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足が痛いのはどうして?痛みに隠れている病気をチェック!

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楽しいことを見つけるために、日々いろいろ模索しています。新しい健康法やビューティレシピを試したり、作ったりするのが好き。

2016年8月24日更新 | 3,482 views | お気に入り 77

目次

足の大切な役割とは

足は「立つ」「歩く」「走る」といった人間の基本的動作の要となるパーツです。
そしてそれ以外にもう一つ大切な役割があることを知っていますか?
それは「血液を押し上げるポンプである」ということです。
心臓から送り出された血液は体中を巡り、再び心臓へと戻ります。
しかし、心臓から一番遠い足に運ばれた血液は、心臓のポンプ機能だけではスムーズに戻れません。
それを補っているのが足です。歩いたりすると、足の筋肉が収縮、弛緩され周囲の血液を押し上げるポンプの役割をするのです。心臓と同じポンプの役割をすることから足は第二の心臓とも言われています。
それほどに足は大切なものなんです。

足が痛い時は、その痛みは足からの病気を知らせるシグナルかもしれません。足の痛みに隠されている病気を知り、早めに治療を行いましょう。

足の痛い部位別原因

1)太もも

◆太ももの前側の痛みの原因◆

坐骨神経痛

坐骨神経痛は病名ではなく、症状名です。 坐骨自体はお尻の下部にある骨ですが、坐骨神経は腰から膝にかけて伸びる長い神経です。
この神経が何らかの原因によって障害を受けると、腰やお尻だけでなく太ももの前側から外側、さらには足全体に痛みが生じます。

画像出典 http://koichiryo.com/page-4458/%E5%9D%90%E9%AA%A8%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%97%9B/

坐骨神経痛になってしまう原因は様々です。主な原因としては、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰痛症、変形性股関節症などがあります。

主な症状
・太もも前側から外側にかけてのしびれや痛み
・腰、お尻から太ももにかけてのしびれや痛み
・腰痛を伴うこともアリ
・長距離歩行の困難 
大腿神経痛

坐骨神経と同様に腰椎から下肢へと伸びる神経の一つである大腿神経。こちらもまた、何らかの刺激を受けることで神経痛となり、太ももに痛みを生じます。

坐骨神経痛の原因と同じように、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによって引き起る場合が多いです。

主な症状
・太もも前側のしびれや痛み
・太もも前側から外側にかけてのしびれや痛み
・腰痛を伴うこともアリ  
大腿四頭筋炎

大腿四頭筋とは、膝の伸び縮みをするための太もも前側にある4つの筋肉の総称です。
激しいスポーツをした後に筋肉痛になりやすい場所でもあります。スポーツなどでこの部分の筋肉を酷使してしまうと、炎症が起こり大腿四頭筋炎になる場合があります。
スポーツ以外でも、立ち仕事などによる筋肉の疲労蓄積、姿勢の悪さ、加齢による筋力低下などによっても、大腿四頭筋炎になる場合もあります。

症状が軽い場合は筋肉痛と間違われやすいですが、症状が悪化すると安静にしていても痛みが生じます。

主な症状
・太ももの前側、膝の上部、太ももの付け根の痛み
・運動をすると痛いが、安静にすると症状が収まる
・膝屈折の困難  

◆太もものうしろ側の痛みの原因◆

肉離れ

肉離れとは、筋肉に負担がかかることで筋線維や筋線維を束ねている筋膜が傷つくことで引き起ります。筋肉の酷使によって引き起こしやすいです。また、準備運動などで十分に筋肉のストレッチを行わずに、急に筋肉に負担をかけてしまうことも肉離れになりやすい原因となります。
運動をする際にはちゃんと筋肉をほぐすストレッチを行いましょうね。

主な症状
・部分的な激しい痛み
・腫れ
・内出血  

~その他の原因~
・坐骨神経痛
・筋肉痛

◆太ももの外側が痛い◆

大腿外側皮神経痛

太ももの外側の皮下を通っている神経の一つが大腿外側皮神経です。
皮膚の感覚を伝える神経です。この神経が腰椎部分で圧迫されたりすると、神経痛として太ももの外側にしびれや痛みが生じます。

