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足の付け根が痛いのはナゼ?放っておくと怖い隠れた病気をチェック!

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自分に素直に生きることをモットーにしています。

2016年11月24日更新 | 2,269 views | お気に入り 39

目次

足の付け根の役割とは

足の付け根とは股関節をスムーズに動かすためにあります。また、足や身体を動かし、上半身を支えるという大きな役割を果たしています。

足の付け根に隠れた病気・原因<位置別>

足の付け根が痛い!というのは結構つらいものです。そして、この痛みに病気が隠れているということもあるようなので、痛みに悩んでいる方は注意が必要です。足の付け根でも、前、後ろ、内側、外側のどの箇所が痛むのかがどんな病気が隠れているかの判断基準となります。

1)足の付け根「前側」

 いわゆる太ももの前側ですが、この場所が痛むときには、坐骨神経痛、大腿神経痛、大腿四頭筋炎、鼠径ヘルニア、股関節症を発症していることがあるようです。もしくは、単なる筋肉痛がひどかったり、長引いていたりすることもあります。運動不足という人は日ごろ使っていない筋肉を使うと筋肉痛になりやすいので、区別が必要です。

足の付け根の前側が痛む原因
  • 筋肉痛
  • 坐骨神経痛
  • 大腿神経痛
運動不足による筋肉痛から、坐骨神経痛や大腿神経痛などの病気もあります。

2)足の付け根「後ろ側」

 足の付け根の後ろ側というと、お尻の部分や太ももの部分に当たりますが、両方にまたがっているような広範囲のこともあります。この場所が痛むという場合は、椎間板ヘルニアの可能性が高いようです。よく聞く椎間板ヘルニアですが、イメージとしては腰が痛むと思ってしまいがちです。しかし、このように足の付け根の後ろ側が痛み出すということも多いようです。この他にも、がんの症状で足の付け根の後ろ側が痛むというものもあります。痛みがだんだんひどくなったり、明らかに体調が悪い、これまでとは違うという場合はすぐに病院で検査してもらいましょう。(内因性の病気は全体の約1%~2%見られます)

足の付け根の後ろ側が痛む原因
  • 椎間板ヘルニア
  • がんなどの内因性のもの(全体の1~2%)
★椎間板ヘルニアで痛む箇所★

・足首
・片足
・痛みはないが、しびれる

圧迫される神経によって、症状や痛みやしびれの場所は異なります。

3)足の付け根「内側」

 いわゆる内側というと股関節のイメージが強いですが、あらゆる関節や骨があります。ですから、足の付け根の内側が痛む原因もその他の箇所に比べて多くあるのです。

足の付け根の内側にある関節や骨の中には、あまり聞きなれないものもあるでしょう。股関節が痛い病気として、変形性股関節症、鼠径ヘルニア、関節リウマチが多いと言われています。また、妊娠や出産などの女性に限定された原因も多いので、女性に多い痛み=足の付け根の内側の痛みというイメージがあるようです。しかし、最近では頻繁に激しいスポーツをしている男性(女性もですが)にも足の付け根の内側の痛みを訴える人が多くなっています。

足の付け根の内側が痛む原因
  • 妊娠や出産
  • 激しいスポーツ(マラソンやサッカーなど)
  • 変形成股関節症
  • 鼠径ヘルニア
  • 関節リウマチ
その他の箇所の痛みに比べると、原因となる症状や病気が多彩という印象があります。

痛みと同時に、椅子で足を組むのが痛くてできなかったり、夜間に痛みが増すことが多いので、痛みで眠りにつけないということがあります。

4)足の付け根「外側」

 足の付け根の外側の痛みは、骨盤の出っ張ったところを指す人もいれば、骨盤の出っ張ったところから、太ももの中間くらいまでというような広範囲を指すという人もいます。この場所が痛むということは、関節が原因ということもありますが、股関節やその周辺を覆っている筋肉に原因があるということもあります。

