綺麗のトリセツ

美容専門ハウツーサイト女子力UP!ウェブポータル

綺麗のトリセツ

掲載中のトリセツ記事数 2,740 記事

首がかゆいのはナゼ!?原因と対処法を調査!

著者情報

楽しいことを見つけるために、日々いろいろ模索しています。新しい健康法やビューティレシピを試したり、作ったりするのが好き。

2017年1月24日更新 | 1,509 views | お気に入り 14

首は皮膚が薄くデリケートなパーツです。掻きむしって皮膚を傷めてしまう前に、かゆみの原因を知りましょう。今首のかゆみが気になっている方のために、首のかゆみの原因とその対処法を紹介します。

目次

アレルギー

雑菌やウイルスなど何らかの外敵から体を守るのが「免疫システム」です。私たちの体に備わったいわゆる防御力ですね。
その免疫システムが体に害のないものに対して過剰に反応し、本来守るべき自らの体を傷つけてしまうのがアレルギーです。
アレルギーになると体にいろいろな症状が現れますが、その症状の一つにかゆみがあります。体のあらゆる部分にかゆみが起こりますが、特にかゆくなりやすいのが首です。

人にアレルギー反応を起こさせる物質は多々あります。
首がかゆくなるアレルギーには主にどのようなものがあるのでしょうか。

1)金属アレルギー 

金属に含まれている物質が皮膚に触れることでアレルギーが起こる場合があります。
汗に触れて溶けだした金属物質が、皮膚のタンパク質と結びつくとアレルゲン(アレルギーを引き起こす素)となり、皮膚にアレルギー反応が起こってしまいます。

首がかゆくなる原因としてはネックレスやチョーカーによることが多いですね。
素材となっている金属の種類によっては金属アレルギーが起こり、首がかゆくなってしまいます。
アクセサリーの他にも、トップスのジッパーや金属製のボタンなどが首の皮膚に直接触れてしまうと、アレルギーを引き起こしてしまう場合もあります。

主な症状
・かゆみ
・発疹
・水膨れ
・赤く腫れる

金属アレルギーの特徴は「金属に触れた部分だけ反応が起こる」という点です。首全体ではなく、ネックレスなどの金属が触れた部分にだけ症状が現れます。

対処法

◆金属に触れない◆
金属アレルギーは一度なってしまうと治すことはできません。その後はうまく付き合っていくしかありません。
再び金属アレルギーを引き起こさないためには、アレルギーを引き起こすもととなった金属には皮膚が触れないようにすることが大切です。

市販薬に注意!

ドラッグストアなどで市販されているかぶれや発疹に効く軟膏を使うことで、かゆみなどの症状が良くなることもあります。
しかし、市販されている軟膏の中には成分に金属が含まれているものもあります。
金属が含まれている軟膏を塗ることで、症状が悪化することもあります。市販の軟膏を使う時には金属成分が入っていないか確かめましょう。どうしても不安な場合は市販薬は使わないようにしてください。

2)食物アレルギー

食べたものがアレルゲンとなり、アレルギーの症状が起こってしまうのが食物アレルギーです。
食物アレルギーにはいろいろな症状がありますが、皮膚の症状として代表的なのがかゆみですね。首は他の部位に比べて皮膚が薄く弱いため、アレルギーによるかゆみが引き起りやすくなっています。

★即時型アレルギーと非即時型アレルギー★
アレルギーは症状が現れるまでの時間によって、即時型と非即時型に分かれます。

即時型アレルギーは、アレルゲンとなる食べ物を食べてから数分~数十分といった短い時間で症状が現れます。すぐに症状が起こるので、アレルゲンの特定がしやすいです。

それに対し非即時型アレルギーは、アレルゲンとなる物を食べてから数時間~数十時間経ったころに症状が現れます。そのためアレルゲンとなった食べ物を特定するのが難しくまた、アレルギーだと気づきにくいです。
もともとアレルギーを起こしやすい体質の人は、原因が分からず首などがかゆくなったら非即時性アレルギーの可能性も考慮しましょう。