原因としては、下着の締め付け、ベルトの締め付けなど、腰椎部分をギュッと締め付けてしまうことが主となっています。
その他にも、肥満や妊娠を機に症状が現れる場合もあります。

主な症状
・太ももの付け根から外側にかけてのしびれ、痛み
・ヒリヒリした痛み
・熱を帯びたような感覚  

皮膚の感覚を伝える神経なので、服が擦れることで痛みやしびれを感じる場合があります。なんか皮膚感覚がおかしいな~と思ったら、大腿外側皮神経痛の可能性があります。

~その他の原因~
・坐骨神経痛
・大腿神経痛

◆太ももの内側が痛い◆

股関節内転筋群炎症

太ももの内側には、股を閉じる動作のための筋肉(内転筋肉)が集まった筋肉群があります。この筋肉群に属する何らかの筋肉が炎症を起こした状態が、股関節内転筋群炎症となります。

O脚、X脚といった足の歪み、激しい運動、関節リュウマチや変形性股関節症などの病気から炎症が引き起ります。

主な症状
・太ももの付け根から膝(内側)の痛み
閉鎖神経痛

太ももの内側に通る知覚神経の一つである閉鎖神経。この神経が圧迫されるなどの刺激を受けると発症する神経痛です。

筋力の衰え、加齢、身体の歪みなどが原因となる場合と、閉鎖孔ヘルニアという病気が原因の場合があります。まれに婦人科手術によって引き起ることもあります。

主な症状
・股関節周辺から膝(内側)の痛み、しびれ
・内股に力を入れると痛みが生じる、痛みが増す
・皮膚感覚の異常 

2)膝

「立つ」「歩く」「座る」など、足を動かす動作の要となるのが膝ですね。
足のパーツでも特に重要な部分です。稼働率が高く、負担が大きい場所なので、痛みを生じやすいです。

◆膝の皿、またはその周辺が痛い◆

変形性膝関節症

膝関節の軟骨がすり減ってしまうことで、関節が変形してしまう病気です。
膝軟骨は本来、骨と骨がぶつかるのを防ぐクッションの役目をしていますが、軟骨がすり減ってしまうことで、骨同士が直接ぶつかってしまい痛みを生じてしまいます。

原因としては、加齢による軟骨の老化、肥満、遺伝、膝を長年使い続けた疲労の蓄積などがあります。

主な症状
・朝、膝に違和感がある(初期)
・安静にしていても痛みが治らない(中期)
・痛みがどんどんひどくなる(末期)

初期のころはまだ違和感や軽い痛みで済みますが、症状が悪化するにつれ痛みがどんどんひどくなっていきます。炎症と違い、自然に治るようなものではないので、病院で適切な治療を受けることが大切です。

膝蓋大腿関節症

膝には2つの関節があり、その一つである膝蓋大腿関節が炎症してしまった状態です。軟骨がすり減ると骨同士が擦れ、生じた骨のカスが周囲の組織を傷つけてしまい、炎症が生じてしまいます。

変形性膝関節症と同様に、加齢や膝を長年酷使することによって起る場合が多いです。膝を脱臼することで起こる場合もあります。

主な症状
・膝の皿周辺の痛み
・膝上部の痛み
・膝関節の違和感 
膝蓋軟骨軟化症

膝蓋骨と大腿骨の軟骨が擦れ合うことですり減り、炎症を起こした状態です。
炎症によって軟骨がフニャフニャに軟化したり、腫れあがったりする病気です。
運動をしている若い女性(10~20代)に多く見られるという特徴があります。
運動による膝の酷使に加え、この世代の女性はホルモンバランスが安定していないことも原因と言われていますね。

