綺麗のトリセツ

美容専門ハウツーサイト女子力UP!ウェブポータル

綺麗のトリセツ

掲載中のトリセツ記事数 2,890 記事

昼寝したのに疲れるのはなぜ?原因と正しい昼寝の方法

2017年2月13日更新 | 4,310 views | お気に入り 102

昼寝したのに疲れる

疲れを取るための昼寝が、なぜだか疲れが取れずに身体が怠くなってしまった経験はありませんか?この現象には原因があります。疲れを取るためにいい昼寝の方法などをまとめました。

目次

昼寝をした後に疲れるのはなぜ?

昼寝したのに疲れる

日中に眠気が出たので昼寝をしたら、かえって疲れが出てしまった!こんな症状を感じている人は多いようなのです。昼寝で疲労感が出るのはいろいろな原因があります。

1)自律神経が乱れている

昼寝を長時間しすぎると、自律神経が乱れやすくなります。これは長い時間昼寝をしたときに限ってで、15分や30分など短時間なら問題ありません。昼寝をしたらついつい寝過ごしてしまい、1時間がたっていたという場合は注意しましょう。

私たちの身体には体内時計のサーカディアン・リズムが存在していて、24時間周期で一定のリズムを刻んでいます。これは動物や植物などにも備わっており、地球が24時間で周期するのに合わせて、体内のリズムが変化しています。

この周期によると、眠気は夜中だけでなく昼食後にも現われてきます。そのため、午後2~4時までに軽い眠気を感じるのは普通のことです。ですから、短時間の昼寝だったら自律神経を乱すことはありません。逆に長時間寝ればこのリズムも狂うため避けてください。日中は活動するために交感神経を優位にしなければならないのですが、昼寝を1時間もすると副交感神経が働いてしまうのです。

2)深いノンレム睡眠になっている

昼寝の時間が長すぎて、深いノンレム睡眠になっていると、しっかりと脳が休んでいる状態のため、疲労感を感じてしまいます。

睡眠は浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠が交互に現われています。これらは約90分で構成していて、夜の睡眠で4~5回繰り返します。睡眠直後に現われるのがノンレム睡眠で、入眠後浅い眠りから徐々に深くなり、1時間で深い眠りに入ってしまうのです。その後現われるのが夢を見るレム睡眠で、ここまでくればかなり長い時間昼寝をしていたことになります。

昼寝は疲れている脳を休ませるためにするもので、入眠直後に現われる浅い段階のノンレム睡眠のみに留めるのがポイントです。昼寝は15~30分が望ましいのはこのためで、30分以上は深い眠りとなり、逆に疲労感を感じやすく注意が必要です。

脳が休んで深い眠りに入っているときに無理に覚醒しようとすれば、誰でもその後の活動が鈍くなってしまいます。15~30分で昼寝を止めるには、カフェインと光をうまく利用しましょう。

3)寝すぎも逆に疲れる

休日に寝すぎて1日中頭がボーっとして、身体がだるくなった経験は誰でも1度や2度はあるはずです。寝すぎは脳が混乱し、身体の作用が変わってしまうため、頭や身体に悪影響を及ぼします。

仕事がある日の昼寝で長時間寝てしまうことは少ないかもしれません。でも、休日にちょっと昼寝をしようとしたら、うっかり夕方になっていた!なんてこともあるはずです。そのようなときに脳は混乱し、体内時計が狂って脳から違う信号が身体に伝えられてしまうのです。一種の時差ボケのような状態で、このリズムを整えなければ1日中不調が続いてしまいます。

とくに仕事の時間が不規則な人や、早朝や深夜など身体のリズムが乱れる働き方をしている人に、寝すぎの症状は見られています。睡眠が乱れやすい方は、睡眠時に遮光で睡眠の質を上げて、起きたら強い光を浴び体内時計をリセットさせることがポイントです。

休日の昼間に長時間昼寝をしてしまう方は、普段の疲労やストレスが解消できておらず、自律神経が乱れているのかもしれません。休日に長時間寝るのもかえって疲労を蓄積させる原因となるのです。その日の疲れはその日のうちに解消するよう心がけ、規則正しい生活をして自律神経を少しずつ整えることをおすすめします。

疲れを残さない昼寝のやり方

疲れを残さない昼寝のやり方

毎日適切な睡眠時間が取れていて、昼寝をしないのが一番です。しかし、現代人は何かと忙しく、充分な睡眠時間を確保できない方もいるでしょう。そのような方は昼寝もうまく活用してみてください。