主な症状(皮膚症状)
・かゆみ
・発疹
・むくみ
・湿疹
・皮膚が赤くなる
対処法

◆アレルゲンとなる物を食べない◆
当たり前ではありますが、アレルギーを起こさないためにはアレルゲンとなる物は食べないようにしましょう。
子供の場合は成長とともにアレルギーが改善されることがありますが、大人で発症してしまった場合は完治することは難しいです。
生活する上ではアレルギーを引き起こさないことが大切です。

3)花粉アレルギー

花粉が体内に入ることで免疫システムが過剰反応しアレルギー反応が起こります。目や鼻に症状が出やすいですが、人によっては首がかゆくなる場合もあります。

主な症状(皮膚症状)
・かゆみ
・皮膚のかさつき
・赤み

花粉皮膚炎

皮膚のバリア機能が低下している時、花粉が皮膚に付着することで花粉皮膚炎を引き起こすことがあります。目の周りや鼻周辺に起こりやすいですが皮膚が薄くバリア機能が低下しやすい首にも症状が現れやすいです。

主な症状
・かゆみ
・皮膚のかさつき、粉吹き
・赤く細かい湿疹
対処法

◆保湿◆
皮膚のバリア機能が低下することで引き起りやすくなる花粉皮膚炎。
肌が乾燥しているとバリア機能も低下してしまいます。バリア機能を低下させないためには保湿が重要です。ボディクリームやフェイス用化粧水、乳液などでしっかりと保湿しましょう。

◆ショールでガード◆
花粉が首に触れないようにすることも大切です。
ハイネックのトップスを着る、首をガードするためのショールやマフラーを着用するなどして、首に花粉が触れないようにしましょう。
また、素材にも気を付けましょう。繊維の粗い素材の場合、かえって皮膚を傷つけてしまうことがあります。コットンやシルクなどの繊維が柔らかく皮膚を傷つけにくいものを使いましょう。

病院での主な治療法
・ステロイド薬、非ステロイド薬、免疫抑制薬・抗ヒスタミン剤などによる薬物療法

湿疹・皮膚炎

1)アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う発疹が体にでき、症状が改善してもまた再発を繰り返してしまう・・・。
それがアトピー性皮膚炎です。
子供の場合、アレルギーと同じく成長と共に改善されることもありますが、細菌は大人になってから再発してしまうケースが増えています。
再発してしまう原因はストレス、たばこ、飲酒、アレルギーなど様々です。

大人の場合、顔や首、胸など搔きむしってしまいがちなパーツに症状が現れやすいです。掻きむしってしまうことで症状はさらに悪化してしまいます。

主な症状
・かゆみ
・皮膚のかさつき
・鱗屑(フケのような白い粉が出る)
・赤い腫れ
・ただれ
対処法

◆ストレスを溜めない◆
大人のアトピー性皮膚炎の場合、ストレスが要因になっていることが多いです。症状を改善させるためにはストレスを溜めないようにしましょう。

しかし、「ストレスを溜めないようにしよう!」と強く思い詰めるとかえってストレスを溜めることになってしまうことも・・・。
現代社会においてストレスを溜めないということはとても難しいですね。自分に合ったストレス解消法などを用いて、ストレスを溜めないようにしましょう。

◆洗浄と保湿◆
皮膚に刺激を与えてしまうほこりやダニ、汚れなどはきれいに洗い流しましょう。
洗い流した後は、皮膚のバリア機能を高めるために必ず保湿を行いましょう。

◆掻きむしらない◆
アトピー性皮膚炎はかゆみが強いためついつい掻きむしってしまいます。しかし掻きむしり続けると症状がどんどん悪化してしまいます。
どんなにかゆくても掻きむしらないようにしましょう。眠っている時に無意識に掻きむしってしまうこともあります。就寝時は掻きむしり防止のために、皮膚を覆う下着を着るのも良いですよ。