主な症状
・膝皿周辺の痛み
・膝皿骨が引っかかるような感覚
・膝がガクガクする、力が入らない   
関節水症

膝軟骨は動きを滑らかにするために関節液で包まれています。その関節液が何らかの原因で異常に増えて溜まってしまうと関節水症になってしまうんです。

すり減った軟骨のカケラが周囲の組織を刺激することで起こる場合が多いです。
変形性膝関節症や膝蓋大腿関節症と同じく、加齢や膝の酷使によって引き起こしやすいです。

よく「膝に水が溜まる」と聞きますが、まさにこの症状がその症状です。

主な症状
・腫れ
・熱を帯びた感覚
・押すとブヨブヨしている
・膝のぐらつき、不安定さ   

~その他の原因~
関節リュウマチ
痛風

関節リュウマチと痛風については第3章「代表的な足の疾患」をご覧ください。

◆膝の内側が痛い◆

タナ障害


画像出典 http://www.hachiouji-seikei.com/search/1002.html

膝蓋骨と大腿骨の間には滑膜ヒダが棚のような形で存在しています。棚のような形をしていることから、この部分はタナという名称になっています。

このタナの部分が、何らかの理由で関節に挟まってしまったり、擦れてしまうことで炎症が起こりタナ障害となる場合があります。スポーツなどで膝を酷使する人や、10~20代の若い世代がなりやすい関節の病気です。

主な症状
・膝を曲げ伸ばしする際の痛み、違和感
・曲げ伸ばしすると「パキッ」「コキッ」と音がする
・腫れ、熱をおびた感覚   

~その他の原因~
・O脚

◆膝の外側が痛い◆

腸脛靭帯炎(ランナーズニー)

膝の外側にある腸脛靭帯が炎症を起こしたものです。
膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、腸脛靭帯と大腿骨が擦れることが原因です。膝の曲げ伸ばしを繰り返すランニングやマラソンにおいて起こりやすい病気のため、ランナーズニーとも呼ばれています。

主な症状
・足を伸ばす際に痛む
・膝以外にも、太ももの外側、足の付け根が痛い   
X脚

X脚とは膝が極端に内側に曲がった状態のことです。直立すると両膝をつけることはできますが、くるぶしがつけられない状態のことです。

膝の外側の関節に重点的に負担がかかるため、膝の外側が痛くなります。
そのまま放置しておくと、さらに膝の外側の負担が大きくなり、どんどん骨が削れ痛みが増す場合があります。

主な症状
・痛みに加え疲れやすくなる
・足のむくみ  

3)すね

シンスプリント

足を酷使するスポーツの場で起こりやすい疾患です。
運動によってすねに負担がかかり、脛骨を覆う骨膜が炎症を起こした状態がシンスプリントとなります。スポーツの場以外でも、ハイヒールを良く履く女性や、立ち仕事の人などもなりやすいですね。

主な症状
・脛骨のラインに沿う鈍痛   

~その他の原因~
坐骨神経痛
下肢静脈瘤
閉塞性動脈硬化症

下肢静脈瘤と閉塞性動脈硬化については第3章「代表的な足の疾患」をご覧ください。

4)ふくらはぎ

疲労によるだるさや筋肉痛、むくみなどを感じやすい場所と言えばふくらはぎ。ふくらはぎが痛いと感じる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

こむら返り

足の筋肉が急激に収縮することで、激しい痛みとなるのがこむら返りですね。いわゆる足がつった状態です。寝ている時や運動中に起りやすく、誰もが一度は経験したことがあると思います。

身体の筋肉部分ならどこでも起こりえますが、特に起こりやすいのがふくらはぎです。
収縮した筋肉を伸ばすようにストレッチすることで解消されます。
また、カルシウムやマグネシウムなどが足りていないと発症しやすいので、しっかりとカルシウムとマグネシウムを摂るようにしましょう。

急性動脈閉そく症

急性動脈閉そく症とは、動脈が急に詰まってしまう病気です。血管壁が暑くなったり、血栓ができてしまったりすることが原因です。身体の動脈ならばどこでも起こります。

主な症状
・突然の痛み
・突然のしびれ
・足が冷たくなる   

~その他の原因~
・肉離れ
・シンスプリント
・下肢静脈瘤
・坐骨神経痛
・筋肉痛

下肢静脈瘤については第3章「代表的な足の疾患」をご覧ください。

5)足首

◆足首の内側が痛い◆

有痛性外頸骨

外頸骨とは足首の内側(くるぶしの下あたり)にある骨です。過剰骨と呼ばれるいわばいらない骨なのですが、約2割の人に存在しています。靴を履くことによってこの外頸骨が圧迫されると痛みを生じる場合があります。
くるぶしの下あたりに骨のでっぱりを感じ、その部分が痛い場合は有痛性外頸骨によるものかもしれません。触ってチェックしてみましょう。