1)カフェインを摂取しておく

カフェインが効くのには時間がかかるため、昼寝の前に飲んでおき、ちょうど起きるときに効くようします。カフェインが脳に伝わるには30分くらいで、寝る前に飲むのが最適なのです。100g中のカフェインの量は、ドリップコーヒー約60mg、玉露約160mg含まれています。1日あたりの摂取量が250mg以上となると、逆に夜の睡眠の質が悪くなることがあるので、適度に調節してください。

2)昼寝の直後に強い光を浴びる

昼寝の後の覚醒を促がすには、強い光を浴びることが大切です。2000ルクス以上の強い光を浴びれば、体内時計の乱れも調い眠気が一気に吹き飛びます。太陽の光でも充分な光の強さを得ることができるので、昼寝の直後は屋外に出るとか、カーテンを開けるなどの対策をしましょう。

3)午後1時の時間帯がベスト

体内時計のリズムから考えると、午後1時くらいが昼寝のベストタイミングです。眠くなる時間帯は多少個人差があって、朝型なのか夜型なのかでも少しズレがあります。

朝早く起きるタイプは午後1時くらいに眠くなり、夜寝る時間が遅く朝も遅い場合は午後2時や3時くらいがおすすめです。朝起きて太陽の光を浴びると体内時計がリセットされ、その時間から数えて6~8時間後くらいに眠くなります。

このことからも、平日の昼寝は昼食を食べてすぐの時間帯、休日は遅めの昼食を食べてから昼寝の時間を設けてみましょう。昼食後は胃に血流が集中し、自然と副交感神経が働くようになっているので、自然な眠りを促がすことができます。

4)昼寝よりマッサージのほうが効果的の場合も

昼寝をしたいけど、交感神経が働きすぎて、眠りに付いたときには既に30分たっているという方もいるでしょう。昼寝は目を閉じているだけでも効果的なので、寝る必要はありません。目を閉じると脳が受け取る情報がシャットアウトでき、脳の疲労が回復できます。

それでもやっぱり疲れが取れないという場合は、マッサージを利用してみてください。交感神経が働いている状態は身体が硬直しやすく、なかなか疲れも取れません。そこでマッサージを利用すると、身体の緊張がほぐれてリラックスできます。

最近は会社でマッサージの提供をおこなっていて、社員の疲れを解消させるサービスがあるところも出てきているようです。そんな環境が無いという方も、10分で1,000円など、細切れで対応してくれるところもあるので利用してみてください。

昼寝が必要な人の特徴

昼寝が必要な人の特徴

忙しい現代人は、多くの人が睡眠不足の可能性があります。日本人は働きすぎともいわれているので、せめて昼寝を利用して疲れを取りたいものです。

1)頭を多く使う人

厚生労働省でも昼寝をすすめています。昼寝を取り入れたほうが逆に午後からの仕事の能率がよくなることがわかっています。昼寝を我慢して仕事を続けるより、昼休みや休憩時間にたった15分昼寝を加えたほうが能率はよくなるのです。とくに頭を多く使う職業の方は、脳がオーバーワークになってしまうため、昼寝を利用しましょう。

2)夜の睡眠時間が足りない人

仕事が忙しく夜の睡眠時間が足りない方は、昼寝を利用したほうがよいでしょう。夜10時まで仕事をして、それから食事を取り、入浴したらもう12時を回っていた。そんな方もいるはずです。夜に充分な睡眠が取れていないなら、昼休みに15分でもよいので昼寝をおすすめします。

昼寝がもたらすメリット

昼寝がもたらすメリット

昼寝はたった15分でも夜数時間寝るのに匹敵するともいわれています。企業で昼寝を承認するところはまだまだ少ないかもしれません。それでも、昼休みや休み時間を利用して、うまく昼寝を活用してみてください。昼寝は座ったままや目を閉じたままでも効果があるといわれており、寝なくても脳を充分休ませることができます。

1)重大な事故を防ぐことができる

事故を招く職業の人ほど、昼寝が求められます。車を運転する職業、電車や飛行機の運転手などは昼寝を利用することで、重大な事故を防ぐことができます。過去に起きた、スリーマイル島原子力発電所、スペースシャトルチャレンジャー号の事故でも、睡眠不足が指摘されています。人が集中できる時間には限界があって、12~13時間がギリギリとなります。