病院での主な治療法
・ステロイド薬、非ステロイド薬、免疫抑制薬・抗ヒスタミン剤などによる薬物療法
・食事、生活指導

2)接触性皮膚炎

★アレルギー性接触皮膚炎と刺激性接触皮膚炎★
接触皮膚炎は大きく2つに分かれています。アレルギーを引き起こす物質に触れることで起こるのがアレルギー性接触皮膚炎です。
金属に触れて起こる金属アレルギーはアレルギー性接触皮膚炎に分類されます。

アレルギー性接触皮膚炎の症状と対処法は1章「アレルギー」を参照してください。

もう一つの接触性皮膚炎が刺激性接触皮膚炎です。刺激性のある物質に触れることで起こります。
首に症状が出る場合に考えられる原因には「パーマ液」「カラー、ブリーチ剤」「強力な石鹸、洗剤」があります。

主な症状
・かゆみ
・赤い腫れ
・熱傷のような大きな腫れ
・ヒリヒリした痛み
対処法

◆すぐに水で洗い流す◆
原因となっている物質をすぐに洗い流しましょう。また今後は極力原因物質には触れないようにしましょう。

病院での主な治療法 
ステロイド薬、非ステロイド薬、免疫抑制薬・抗ヒスタミン剤などによる薬物療法

3)脂漏性皮膚炎

マラセチア菌 というカビ菌が異常繁殖し、皮膚に炎症を起こしてしまうのが脂漏性皮膚炎です。マラセチア菌は皮脂をエサとして増えるため、頭皮や顔などの皮脂が多いパーツに起こりやすいですが、耳の後ろや首回りにも発祥することがあります。

★首は汚れが溜まりやすい★
首には細いシワが多く、そのシワに汚れや皮脂が溜まりやすいです。
他にもシャツの汚れが付着しやすかったり、汗をかきやすかったりと、意外と汚れや皮脂が溜まりやすくなっています。そのため脂漏性皮膚炎にもなりやすいんです。

主な症状
・かゆみ
・湿疹
・肌のかさつき
・フケのような粉吹き
・紅斑(皮膚が赤くなる)
対処法

◆病院での治療◆
自然治癒しにくい皮膚疾患のため、病院で的確な治療を受けることが基本となります。
放っておくと悪化するだけでなく、慢性化してしまう恐れもあるので、脂漏性皮膚炎が疑われる場合は早めに病院へ行くようにしましょう。

◆ビタミンB群を多く摂る◆
病院でもビタミン剤を処方されることがあります。
ビタミンB群は皮脂の分泌を調整し、皮膚の健康を維持します。食生活においてもビタミンB群を多く含むものを食べるようにしましょう。

ビタミンB群を多く含むもの
・レバー
・うなぎ
・卵
・納豆
・牛乳 など

病院での主な治療法
・ステロイド外用薬・抗真菌薬などの薬物治療
・ビタミン剤の服用
・抗ヒスタミン薬の服用(かゆみが強い場合)

4)ビダール苔癬(たいせん)

首の後ろ(うなじ)にできやすい皮膚疾患です。その原因はまだ明らかにはなっていませんが、皮膚が何らかの刺激を受けることで発症するとも言われています。男性よりも女性の発症率が高いです。

~発症原因とされるもの~
・服の擦れ
・シャンプーなどの洗浄剤のすすぎ残し
・ヘアケア剤の付着
・紫外線、乾燥
・ネックレスなどのアクセサリー

主な症状
・かゆみ(強い場合もアリ)
・赤いポツポツ(丘疹)

掻きむしり続けると小さなポツポツだった丘疹が集まり、大きな紅斑になってしまうことがあります。

対処法

◆刺激を避ける◆
刺激によって発症、悪化をしてしまうので、まずは皮膚が刺激を受けないようにしましょう。服は繊維が柔らかいものを選び、洗い残しやヘアケア剤の付着にも気を付けましょう。

◆飲酒や香辛料を控える◆
血行が良くなり、体が温まることでかゆみが強くなってしまいます。飲酒や香辛料は血行を良くし、体を温める作用があります。
血行が良くなることは基本的には体にとっても良いのですが、ビダール苔癬の症状がある時には、飲酒や香辛料を控えるようにしましょう。