主な症状
・疝痛
・圧迫されると痛い
・捻挫を繰り返すことによって発症しやすい
腱鞘炎

腱鞘炎というと、手に起こりやすいものですが、足首も腱鞘炎になるんです。
足首が腱鞘炎になってしまう主な原因は、足首の酷使ですね。スポーツ選手など運動で足首を酷使している人に多く見られます。
また、靴による圧迫によっても引き起ることがあります。きつすぎる靴は足首を圧迫してしまいます。靴は必ずジャストサイズを履くようにしましょうね。

主な症状
・腫れ
・圧迫すると痛む
・足指先のしびれ
足根管症候群

太ももを通り、ずっと下へと降りてきた後脛骨神経はくるぶしの内側あたりで枝分かれし、さらに足裏へと続いています。
この後脛骨神経がくるぶしあたりで通るトンネルのようなものが足根管。何らかの理由で足根管が狭くなり、中を通る後脛骨神経が圧迫されると、痛みやしびれが起こります。
主な原因は捻挫、骨折、足首の変形、静脈瘤、動脈硬化などです。足首だけでなく、足裏や足先にも症状が出る場合もあります。

主な症状
・しびれ
・足が冷たい感覚
・叩くとしびれが広がる

◆足首の外側が痛い◆

捻挫(靭帯損傷)

足首の外側が痛い場合は捻挫の可能性が高いです。足首を無理な角度にひねってしまったことで、足首の外側にある靭帯が損傷された状態です。
症状が軽いのであれば、足首を固定することで徐々に治りますが、余りに痛みがひどい場合や、歩けないほどの症状の場合、脱臼や骨折を併発している可能性もあるので注意しましょう。

主な症状
・外側から前側にかけて痛い
・腫れ
・内出血

◆足首のうしろ側が痛い◆

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎

足首のうしろ側が痛い場合は、アキレス腱またはその周囲の組織が炎症している可能性が高いです。ハードな運動を長時間行ったり、立ちっぱなしなど、アキレス腱を酷使することで起る病気です。

主な症状
・腫れ
・朝起きた時に痛い
・アキレス腱を伸ばすと痛い

~その他の原因~
・偏平足
・外反母趾

6)足の甲

中足骨疲労骨折

足の指の根本部分から5本の足指を形成する骨が中足骨。
特に人差し指と中指の間の盛り上がっている部分が疲労骨折しやすい箇所です。
疲労骨折は衝撃によりポキッと折れる一般的な骨折と違い、骨に繰り返し負担がかかることで発症する骨折です。
ランニングやジャンプなど、足の甲に体重負荷がかかり続けることが原因となります。

主な症状
・腫れ
・押すと痛む
リスフラン関節捻挫

足首だけでなく、足の甲にある関節で捻挫(靭帯の損傷)が起こることもあります。
足の甲にある関節は歩行やジャンプの着地で、足が受ける衝撃を吸収する役割をしています。足の甲のアーチ型になっている部分にあるリスフラン関節は、特に衝撃を受けやすいため、捻挫にもなりやすいんです。
足に衝撃を受けやすいスポーツの場で起こりやすい怪我ですが、ハイヒールなどで甲が圧迫し続けることでも起こります。

主な症状
・腫れ
・押すと痛い
・体重をかけると痛い

同じように足の甲の関節捻挫にショパール関節捻挫があります。足の甲のアーチよりも足首に近い関節が傷む場合は、ショパール関節捻挫の可能性が高いです。

外傷性リンパ浮腫

リンパ管に浮腫(むくみ)が起きている状態がリンパ浮腫です。
外傷性リンパ浮腫は怪我によって引き起るものです。特に膝に怪我をすると足の甲にリンパ浮腫ができやすいと言われています。
膝に怪我をしたのに、なぜか足の甲が痛いという場合は外傷性リンパ浮腫かもしれません。