 
中殿筋や大腿筋膜張筋について
股関節を覆っている中殿筋や大腿筋膜張筋、この筋肉が痛むという場合は骨盤の出っ張った辺りが痛むということが多いようです。体重が掛かったときに痛むということが多いのが特徴としてあります。片足に比重をかけて立つクセがある人はこの筋肉が痛みがちです。
足の付け根の外側が痛む原因
  • 中殿筋や大腿筋膜張筋の疲労
  • X脚

靴のすり減り方で分かること

毎日よく歩くという人は分かっていると思いますが、靴のすり減り方には人それぞれ特徴があります。靴のすり減り方でその人がどこに体重をかけて歩いているかということが分かりますし、そのことによって、足の付け根の痛みが出る場合にも特徴があります。

靴が一方だけがすり減る場合

体重がそちらに掛かりすぎている。身体の歪みを起こしている可能性が高い。

靴が両方同じくらいすり減る場合
  • 内側がすり減る~体重を身体の内側にかけている
  • 外側がすり減る~体重を身体の外側にかけている
身体の内側、外側どちらに体重をかけているかによって、股関節に痛みを生じたり、中殿筋に痛みを生じたりと痛む箇所も変わって来ます。

足の付け根に隠れた病気・原因<症状別>

足の付け根に隠された病気、もしくは原因を症状別に見て行きましょう。足の付け根に痛み+しこりがある場合と、痛み+しびれがある場合についてまとめています。痛みという点は共通していますが、痛みだけではなくしこりやしびれを伴う場合があります。自分の症状について今一度見つめてみましょう。

1)痛み+しこり

 痛みというものは主観的なものですから、感じ方もそれぞれ違って来ます。しこりに関して言えば、まずは主観で感じたら家族や友人に触ってもらうと、まずは間違いないでしょう。コリコリとしたものを皮膚の下に確認できますが、大きさや個数などについては個人差もあるかと思います。

 弾力のあるしこり

弾力性のあるしこりができる場合はリンパ節の腫れている可能性があります。硬さはどちらかと言えば柔らかいと感じます。この場所のリンパ節が腫れるというのは、あらゆる原因が考えられます。

  • 外陰部への感染症
  • 性感染症
  • 足の付け根の毛穴に細菌が侵入
  • ニキビのようなもの
  • アテローム(粉瘤)~皮膚の下に袋状の嚢腫ができる。
例えば、痛み+しこり+かゆみというような場合は性感染症の可能性が高くなります。性行為を行うときはコンドームを使うもしくは、性行為そのものを避けるようにしましょう。
押すとへこむしこり

鼠径ヘルニアの可能性が高くなります。いわゆる「脱腸」です。この脱腸にも種類があり、どの部位が弱くなって飛び出して来ているかによって変わります。鼠径ヘルニアについては、事項の足の付け根に隠された病気で詳しく説明します。

だんだん大きくなるしこり

しこりがだんだん大きくなるということがあります。この場合は体内で何らかの炎症が起きているサインです。悪性リンパ腫という病気がありますが、この病気はがんの一種で、痛みはさほど感じることがなく、大きくなって行きます。この他の場合にも重篤な何らかの感染症を起こしている場合も考えられます。

全身症状(発熱、体重減少、寝汗など)がある場合はすぐに医師に診察してもらいましょう。
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に区別されます。ホジキンリンパ腫は20代と60代に発症のピークがあります。

2)痛み+しびれ

 痛みに伴ってしびれる場合があります。このような場合には、足の付け根の痛む場所だけがしびれるという場合と、しびれそのものが広範囲に渡っているということがあります。しびれくらい平気と自己判断してしまい、何もせずにそのままという人も多いようです。しびれの程度がひどくなって病院に行ったら病気の程度がかなり進んでいたという場合もあるようです。いずれにしても、自己判断せずに一度医師に診てもらうようにしましょう。

このしびれを伴う痛みですが、坐骨神経痛に多いと言われていますが、糖尿病の初期にもこのような症状が出ることもあります。尿路結石の症状のひとつでもあるので注意が必要です。