女性が多く就く職業では、看護師などミスで命に関わる場合でも、昼寝の利用をおすすめします。

2)肥満を予防する

睡眠時間が適切である人ほど、肥満のリスクが下がります。しかし、昼寝の時間が長いと、逆にメタボリスクが上がるため注意してください。肥満を予防できれば、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを下げることに繋がります。睡眠不足は食欲を抑えるレプチンの分泌に影響を及ぼし、ホルモンバランスも乱すことから肥満の原因のひとつとなっています。

3)記憶力がアップ

脳のオーバーワークが解消でき、記憶力がアップします。受験生は徹夜で勉強をするより、一度寝たほうが記憶を固定することができるのです。社会人の方で、資格取得を目指している方は、うまく昼寝を活用しながら記憶力をアップさせてください。

4)心臓病のリスクが下がる

昼寝をしない人よりする人のほうが、心臓病で死亡する確率が64%低くなるというデータがあります。過度に緊張状態が続いた状態は、心臓にも負担をかけている可能性があるのです。

5)将来の認知症防止に

昼寝の習慣が無い人は、認知症リスクが高まるというデータがあります。若いときから脳のオーバーワークを防いで、脳の損傷を防ぎましょう。将来の認知症予防に繋がるなら、社会人ももっと積極的に昼寝を利用したほうがよいのはないでしょうか。

6)生産性がアップする

アメリカの企業では昼寝を承認するところも増えています。GooleやNASAなども仕事中の昼寝を認めているのです。仕事の生産性を上げるためには、逆に15分の睡眠を取り入れたほうが有意義です。

脳の老廃物を除去する唯一の方法とは?

脳の老廃物を除去

全身にはリンパ組織が巡り、老廃物を除去する働きがあります。このおかげで体内に老廃物が蓄積しなくても済んでいます。一方で脳にはリンパ管は通っておらず、老廃物の排出はできないのです。ではどのような方法で老廃物を除去しているのかというと、脳独自の方法があって脳脊髄液で満たすことで、老廃物を血液と一緒に排出しています。

この脳脊髄液は血管の外壁沿いに流れ、脳内に入り込みます。その過程で老廃物が脳脊髄液に染み出し、老廃物を除去できる仕組みです。しかし、この働きは寝ているときにしかおこなわれていません。

日中脳が働いているときには、脳の老廃物の排出は後回しにされており、睡眠中に脳が休んでいるときだけ老廃物が除去できているのです。脳に老廃物が溜まれば、老廃物のアミロイドβが蓄積し、アルツハイマーの原因にもなってしまいます。

過去にギネス記録を更新するために寝ないで過ごした人がいました。たった2日で視力の低下が見られ、5日で感情に異変が生じ、集中力の低下が見られました。さらに日数がたつと幻覚が現われ、話もまともにできなくなったのです。

昼寝といえ、脳を休ませているのには変わりがないため、寝る行為はどれだけ脳によい影響を与えているかを想像することができるでしょう。

そもそも疲労とは何?

疲労とは

疲労といったら何を思い浮かべるでしょうか?身体を使いすぎて疲れる、肩こりや腰痛などの凝りや痛み、精神的なやる気の低下など、身体や精神的な疲労などいろいろなものがります。一般的に疲労とは肉体的な疲労を思い浮かべるかもしれませんが、疲労は精神にも及んでいているものなのです。

<

1)活性酸素が大きく関わる

身体的な疲労、精神的な疲労、どちらも体内に活性酸素が増加したために起こります。活性酸素は細胞の酸化をもたらす原因で、私たちの体内には抗酸化作用が備わっていて活性酸素を除去する働きがあります。しかし、何らかの原因で活性酸素が増加しすぎれば、細胞に大きなダメージを与えてしまうのです。活性酸素の過剰は、細胞に遺伝子的なダメージを与え、老化やがんなどの原因となります。

この活性酸素が増加しすぎる状態は、身体にとって避けなければならず、疲労という反応で労わろうとするのです。体内に活性酸素が発生して細胞がダメージを受けると、脳に伝わりそれが疲労として現われていきます。

肉体疲労も精神的な疲労も、同じように活性酸素が関わるなら、疲労を取るには抗酸化作用を高めることが必要だとわかります。肉体疲労の場合は筋肉が酸化ストレスを受けており、精神的な疲労は脳が酸化ストレスを受けます。