主な症状
・ズキズキした痛み
・腫れ
・むくみ

~その他の原因~
・痛風
・関節リウマチ
・腱鞘炎
・坐骨神経痛

痛風、関節リュウマチについては第3章「代表的な足の疾患」をご覧ください。

7)足の裏

足底筋膜炎

足の裏全体に広がっている筋肉の膜が足底筋膜です。
この筋膜が炎症を起こしている状態が足底筋膜炎となります。
炎症が起こりやすい箇所は土踏まずから踵にかけての部分ですね。マラソンやジョギングをする人、立ち仕事の人、老化によって筋力が衰えている人などがなりやすい疾患です。

主な症状
・一歩目を踏み出す時の痛みが強い
モートン病

足の中指と薬指の間が特に痛いという場合はモートン病が疑われます。
モートン病とは、指の神経が圧迫または、何らかの刺激により炎症を起こしている状態の事です。特になりやすいのが30~40代の女性です。ハイヒールや圧迫する靴を履くことが原因となる場合が多いです。

主な症状
・中指と薬指の間の痛み
・痺れ
・軽い腫れ
・足指先の感覚が鈍くなる

~その他の原因~
・足根管症候群
・偏平足
・こむら返り
・糖尿病
・魚の目、水虫、タコ

8)足全体

◆両足全体が痛い◆

糖尿病

血中の血糖値が高くなってしまうのが糖尿病ですね。糖尿病の症状の一つに足の痛みがあります。糖尿病も初期のころは症状がほとんどでません。しかし初期の糖尿病で出やすい症状が実は足の痛みなんです。
高血糖により足の血行が悪くなることで、痛みやしびれが起こってしまうんです。
悪化してしまうと潰瘍ができてしまったり、壊疽を起こしてしまう危険性があります。血糖値が高い人は足の痛みを感じ始めたら、糖尿病を疑いましょう。

主な症状
・足全体または一部の痛み
・痺れ
・足の傷が治りにくい
むずむず足症候群

じっとしていたり、横になっていると足がむずむずする、かゆいなどの虫が這っているような感覚になるのがむずむず足症候群です。むずむず足症候群は不快感だけでなく、痛みを感じる場合もあります。
正確な原因はまだわかっていませんが、神経伝達物質であるドーパミンの分泌が低下することによって引き起ると言われています。

主な症状
・足全体の不快感
・軽い痛みから激しい痛みまで個人によって差アリ

~その他の原因~
関節リュウマチ
坐骨神経痛

◆左右どちらかの片足全体が痛い◆ 

バージャー病

下肢の末端動脈の内膜が炎症を起こし、動脈が閉塞を起こして血液障害が起きてしまう疾患です。原因ははっきりと分かっていませんが、喫煙が関係していると言われています。男性の発症率が高く、年齢層では20~40代が発症の中心となっています。

主な症状
・しびれ
・足が冷たく感じる
・潰瘍、壊死
・静脈に沿っての腫れ、赤み
筋膜性疝痛症候群

筋肉に負担をかけることで筋肉痛になります。筋肉痛は数日安静にしていれば治りますが、繰り返し筋肉に負担をかけたり、血行が悪い状態が続くと筋膜性疝痛症候群を引き起こしてしまいます。

主な症状
・足の付け根から足先までの全体的な痛み、痺れ
・痛み、痺れの箇所が時間とともに移動する場合もアリ
・激しい痛み

~その他の原因~
※腰椎椎間板ヘルニア
※脊柱管狭窄症
※閉塞性動脈硬化症
※下肢静脈瘤
坐骨神経痛
急性動脈閉そく症

※については第3章「代表的な足の疾患」をご覧ください。

症状別原因

その足の痛みは何なのか?症状別に原因をまとめてみました。

1)歩かなくても痛い

・大腿神経痛(軽度)
・坐骨神経痛
・下肢静脈瘤
・糖尿病
・関節リュウマチ(重度)
・痛風
・タナ障害(重度)