また、入浴の際体が温まるとかゆみが増す場合があります。症状が軽くなるまでは長時間の入浴も控えたほうが良いかもしれませんね。

病院での主な治療法
・ステロイド外用薬
・抗ヒスタミン薬の服用

あせも

皮下に汗が溜まり、汗管から漏れ出した汗が水ぶくれ、炎症などを起こしてしまうのが「あせも」です。
首は汗をかきやすく、汚れも溜まりやすいパーツです。そのため「あせも」になりやすいです。

あせもは大きく分けて3種類あります。それぞれの症状と特徴をまとめました。

1)水晶様汗疹

皮膚の比較的表面に近いところに汗が溜まってできてしまうのが水晶様汗疹です。透明っぽい小さなプツプツができるだけで、かゆみはほとんどありません。

2)紅色汗疹

一般的に私たちが知るあせもが「紅色汗疹」です。水晶様汗疹よりも皮膚の深い部分でできるため、水膨れや炎症といった症状が出ます。

3)深在性汗疹

紅色汗疹よりももっと皮膚の深い部分でできるのが「深在性汗疹」。
紅色汗疹のように赤いプツプツは出来ず、皮膚が白く盛り上がった発疹が出来るのが特徴です。
深在性汗疹になると、汗を表皮へと流すための汗管が閉鎖し汗をかけなくなってしまいます。そのため熱が体内にこもり熱中症のような症状(ほてり・めまい・だるさなど)も現れます。

あせもの対処法

◆汗が溜まらないようにする◆
原因となる汗がこれ以上皮下に溜まらないようにしましょう。
汗をかいたらタオルで拭く、真日入浴し汗を洗い流す、吸汗性、速乾性のある下着やトップスを着るなどして、汗を溜めないようにしましょう。

病院での主な治療法
・ステロイド外用薬
・抗ヒスタミン剤の服用

非アレルギー性蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は大きく2種類に分かれます。一つはアレルゲンによって引き起るアレルギー性蕁麻疹です。1章の一番最初に紹介したものですね。
そしてもう一つは非アレルギー性蕁麻疹です。この章では非アレルギー性蕁麻疹について詳しく説明します。

非アレルギー性蕁麻疹の種類
非アレルギー性蕁麻疹は物理的刺激によって起こることが多いです。よく見られるものをまとめました。

★寒冷蕁麻疹★
皮膚が急激に冷えることで起こります。(エアコン、外気、冷たいものに触った時など)

★温熱蕁麻疹★
寒冷蕁麻疹と反対に、皮膚が急激に温まったことで起こります。(エアコン、入浴、運動、こたつ、カイロなど)

★日光蕁麻疹★
太陽光が直接当たった部分に蕁麻疹が現れます。(春から夏にかけて起こりやすい)

★機械性蕁麻疹★
きつい下着やショルダーバッグの紐などが皮膚に食い込み圧迫することで起こります。

★コリン性蕁麻疹★
体温が上がり汗をかくことで起こります。皮下に汗が溜まるあせもとは別のものです。

対処法

◆患部を冷やす◆
蕁麻疹が出ている部分を濡らしたタオルなどで冷やしましょう。蕁麻疹は血行が良くなると症状が悪化してしまいます。冷やして血行を抑えましょう。

◆安静にする◆
体を動かすと血流が良くなります。そうなると症状も悪化してしまいます。蕁麻疹がでたら体を動かさず安静にしましょう。

※寒冷蕁麻疹の場合は冷やしてはダメです。ブランケットを巻く、温かい部屋に行くなどして体を温めてください。

◆刺激物を取り除く◆
機械性蕁麻疹の場合は皮膚を圧迫しているもの、摩擦を起こしているものを取り除きましょう。また、掻くと蕁麻疹の範囲が広がってしまうことがあります。かゆくても掻くのは我慢しましょうね。