そこで注目したいのが、できるだけ活性酸素を除去する抗酸化作用です。活性酸素は酸素を取り入れる以上必ず発生するもので、毎日の生活でできるだけ発生を減らす必要があります。同時に抗酸化物質を摂取して疲労を取り除く工夫も必要です。

  • 紫外線の浴びすぎ
  • 喫煙の影響
  • 排気ガスなどの化学物質
  • 食品添加物
  • ストレスの蓄積
  • 運動のやりすぎ

これらが活性酸素を発生する原因で、健康によさそうな運動も、酸素を多く摂取するため過度な運動は避けるべきなのです。

2)現代人ができる疲労回復法

では、私たちができる抗酸化作用を高める疲労回復法を紹介します。疲労回復の第一は適度な睡眠です。睡眠中は日中に発生した活性酸素のダメージを回復する時間で、細胞は修復されています。過剰に働いた神経細胞も休むことができ、寝ている時間に身体は回復しているのです。

また、緑の多い場所に行き、森林浴をするのもおすすめです。森林浴の効果は副交感神経を優位にし、NK細胞が活性化して免疫力が高まります。実際の研究で、唾液中のストレスホルモンが減少しているのが確認されています。森林浴の効果は、植物が放出するフィトンチッドという化学物質を吸い込むことで得られるので、オフィスや家庭に植物を置く、アロマを利用した手軽な方法もやってみましょう。

アロマでおすすめなのが、ヒノキや杉の香りです。私たち日本人が馴染み深い香りで、香りは鼻から成分が吸引され直接脳に届きます。ほかにも日常生活で活用するものにもフィトンチッドは含まれています。桜の葉、柏の葉、ヒバ、お茶、わさび、ショウガ、カボチャなどです。木に含まれるフィトンチッドは製品に加工されても効果は持続するので、家具やフローリングに利用する方法や、お手軽なものでヒノキの椅子や桶を入浴時に使う方法もあります。

3)夜の睡眠の質を改善しよう

夜に適切な睡眠時間が取れていれば、本来昼寝は必要ないはずです。昼寝が必要だと感じるほど疲れているなら、夜の睡眠の質も改善させてみてください。

適切な睡眠時間は6時間がいいとか、7時間がいいとかいろいろな意見があります。厚生労働省がまとめた「健康づくりのための睡眠指針2014」のデータにも興味深い内容が記載されています。

人の適切な睡眠時間は個人差があるので明確にはいえないのですが、日本人の成人28,000人を対象にした調査では、男性は7~8時間が最も多く、女性は6~7時間が多いことがわかりました。平均すると7時間前後の睡眠が適切だと感じている人が多いようです。

また、、睡眠時間は子どもが多く、加齢にともない徐々に短くなることがわかっています。健康な人3,577人のデータでは、15歳で8時間、25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間というように減少します。適切な睡眠時間は全体の平均と、年齢でも調節してみてください。健康上で一番影響が少ないのは7時間前後ともいわれているので、この時間より睡眠時間が短ければ昼寝が必要な状態だといえるわけです。

起床時間を一定にする

朝起きて太陽の光を浴びてから、約16時間ほどでメラトニンが分泌します。睡眠に必要なホルモンなので、毎日一定時間に起床することが大切です。

寝る前のスマホを止める

寝る前に強い光を浴びると、脳が日中だと勘違いして、寝るためのホルモン分泌を促がすことができません。明るすぎる蛍光灯の光も避けるべきで、夜はオレンジ色の照明を使いましょう。

1日30分、週5回の運動

高齢者を対象とした研究では、1日30分、週5回の運動をしている人は、睡眠の質がよいことがわかっています。寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまう方は、適度な運動を加えてみてください。激しい運動は逆効果になるため注意しましょう。

4)入浴のメリット

日中は自律神経の交感神経が優位となり、寝る前に副交感神経に切りかえることが、適度な睡眠に導き疲労回復のポイントになります。日中は仕事や家事などで交感神経が働くことは必要なので、夜にきちんと切りかえてやればよいのです。そのために役立つのが入浴法です。

お湯の温度は40度前後で高すぎないくらいに調節してください。湯船につかって体温を上げると、末梢神経が拡張し副交感神経が優位に働きます。すると身体も心もリラックス状態となり、寝るための準備が整います。

逆に42度以上の入浴は、交感神経を高めてしまうので避けましょう。また、入浴後ダラダラと起きていて、スマホやパソコンでネットをしていると、ふたたび交感神経が働いてしまいます。そのため、入浴後は早めに布団に入るのがおすすめです。