2)歩くと痛いが休むと和らぐ

・大腿四頭筋炎
・股関節内転筋群炎症
・閉鎖神経痛
・脊柱管狭窄症
・閉鎖性動脈硬化症
・バージャー病(軽度)
・関節リュウマチ(軽度、中度)
・肉離れ(軽度)
・変形性膝関節症(軽度)
・肘蓋大腿関節症
・タナ障害(軽度)
・腸脛靭帯炎
・X脚
・関節水腫
・シンスプリント(軽度)
・アキレス腱周囲炎
・足根管症候群

3)眠れないほどの痛み

・大腿神経痛(重度)
・バージャー病(重度)
・関節リュウマチ(重度)
・変形性膝関節症(重度)
・痛風
・シンスプリント(重度)
・こむら返り
・モートン病
・むずむず足症候群

4)触ると痛い

・肉離れ(重度)
・大腿外側皮神経痛
・捻挫
・リスフラン関節捻挫
・足底筋膜炎

代表的な足の疾患

1)閉鎖性動脈硬化症(抹消動脈疾患)

動脈が詰まったり、固くなったりしてしまう病気が動脈硬化ですね。
その動脈硬化が足に出来てしまった状態が、閉鎖性動脈硬化症(抹消動脈疾患)です。
初期の段階では足の冷えやしびれを感じる程度ですが、症状が重くなるにつれ、安静にしていても痛みを感じるようになります。

さらに悪化すると、潰瘍ができてしまったり、患部が壊死してしまいます。最悪の場合、足の切断もありゆる病気です。
こちらの病気が疑われた場合、早めの治療が大切です。

2)頚椎症性脊椎症

加齢による椎間板の変形によって引き起る病気です。
足のしびれや痛みの他に、歩行時に足がもつれて歩きにくくなる場合もあります。転んだりすると、脊椎を損傷してしまう恐れがあるので、転倒しないように気を付ける必要があります。

3)腰椎椎間板ヘルニア

クッションの役目をしている椎間板の一部が飛び出て、周囲の神経を刺激してしまい、痛みやしびれを引き起こします。
姿勢の悪さ、腰へ負荷のかかる動作や作業、加齢によって起りやすい病気です。
コルセットをまいたり、薬物治療で良くなりますが、重度になると手術を行わなければならなくなります。

4)腰部脊柱管狭窄症

脊髄の神経が通るトンネル(脊柱管)が、何らかの原因で狭まり神経を圧迫してしまう病気です。加齢によって引き起る場合が多いです。
腰部となっていますが、腰の痛みはそれほど強くなく、足に痛みやしびれの症状が出ます。少し前かがみに姿勢をとると、脊柱管の圧迫が解け痛みが和らぎます。

5)変形性膝関節症

膝の関節部分の軟骨が変形したり、すり減ることで引き起ります。
加齢によるものの他に、骨折や靭帯損傷、外傷などからも発症する場合があります。重度になると膝を伸ばすことができなくなり、歩行が困難になってしまいます。こちらも早めの治療が必要ですね。

6)痛風(高尿酸血症) 

風が吹くだけでも痛いという意味から痛風と呼ばれています。
血中の尿酸値が高いことが続くと、尿酸塩結晶という結晶ができてしまいます。
その結晶が関節内に溜まり、急性関節炎を起こしてしまうのが痛風の正体です。
悪化すると腎不全や動脈硬化なども引き起こしてしまう怖い病気です。
暴飲、暴食、などが原因となる場合が多いですね。高血圧、高コレステロールの人は特に気を付けましょう。

7)足底筋膜炎(足底腱膜炎)

足裏に広がる足底筋膜が炎症を起こしている状態です。
特にかかと付近に症状が出やすいです。足を踏み出す一歩目が特に痛いという特徴を持っています。足裏は特に刺激を受けやすい箇所なので、放っておくとどんどん悪化してしまいます。歩く際には靴の中に足裏への刺激を和らげるヒールパットなど使うと良いでしょう。

8)下肢静脈瘤

血液が足から心臓へと戻るための静脈。静脈には血液の逆流を防ぐための弁がありますが、その機能が低下してしまうと、血液がしっかりと戻れず静脈内に溜まってしまった状態です。命の危険性がある病気ではありませんが、足に血管がポコポコと浮き出てしまい、見た目が悪いです。
症状も痛みやむくみ、だるさ、かゆみなどの不快感を伴います。
男性よりも女性に多く見られ、立ち仕事の人が特になりやすいです。