病院での主な治療法
・抗ヒスタミン薬の服用

蕁麻疹は過労やストレスで発症、再発することが多いです。過労やストレスのない生活を送るようにしましょう。また、何度も再発する場合は必ず病院で治療を受けけてくださいね。

乾燥

1)季節の変わり目

季節の変わり目は肌トラブルが起こりやすい時期です。肌トラブルの一つとして、首がかゆくなってしまうことがあります。
季節の変わり目は温度や湿度が急激に変化します。気温や温度の急激な変化は自律神経を乱し、免疫力を下げてしまいます。その結果ちょっとした皮膚への刺激でも、免疫力がしっかりと働かず肌荒れを起こしてしまうことがあります。

また、季節によって花粉やほこり、紫外線などで肌がダメージを受けてしまうこともあります。首は外気に触れることが多いパーツです。花粉やほこり、紫外線の影響を受けやすくなっています。
そのため、他の部位よりも首にかゆみが起こってしまうことが多いんです。

対処法

◆保湿とUV対策◆
肌を乾燥から守るためには、肌の水分量を増やしバリア機能を高めることが大切です。そのためにはしっかりと保湿するようにしましょう。

また、紫外線による刺激も肌を乾燥させてしまいます。紫外線対策は顔だけでなく首にも行いましょう。ダメージから守るためにしっかりとUVケアをすることを忘れないでくださいね。

2)乾燥性敏感肌

乾燥肌というのは単に乾燥しカサカサした肌のことです。それに対し乾燥性敏感肌とは、「乾燥によって肌のバリア機能が低下し刺激に対して敏感に反応してしまう肌」のことを言います。

乾燥性敏感肌になってしまうと、肌の炎症やかゆみといった症状が現れます。首は皮膚が薄くデリケートなため、乾燥性敏感肌になりやすいパーツです。

主な症状
・かゆみ
・肌の乾燥
・ヒリヒリ、ピリピリする
・炎症
・湿疹
対処法

◆セラミド配合のスキンケア用品◆
保湿によって肌に水分を与えバリア機能をアップすることが大切です。
しかしここでポイントとなるのがどのようなスキンケア用品を使うかです。。乾燥しているだけならば保湿系スキンケアでOKですが、肌が敏感になっているためスキンケア用品によってはかえって肌荒れを起こしてしまうことがあります。

スキンケア用品選びのポイントは「セラミド配合のものを使う」ですね。
セラミドはもともと人間の皮膚に存在するものです。皮膚の水分量を保持し、刺激から肌を守るバリア機能を持っています。
もともと人の皮膚に存在する成分のため、肌に害を与えません。また敏感になっている肌にも悪影響を及ばしません。
乾燥性敏感肌によるかゆみにはセラミド配合のスキンケア用品がおススメです。

3)皮脂欠乏症(皮脂欠乏性湿疹) 

季節の変わり目による肌の乾燥、または乾燥性敏感肌がさらに悪化すると皮脂欠乏症となることがあります。
皮脂欠乏症とはその名の通り、皮脂が欠乏してしまう皮膚疾患です。肌のバリア機能低下によって外部刺激を受けやすくなる外的原因と、乱れた食生活やストレス、睡眠不足などから発症する内的原因があります。

主な症状
・かゆみ、チクチクした痛み
・角質の剥がれ
・皮膚のひび割れ
・色素沈着
対処法

◆洗いすぎない◆
本来は老化によって肌の水分保持機能が衰えた高齢の方がなりやすい皮膚疾患です。しかし、若い人でも洗いすぎによって皮脂を取りすぎてしまった場合に発症することもあります。

皮脂は本来乾燥から肌を守るバリアの役割をしています。洗いすぎは肌を守るために必要な皮脂までも取り除いてしまうことになります。
皮膚を清潔に保つことも大切です。しかし皮脂を失いすぎないために、洗いすぎにも気を付けましょう。