5)食事の取り方を変えて疲労回復

食事の取り方

疲労を取るにはスタミナがある食材をガッツリ食べるという印象があるかもしれません。実は食事の取り方ひとつでも、疲労が蓄積する原因となっているのです。

ポイントは規則正しい食事です。朝食を抜くことが多い人、夜に食べすぎてしまう人ほど、睡眠の質が低下することがわかっています。日本人の中学生や高校生を対象に調査したところ、朝食を抜く人ほど睡眠の質が悪いことが明らかになったのです。また、夜の食べすぎについても睡眠の質が低下してしまうため、遅い時間に食べる人は注意してください。

夜寝る前に脂分の多い食事を多く食べると、消化に時間がかかります。夜に肉類を食べる人は多いと思いますが、脂肪摂取の過剰は消化吸収に時間がかかり、必要以上のエネルギーを消費しているのです。その結果寝付きに影響を及ぼし、日中に昼寝が必要な状態にもなりかねません。夕食を重くしたい方は、消化時間も考えて時間をおいて寝ることができるよう調整しましょう。

また、疲労の原因としてあげられるのが糖質の摂取し過ぎもあります。日中は脳を働かせるためにある程度の糖質は必要なのですが、その一方で血糖値の上昇を招き疲れやすさも招いてしまうのです。たとえば、このような経験はないでしょうか?昼食にラーメンを食べたら眠くなった、カツ丼を食べたら眠くなったなどです。どちらも炭水化物が多いメニューで、血糖値が急激に上がるために眠気が強くなってしまうのです。

血糖値が上がる→インスリンが分泌する→血糖値が下がりすぎる。糖質が多い食事をした後に眠くなるのは、血糖値が普段より低下しているためです。適度な糖質の摂取ならインスリンは過剰分泌することはないのですが、現代人が簡単に食べることができる昼食では糖質が多くなりがちで、日中に眠くなる人が増えているのです。

  • 夕食は睡眠に影響が無い消化のよいもの
  • 昼食は血糖値を上げすぎないメニュー

同じように、砂糖を入れすぎたコーヒー、間食の甘い物も昼間の眠気を避けるために注意してください。昼食は血糖値の上昇を防ぐために野菜を多く食べる、丼物やラーメンのように1品メニューより定食を選ぶ、などの工夫で眠気は少なくなるはずです。

6)脳の疲労について

実は現代人の疲労とは、肉体労働での疲れというより、脳の疲れが眠気の原因となっていることが多いのです。デスクワークをしている人は疲労が少ないように思えて、本当は肉体労働している人なみに疲れているのかもしれないのです。

疲労のメカニズムは、国をあげて1990年代から研究が開始されています。健康な人を対象に肉体の疲労と脳の疲労の違いを比べてみたところ、肉体疲労は激しい運動でなければあまり身体の損傷がないのに対し、頭を使う作業はそれ以上に疲労を感じていることが科学的にわかったのです。

では、なぜ脳は肉体労働以上に疲労を感じてしまうのでしょうか?それは、自律神経を司る視床下部や前帯状回が疲れているからです。

自律神経は呼吸や内蔵の動き、心拍数、体温の上昇など、あらゆる部分で働いています。自律神経には身体が活動しているときの交感神経と、休んでいるときの副交感神経がシーソーのように入れかわっています。この2つのバランスが成り立って健康を維持しているのですが、脳の疲労が蓄積するとこの働きが乱れ疲労を必要以上に感じてしまうのです。

実は運動時の疲労も、肉体疲労による疲れではなく、脳が疲労して疲れを感じます。運動すれば心拍数が多くなり呼吸も速くなって、交感神経が優位になり自律神経は働いています。このように疲労とは身体の疲れを示しているのではなく、脳の疲れだといえるのです。

現代人は肉体疲労による疲れはあまり感じていない一方で、デスクワークで脳をたくさん使い、自律神経が乱れて疲労が蓄積しやすくなっています。交感神経を長時間働かせておくことは身体にも負担がかかるため、パソコンの作業を長時間やる方は、適度に休憩を挟む必要があります。脳の疲労が取れなければ神経伝達物質の分泌が少なくなり、心の不調にも繋がるのです。

脳の疲労を取るには、朝早く起きてメラトニンの分泌を促がし、適度な睡眠を取ることです。また、リズム運動もセロトニンの分泌を促がし、スキンシップはオキシトシンの分泌を増やします。犬や猫などペットを飼う人が増えているのも、触れることでオキシトシンが増えて脳が癒されるのを感覚的にわかっているからなのでしょう。

7)疲労の原因は肝臓かも?