9)関節リュウマチ

中高年の女性が発症しやすい足の病気が関節リュウマチです。
免疫システムに狂いが生じ、自分で自分の細胞を攻撃してしまう免疫疾患の一つです。手足の関節に炎症を引き起こし、痛みやしびれを引き起こします。
悪化すると関節の変形や痛みが悪化してしまいます。
治療法のない難病とされていましたが、最近の医療の発達により完治までとはいきませんが、進行を食い止める治療法が確立されつつあります。

10)外反母趾

正常な足の親指はまっすぐ正面へと向いています。しかし、パンプスやハイヒールなどのつま先が尖った靴を履いていると、徐々に親指がくの字に変形し外反母趾となってしまいます。
突き出た親指の関節部分が靴に当たると、炎症を起こし痛くなります。
変形が進行すると、靴を履いていない状態でも痛みを感じるようになります。
初期の段階では、サポーターやテーピングなどで固定し矯正すると徐々に回復します。

足病変について

1)足病変とは

足病変とは足の障害や異変のことです。
水虫や魚の目といった皮膚疾患のものから、動脈硬化症、糖尿病が原因で起こる足の潰瘍や壊疽、さらには関節リュウマチなどで起こる関節の変形も足病変に含まれます。

糖尿病や透析を受けている人は、病状の悪化によって足病変もまた悪化してしまうリスクが高いです。
足病変を悪化させないためには、その原因となっている病気の治療をしっかり行うのはもちろんのこと、フットケアを行うことも大切なんです。

2)フットケアについて

足病変を悪化させないためにフットケアを行いましょう。
病院やリハビリセンターなどで適切なフットケアを行ってくれますが、自宅でもセルフフットケアを行うようにしましょう。

♥自宅でできるフットケア方法♥

足をしっかり観察し、異変は早めに見つけること

まずは毎日しっかりと自分の足を観察し、異変がないか確かめましょう。少しでも異変を見つけたら、担当の主治医に伝えるようにしましょう。

清潔にすること

雑菌が傷に侵入することで、炎症が悪化したり潰瘍、壊疽ができてしまう場合があります。足は毎日洗い清潔を保つようにしましょう。
靴下や靴も清潔なものを履くようにしましょう。

自分の足に合った靴を履く

窮屈な靴や、足に負担をかける靴を履いていると、靴擦れから雑菌が侵入してしまったり、関節が変形してしまったりします。
足病変を悪化させないためには、自分の足に合った靴、足に負担をかけない靴を履くようにしましょう。

病院に行くか悩む方へ

足が痛い時は病院へ行きましょう。たとえ症状が軽くても、実は重大な病気が隠れている場合もあります。足の痛みがなかなか治らないといった場合はたとえ軽い痛みであっても必ず病院へ行きましょう。

まずは整形外科へ

病院のどの科を受信すればよいかわからない場合はまず整形外科へ行きましょう。
捻挫や骨折などの外科的な治療はもちろん、関節の変形や神経系疾患、腫瘍なども診療してくれます。整形外科で診察をした結果、専門分野でない場合は、その病気の治療を行う専門科を紹介してくれます。
足が痛い場合はまず整形外科を訪れましょう。

整体、接骨院はNG

整体院や接骨院は医療機関ではないため、足の痛みのもととなっている原因を明白に突き止めることはできません。レントゲンや諸検査などの原因を突き止めるための医療行為は禁止されていますからね。
足の痛みの原因が不明な場合は、整形外科で原因を明白にするのが重要です。
原因が判り、その治療に適しているのが整体院や接骨院だということならば、そちらに通うようにしましょう。

最後に

単なる足の痛みだと思っていても、じつはその症状は体に隠れている病気からのサインかもしれません。
冒頭でも述べたように足は第二の心臓と呼ばれているほど重要なパーツです。
足を守るということは、すなわち身体を守るということになります。
健やかな毎日を過ごすためにも、足の痛みの原因を知り、適切な治療を受けましょう。

本記事は、2016年8月24日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。