病院での治療法
・ステロイド外用薬
・抗ヒスタミン薬の服用
・保湿剤(ワセリン、ケラチナミンなど)による患部の保湿

病気によるかゆみ

1)乾癬

乾癬になってしまう原因は完全に解明されていません。しかし遺伝的なもの、免疫異常が原因ではないかとも言われています。それらの原因に外的要因(ストレス、感染症など)が加わることで発症する場合があるとされています。

乾癬の症状が出やすいパーツの一つが「髪の生え際」です。そのため髪の生え際である首の後ろ(うなじ)に症状が現れる場合があります。

主な症状
・かゆみ
・皮膚の盛り上がり
・赤い発疹
・鱗屑(白っぽいかさぶた)
・落屑(かさぶたが剥がれ落ちる)
対処法
・ストレスを溜めない
・バランスの良い食事
・適度な日光浴

◆日光浴をしましょう!◆
完治が難しい疾患ですが、規則正しい生活、食事を行うことで症状の悪化を防ぐことができます。規則正しい生活の中に適度な日光浴を入れましょう。
日光を浴びることで、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDは免疫力をアップし、乾癬の悪化を抑制する働きがあります。
ただし、日光を浴びすぎてしまうと、かえって皮膚を傷めてしまいます。浴びすぎには注意しましょう。お日様が気持ちいい♪くらいの日光浴をしましょうね。

病院での主な治療法
・外用薬(ステロイド外用薬など)の使用
・内服薬(レチノイドなど)の服用
・光線療法

2)多発性筋炎・皮膚筋炎

膠原病の一つに多発性筋炎というものがあります。
筋肉が動かしにくい、筋肉に力が入らない、筋肉の痛みなどの様々な症状があります。多発性筋炎の中でも、皮膚に症状が現れるものが皮膚筋炎です。
免疫異常により症状が現れるとされていますが、その根本的な原因はまだ解明されていません。

膠原病とは・・・
膠原病とは、免疫異常により体に何らかの異変が起こる病気の総称です。病気自体の名称ではありません。男性よりも女性の発症率が高いという特徴があります。

主な皮膚症状
・上まぶたの腫れ
・発疹
・かゆみ
・紅斑 など

人によって現れる皮膚症状は様々です。皮膚筋炎で首に現れる症状で特徴的なのが以下のものです

ショールサイン

いろいろな皮膚の症状が現れる皮膚筋炎。症状の一つにショールサインというものがあります。首から肩、上腕にかけてショールをかけたような広い紅斑ができ、時にかゆみを伴います。

対処法

◆ストレスを溜めない◆
皮膚筋炎を含む膠原病の悪化原因は、ストレスによることが多いと言われています。症状を悪化させないためにもストレスを溜めないようにしましょう。

病院での主な治療法
・薬物療法が基本

3)皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)

皮膚には何ら異常がないのにかゆみだけがあるのが皮膚掻痒症です。
全身にかゆみが出る場合と、局部のみ(外陰部や肛門周辺)にかゆみが出る場合があります。
人それぞれかゆくなる場所は違い、首に集中してかゆみが出ることもあります。

★全身性皮膚掻痒症★
皮膚の乾燥によって発症する場合もありますが、首を含め、全身がかゆくなる場合は内臓疾患が原因となっていることもあります。
皮膚掻痒症を引き起こしてしまう内臓疾患には以下のようなものがあります。

・糖尿病
・腎不全
・肝疾患
・血液疾患(多血症、鉄欠乏性貧血など)
・悪性腫瘍(悪性リンパ腫、がんなど)
・心疾患(ストレス、神経不安、うつなど)

いろいろな内臓疾患が原因となる可能性があります。
全身性皮膚掻痒症以外に、女性がなりやすい掻痒症もまとめてみました。

★妊娠性皮膚掻痒症★
妊娠によりホルモンバランスが乱れることで引き起る掻痒症です。首を含め全身のどこでもかゆくなります。

★局部性皮膚掻痒症★
外陰部がかゆくなる掻痒症です。膣カンジダ症や膣トリコモナス症などの細菌性疾患や外陰部の蒸れによって引き起ります。
首はかゆくなりませんが、一応覚えておきましょうね。

