www.nc-bar.com/
http://www.rakuten.ne.jp/gold/nc-bar/

クレイの使用方法

① クレイパウダーとして使う

クレイパウダーとしての使い方は、汗をかきやすいところにすり込むだけです。ホワイトカオリンの分子の大きさは1ミクロンですが、何層にも重なった構造をしているので、ひとつまみでテニスコート2面分の表面積があると言われています。この表面積の広さで汗のべたつきや臭いなどを吸着してくれるわけです。小さなガラス瓶に入れて持たせれば、男性でも気兼ねなく使うことができるので、パートナーに持たせるのもお勧めです。クレイパウダーをわきにすり込むだけで汗染み対策にもなります。

香りを楽しみたい方は、お好みのアロマオイルを紙やコットンに少量含ませて、クレイのガラス瓶に入れておくと良いですね。制汗のためのアロマテラピーでは、クラリセージ、サイプレス。ラベンダー、セージ、パルマローザなどをブレンドして使いますが、ベルガモット、レモングラス、グレープフルーツなどの柑橘系も爽やかで人気があります。

クレイパウダーの良いところは、汗や皮脂を吸着する作用があるのに、肌を乾燥させず、保湿してくれるところ。汗止め、匂い止めの他、赤ちゃんのあせもやオムツかぶれの予防にも使われます。汗をかいた時にすぐつければ、サラサラと気持ちよく過ごせます。

② クレイウォーターとして使う

ハーブウォーターや精製水に、クレイ:水が1:10になるように溶かします。

肌に直接スプレーしたり、コットンに含ませて首筋や脇をふいたりして使います。もちろん、化粧水としても使えます。汗は吸着してくれるのに、保湿効果もあるので、粉っぽくなりません。会社から帰宅してすぐに食事の支度をしなければならない時など、手を洗ったらお顔にクレイウォーターをさっとスプレーして、手のひらで押さえ込むだけでも、気分がスッキリします。(クレイウォーターは作り立てが一番効果が高いので、冷蔵庫に保存して2〜3日中には使い切ってください。)

③ クレイバスとして使う

200リットルのお湯に対して50gのクレイを溶かして使います。お湯の温度は、39〜40度。追い焚き式の場合は循環を止めてから使ってください。老廃物や体内の臭い物質まで吸着して落とすデトックス効果がありますので、1回入ったお風呂のお湯には老廃物や汚れがいっぱいです。家族で共用せず、必ず捨てて下さいね。

さて、二つめの方法は「ミョウバン水」を使うケアです。

市販の「焼きミョウバン」を購入し、ペットボトルに150ccの水と5gの焼きミョウバンを入れて、一晩置いておきます。翌日になると溶けていますので、これを原液として、10倍に薄めてスプレーボトルなどに入れて使います。

ミョウバンには制汗作用があるので、市販の制汗スプレーなどにも使われています。ミョウバン水は酸性なので、アルカリ性のアポクリン腺からの汗の臭いを抑えるのに効果があります。わきにスプレーする、コットンにふくませて拭くなどしてお使いください。ミョウバン水は冷暗所に保管して、1ヶ月以内に使い切りましょう。

本記事は、2016年7月13日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。