尿路結石
血尿やしびれを伴いますが、一番つらいのは痛みだと言われています。30代~60代の男性に多いですが、女性にも患者はいます。(男女比約2.5:1)近年増加傾向にあり、10人に1人はかかる病気となっています。

足の付け根に隠れた病気・原因<詳細>

足の付け根に隠された病気の原因について見ていきましょう。足の付け根の痛みやしびれなどが症状として考えられる病気は私たちがこれまで聞いたことがある病名ばかりではありません。中にははじめて聞くような病気の症状のひとつが足の付け根の痛みということもあります。主な病気や状態を紹介しましょう。

1) 坐骨神経痛

 坐骨神経痛とは、一般的な腰痛と一緒にされやすいようです。しかし、両者は似ているようで違っており、腰痛は腰やお尻にのみ痛みを感じるものです。一方、坐骨神経痛はお尻や下肢に痛みや重さを感じます。坐骨神経そのものが長い神経であるので、お尻より下肢に痛みを感じることが多いでしょう。

立ったり歩いたりしているときは大丈夫なのに、座ると痛みを感じることが多いのですが、あまりにひどくなったり、急性の場合は歩くことも立つこともできなくなります。排尿や排便の障害を起こすということもあります。

原因

原因不明という場合が約85%とされており、その他の15%は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症から坐骨神経痛を訴えるというものです。

治療法

レントゲンやMRI、CTなどで原因の特定をした後に治療が決定します。

痛み止め
痛みが強いという場合が多いので、薬を処方されることが多いでしょう。内服薬や座薬の処方が多いようです。注射で痛みを取るという方法もあり、硬膜外ブロック注射や神経ブロック注射が行われることもあります。
手術
かなり症状がひどいときに行われることもあります。
リハビリ★
運動指導や超音波や低周波などの治療を組み合わせます。

坐骨神経痛は日本での患者数が約1300万人いると言われており、患者数は年々増加傾向にあります。原因となる椎間板ヘルニアなどの患者が加齢にともなって多くなって来ていることが現在の状況としてあります。

2)変形性股関節症

 骨の変形が生じる病気です。この病気には初期、進行期、末期に分かれており、もちろんですが初期の段階で気が付くことが大切です。非炎症性の進行型の病気と言われています。

原因(先天性のこともある)

日本人には、先天的に股関節の作りに少し問題のある人がいて、そのような人が加齢に伴って症状が出てくるということもあります。このような人は10代や20代のときには何ら問題なく過ごしている人が多いようです。30代~40代にかけて発症することが多いと言われています。患者は女性に多く、その理由は女性は元来関節が緩い上に筋力が低いということや、骨盤が横に広いので股関節に負担を掛けやすいことが言われています。また、長期間繰り返される負担やけがが主な原因です。

初期の症状

足の付け根、お尻、膝の上あたりの広い範囲にかけて重い感じがしたり、こわばったりします。歩くことに支障はありませんが、長時間の歩行や階段の昇り降りで痛みが起こる程度です。

これを放置することによって、長時間の歩行や階段の昇り降りをしなくても痛みが起きます。いわゆる、常に痛みがある状態となるのです。

治療法

関節リウマチやその他の膠原病に似ているということから、それらを除外するために血液検査を行います。(関節リウマチや膠原病は血液検査で診断可能なため)CTやMRIを使って検査を行うこともあります。

痛みのコントロール
体重が重い場合は体重のコントロール、杖を使ったり、湿布、塗り薬、痛み止めなどあらゆる痛みのコントロール方法があります。
手術
股関節が変形していたりする場合は、人工股関節手術が行われることがあります。

その他の手術として、骨切り手術、骨盤や大腿骨の形を変える手術、関節固定術などがあります。

3)バージャー病

Leo Buergerによって報告されたことから、発見者の名前を取って、バージャー病と名前が付いています。あるいは、ビュルガー病と呼ばれることもあります。患者数は国内で約1万人と言われており、男女比10:1と男性に多い疾患です。主に20代~40代での発症が多いとされています。下肢に末梢動脈の内膜の炎症を起こし、血流障害を生じます。歩行困難を起こしたり、皮膚に潰瘍を作るなどあらゆる症状が起きます。閉塞性血栓血管炎と呼ばれることもあります。