主な症状
・軽いかゆみから強いかゆみまで様々
・体温が上がるとかゆみが増す
対処法

◆保湿◆
ワセリンなどの保湿剤を使うだけでなく、部屋全体の湿度を上げるようにしましょう。

◆掻きむしらないこと◆
掻きむしってしまうことで皮膚に傷がつき、そこに雑菌が侵入し新たな皮膚疾患を引き起こしてしまうことがあります。かゆくても掻きむしらないようにしましょう。

病院(皮膚科)での治療法
・保湿剤の使用
・抗ヒスタミン剤の服用
・ステロイド外用薬(重度の場合)

4)根本的な治療が大切

病気からくる首のかゆみ。外用薬や保湿剤でその症状を抑えることはできます。
しかし、根本となっている病気の治療が大切です。
かゆみの原因は首の皮膚ではなく他にあります。その部分の病気を治さなければかゆみは再発、悪化してしまいます。かゆみを抑えつつも根本的な治療を最優先させましょう。

首の役割と皮膚の特徴

首というのは体のパーツとしてどのような役割を持っているのでしょうか?
また、首の皮膚にはどのような特徴があるのでしょうか?

1)脳と体を繋げるパイプ

脳からの指令を体へ届ける

首は脳と体を繋げています。人のカラダは脳からの指令によって動きます。指令を出す脳はもちろん大切ですが、そのパイプの役目をしている首がなければ脳からの指令は体へと届きません。
「そんなことは知っている、今さら何を言っているのか・・・。」と思われる方もいることでしょう。しかしあえて言うほど首はとても大切なパーツなんです。

脳に血液を送る

脳が働くために必要なのが血液です。首は心臓から送り出された血液を脳へと送ります。神経伝達、血液を運ぶまさにパイプの役割をしています。

酸素や食べ物を運ぶ

口や鼻からとりこまれた酸素は首にある気道を通って肺へと運ばれます。もう一つ、口からとりこまれた食べ物も首にある食道を通って胃に運ばれます。首にはいろいろなものが通ります。

2)頭を支え動かす軸

首は約5㎏もある頭部を支えています。頭を支えるだけでなく、頭が柔軟に動くための役割をもあります。
後ろを向いたり、上を向いたり、斜めになったり・・・頭はいろいろな方向に向くことができます。これらの動作の軸となり動作を可能とさせているのが首です。首自体細く柔らかいため、頭をいろいろな方向へと向かせることが可能となっています。

3)首の皮膚の特徴

首の皮膚は体の他の皮膚よりも薄く柔らかくなっています。頭と体をつなぐ大切な役割を持っているのに、それを覆う皮膚が薄く柔らかいなんて一見おかしいですよね。
しかしそれにはちゃんとした理由があります。
首の皮膚が薄く柔らかいのは、「頭を柔軟に動かすため」です。首の皮膚が厚ければ、皮膚に引っ張られ頭を柔軟に動かすことができません。薄く柔らかいからこそ頭を自由に動かせるんです。

また皮膚が薄く柔らかいため、他の部位よりもしわが出来やすいのも首の皮膚の特徴です。頭を動かすことで皮膚が伸縮し、その動きを皮膚が形状記憶してシワとなります。

とにかく他の部分よりも格段にデリケートなのが首の皮膚です。そのためかゆみを含めた皮膚疾患が起こりやすくもあります。

最後に

首は位置的にも掻きむしってしまいがちです。かゆみの原因となっているもののほとんどが、掻きむしってしまうことで症状が悪化してしまいます。
掻き続けることで皮膚の状態はどんどんひどくなります。そして最終的には色素沈着をおこし、綺麗な肌に戻りにくくなってしまいます。
首は人目に付きやすいパーツでもあるので、ただれや傷跡、色素沈着は作りたくないですね。かゆくても絶対に掻きむしるのは止めましょう。症状がひどい場合は必ず病院へ行き治療を受けて下さいね。

本記事は、2017年1月24日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。