疲労とは肉体や精神的な疲労ではなく、もしかしたら内蔵が疲れているのかもしれません。実は使いすぎると疲労が出てしまう臓器に、肝臓があげられます。肝臓は毎日解毒、代謝、胆汁の生成や分泌をおこなっている臓器です。食べすぎやアルコールの取りすぎ、睡眠不足、ストレス、有害物質の摂取などでも働きすぎになってしまいます。

肝臓の機能が低下すると、代謝や解毒ができなくなり、身体がエネルギー不足や毒素の蓄積で通常の機能を果たせなくなります。たんぱく質過剰摂取はアンモニアが発生します。アルコールの過剰摂取でアセトアルデヒドが発生し、ミトコンドリアの機能低下が起きます。また、過度な運動でも体内にアンモニアが増加し影響を与えてしまうのです。

体内で発生したアンモニアは、エネルギーを生成するミトコンドリアに影響を及ぼします。ミトコンドリアがエネルギーをつくることができなければ、肝機能も低下してしまうのです。

さらに過度な飲酒は、脳のエネルギー不足も招いている可能性があります。ストレス発散のつもりでお酒を飲んでいると、逆に脳の疲労を溜め込んでいるとしたら見逃せません。脳のエネルギーは糖とケトン体があります。これらは肝臓でつくられる物質で、アルコールの過剰摂取で肝臓が疲れてしまえば、脳のエネルギー源が不足することになります。

アルコールの摂取自体も、肝臓内にNADHという物質が発生しミトコンドリアの機能低下が起きます。飲んだらシメにラーメンやお茶漬けなど糖質が食べたくなるのも当然のことだったのです。そのような状態は脳のエネルギー源が不足しており、疲労感を感じる原因ともなっています。

昼の眠気はもしかしたら病気かも?

異常な眠気

睡眠の質を上げる工夫をしているのに、どうしても日中の眠気が強くなるなら、もしかしたら病気が原因かもしれません。

1)うつ病

うつ病の初期には精神的な症状は現われず、睡眠障害だけが出ることもあります。寝つきが悪い、寝ても途中で起きる、朝早くに目覚めるなどの症状です。また、午前中に起きるのが困難になり、学校や仕事を休みがちになります。

2)過眠症

夜に充分な睡眠を取っているにも関わらず、日中の眠気が強くなります。ナルコレプシーなどの病気が隠れていることもあるようです。昼間の眠気が強くなると、怠けているとも思われがちです。夜の睡眠がちゃんと取れているのに、異常な睡眠がある場合は専門家の診察を受けることをおすすめします。

1998年に日本人が発見した物質に、オレキシンがあります。この物質は睡眠の質にも関わっている物質で、睡眠と覚醒のコントロールをしています。このオレキシンの分泌に問題があると、ナルコレプシーという症状が出てしまうことがわかったのです。

以前オレキシンは食欲に関する物質だと思われていました。マウスを使った実験では、たしかに食欲を促進する効果もあったのですが、それとともに現われたのが睡眠障害でした。オレキシンをつくる遺伝子に問題があると、ナルコレプシーになることがわかったのです。

3)アレルギー薬の副作用

抗ヒスタミン作用のある薬は、日中の眠気をもたらします。風邪薬にも入っていることがあるので注意してください。薬を飲んでいて日中の眠気が強い場合、医師や薬剤師に相談しましょう。アレルギー薬は眠気が強くならない薬も選ぶことができます。

4)睡眠呼吸障害

寝ているときにごく短時間のうちに呼吸が止まる障害です。肥満や顎が小さいなどの原因で、上気道が閉塞してしまいます。睡眠中に大きないびきがあるのが特徴で、ちゃんと睡眠を取っているつもりでも、疲労は取れていません。寝ているときの呼吸の乱れは自分では気が付きにくく、家族に指摘されはじめて知る人も多くなっています。

まとめ

昼寝をした後に疲れる原因から、昼寝のメリット、昼寝の正しいやり方などを紹介しました。昼寝は科学的に見てもメリットがたくさんあることがわかっているので、正しく利用しながらリフレッシュしてみてください。間違ったやり方だと、逆に疲労感が残るので注意してみましょう。

著者情報

最近はもっぱらナチュラル思考です。自然が大好き!

本記事は、2017年2月13日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。