 原因

 患者の9割が喫煙をしていることから、タバコが原因と言われています。受動喫煙での影響もあることから、ほとんどの例でタバコが関係しているようです。最近は、歯周病菌との関連も注目されています。

遺伝的な素因を持っていると発症しやすいと言われています。

治療法

 まずは禁煙です。投薬では、抗血小板薬や血流改善薬、抗凝固薬などの薬剤を投与します。治療は禁煙あってこそ効果を発揮します。

日常生活では極力冷やさないようにすること、傷を作らないよう配慮することが必要です。(靴擦れなど)

禁煙が守れないと投薬の効果もないどころか、病気は悪化すると言われています。

4)グロインペイン症候群

 鼠蹊部痛症候群とも呼ばれる病気です。有名サッカー選手の多くがこの病気に罹患しており、サッカー選手の職業病とも言われています。サッカー選手だけでなく、子供さんであってもサッカーをしている場合にどうしてもなりやすいようです。安静にしていると痛みが引きますが、再びサッカーをすると痛みを起こす・・・繰り返しやすい病気でもあります。病気そのものは、10代~30代までのサッカーをしている人に多いようです。

原因

足首の捻挫、足の打撲や肉離れ、腰痛などがありながら、それをかばって無理をしてプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。体幹から股関節周辺の無理な使い方や筋力の低下で痛みと機能障害が起こります。
また、片足で立ってキックを多くするサッカーのスタイルそのものが、この病気の引き金になっているということは否定できません。

治療法

 安静にすることが一番ですが、スポーツをしているとなかなか難しいことかもしれません。しかし、無理な状態でスポーツをすると痛みが復活することが分かっています。電気治療やマッサージ、ストレッチなどでは治療法としては不十分であり、体幹の筋肉を鍛えるようなリハビリが必要です。

足首の捻挫などのけがをした場合に、完治していないのにスポーツをするということを防ぐことでこの病気の予防は可能です。

サッカーの中村俊輔選手はこの病気で手術をしたことで有名ですが、手術までするという人は珍しいようです。プロならではと言ったところでしょう。

5)スポーツ障害

原因

 スポーツによる足の使いすぎで発症するものです。使いすぎ症候群とも呼ばれています。腱、靭帯あるいはその付着部、関節軟骨をはじめとする関節構成体や骨などに負荷をかけすぎることで起こります。スポーツを極めるという人には避けて通れないものなのかもしれません。

特に成長期の場合は、このスポーツ障害が起きやすくなるので注意が必要です。これは、骨や筋肉が成長期はまだ柔らかいためにスポーツ障害が起きやすくなるという理由です。

治療法

 接骨院や針きゅうの治療を行うという場合が多く見られます。手技治療や、カッピング、骨盤矯正をはじめ、超音波治療など効果的な機器を用いた治療法も実践されます。また、整形外科では、医師を筆頭に理学療法士らのチーム体勢が整っているところがよりよい治療ができるでしょう。

肉ばなれ、腱断裂、靭帯損傷や骨折などはスポーツ障害ではなく、外傷とされており、区別が必要です。しかし、疲労骨折はスポーツ障害に属します。
疲労骨折★
普段なら1度の負荷では骨折が起こらないようなちからが、繰り返し同じ箇所に負荷が起こることによって、骨繊維の結合の中断を起こして最終的には明らかな骨折を起こすものを指します。特に下肢に起こりやすく、全体の半数です。

6)関節リウマチ

 よく「リウマチ」と呼ばれますが、骨や関節などに痛みを生じる病気です。痛みと身体の炎症を起こす毒素が身体のあちこちに流れて行って、その場所で症状を引き起こすものです。関節の内面をおおっている滑膜という膜に炎症が起こることで、軟骨や骨が破壊されていきます。日本では、60万人~70万人いるとされており、その多くは女性です。特に30代~50代での発症が多いようです。女性の方が男性の約5倍かかりやすいと言われています。リウマチと言うと中年期以降の女性のイメージが強いのもこのためでしょう。

骨や関節のみに問題がある場合と、内臓疾患を伴うものがあります。


出典元:http://www.hamana-seikei.com/main/riumachi/%e9%96%a2%e7%af%80%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%83%9e%e3%83%81/

原因

 遺伝的な素因はあるようです。
免疫の異常は明らかであり、免疫の異常によって滑膜炎を引き起こし、関節を破壊するのですが、その中心的な役割をサイトカインが果たしていることが明らかになっています。また、喫煙をしていると発症しやすいといいうことも言われています。

サイトカイン
免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質です。多くの種類がありますが、特に免疫、炎症に関係しているものが多いようです。
治療法

 早期発見ができれば治療がしやすいと言われています。これは、一度壊れた関節が元には戻りにくいために言えることです。

消炎鎮痛薬、ステロイド薬、抗リウマチ薬を使いますが、これらの薬には副作用もあるので注意が必要です。十分な説明を受けて納得してから使用するようにしましょう。

リハビリや手術が行われることもあります。歩けないくらいの痛みがある人が手術を受けることで歩行ができるようになります。

7)糖尿病

 慢性の高血糖状態を引き起こす病気です。血液検査で血糖値が高くなることで発見されることが多いようです。1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病があります。1型は1万人に1人の発症であり、子供の頃に分かることが多いものです。糖尿病の多くは2型であり、糖尿病の98%がこれに該当します。家族性のものが多く、40歳以上に起こりやすいタイプです。最近の統計では、50歳以上の約10%が2型糖尿病です。さまざまな合併症が怖いと言われており、網膜症、腎症、神経障害などがあります。

原因

 遺伝性の場合もあります。しかし、多くは生活習慣に問題がある場合が多いようです。運動不足、食事内容に問題がある(食べ過ぎ、飲み過ぎ)ことが多いので、生活習慣の見直しが指導されます。

治療法
1型は生涯にわたって、インスリン治療が必要です。

2型では、食事療法や運動療法のみで不十分な場合は、インスリンに効果を発揮する薬剤の使用、ブドウ糖の吸収を遅らせる薬剤が必要です。

8)鼠径ヘルニア

 よく言われる「脱腸」のことです。太ももや足の付け根のことを鼠径と呼ぶことからこのような病名になっています。お腹にあるはずの腹膜や腸の一部が鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくるものです。初期の場合は出て来ている腸を押せば元に戻るでそのままにしがちですが、進行すると小腸が出てきたりして痛みを伴います。痛みと嘔吐がある場合は急いで手術することが必要です。40代以上の患者が多く、男性が約80%です。患者数は推定14万人とされています。

原因

 患者は子どもより大人に多くいます。加齢を伴って、筋膜が衰えてくると鼠径管の入り口が緩んできます。お腹に力を入れた時などに筋膜が緩んでできた入り口の隙間から腹膜が出てくることが原因です。

立ち仕事の人、便秘症の人、肥満の人、前立腺肥大の人、咳をよくする人はなりやすいと言われています。男性の方が多いのは、鼠径管が女性に比べて狭いため、腸が出て来やすいのです。

治療法

 有効な薬物療法はなく、手術をすることが治療法です。

9)妊娠

妊娠をすることによって、初期の段階で足の付け根が痛む人はわずかですが、妊娠後期にはこの症状に悩まされる人が多くなります。

原因

 妊娠初期の場合は、子宮が大きくなることや、骨盤が広がって行くことにより、足の付け根が痛むことがあります。ホルモンバランスが変化することによって、筋肉や靭帯に変化が起きます。痛みはチクチクとしたり、引っ張られたりするような痛みです。

妊娠後期の場合は、出産が近づいていて骨盤が緩くなることで痛みを感じます。歩いているとき、立ったり座ったりするときに痛みを感じる人が多くいます。

治療法

 妊娠初期の場合は立ちっぱなしを避けて、座れるときは座ること。骨盤ベルトを早めに着けることが効果的です。あまり頑張らずに休息を取るようにしましょう。

妊娠後期の場合はマタニティヨガや、患部を温めるなどが効果的です。あまりにも痛みが激しい場合は、医師の診察を受けましょう。

10)産後

 産後にも足の付け根が痛むという人がいます。赤ちゃんのお世話だけでも大変ですから、痛みから解放されたいものです。産後の足の付け根の痛みについては治るまでにかなり個人差があるようです。数ヶ月単位という人もいれば、数年単位という人まで。その間に次の妊娠をしてしまって、慢性的に足の付け根の痛みに悩まされるという人もいます。

原因

 骨盤や子宮、靭帯の伸びによって痛みが起きます。出産したばかりで、骨盤や筋肉は元に戻っていないことが多いので、どうしても痛みが起きやすいようです。

治療法

 ストレッチをしたり、骨盤ベルトをするのが効果的です。骨盤の安定のために、産科で骨盤ベルトを付けることを促されると思いますが、季節によっては暑くて大変かもしれません。しかし、痛みが続く方が大変なはず。骨盤ベルトをしっかり装着しましょう。

骨盤が安定してくるに従って痛みが治まって来ます。

11)日常生活

 普段何気なく行っている日常生活の行動が実は足の付け根の痛みに関係しているということがあります。心当たりがあるという人、今からでも遅くありません。改善できることは改善して行きましょう。

原因
  • 片方に体重をかけて立つクセがある
  • 足を組むクセがある
  • 姿勢が悪い
  • 長時間座りっぱなしが多い
  • 歩き方に特徴がある(個性的な歩き方)
治療法

 多くは自分のクセを知っていることが多いようです。ここは心して直していく方がいいでしょう。歩き方については、周りに言われないと分からないという人もいるようです。普段から姿勢を良くしていくことを念頭に置けば立ち方や姿勢も改善されていくでしょう。

受診診療科

 足の付け根が痛い場合、どの診療科を受診したらよいのでしょうか。症状に応じて受診する診療科も違って来るようです。

一般的には整形外科ですが、スポーツ障害と思われる場合は接骨院や鍼灸院の方が良い場合もあります。また、発熱などその他の症状を伴う場合には、内科の方が良い場合もあります。

一般的には整形外科や接骨院、その他の症状がある場合は内科

足の付け根ケア

1)ストレッチ

 足の付け根はケアして行くことが大切です。足の付け根の痛みを感じていない人も、将来的なことを見据えて、隙間時間にでもストレッチを行うようにしましょう。既に痛みがあるという人にも効果的なストレッチです。


出典元:https://www.youtube.com/watch?v=f65gRRVzQeo

和歌山県の整体院のイケメン先生が優しくストレッチ方法を教えてくれます。

2)マッサージ

 足の付け根の痛みをほぐすマッサージがあれば実践したいと思っている人も多いことでしょう。簡単にできるセルフマッサージであれば、テレビを観ながらでも行うことができます。

血流を良くすること!!

足の付け根の痛む箇所を温めることで血流が良くなり、痛みの緩和が可能です。このマッサージはむくみを取ったり、足を細くする効果のあるマッサージですが、血流を良くして痛みを取るという意味では足の付け根の痛みを取ることも可能です。


出典元:https://www.youtube.com/watch?v=Gs67GUFxVdU

ツボ


出典元:http://www.reikipuncture.com/ease-knee.html

足の付け根の痛みに効果的なツボです。この場所を温めるだけでも効果があります。

最後に

 足の付け根の痛み、実は筆者も感じることが多くなって来ました。足の付け根の痛みがあらゆる病気の初期の段階だということは注目して行きたいですね。病気そのものは初期で見つかる方が進行を緩やかにしたり、改善できる可能性も高いようです。毎日のようにはたらかされている足の付け根、これからは感謝しながら痛みについても考えて行きましょう。同時に、今日からでもできるストレッチやマッサージ法は実践して行くようにしましょう。

本記事は、2016年11月24日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。