綺麗のトリセツ

美容専門ハウツーサイト女子力UP!ウェブポータル

綺麗のトリセツ

掲載中のトリセツ記事数 2,765 記事

舌が痛い原因はなに?痛みのサインを探ってみましょう!

著者情報

自分に素直に生きることをモットーにしています。

2017年2月6日更新 | 932 views | お気に入り 33

 口の中にある舌、この舌はどのようなしくみがあるのでしょうか。意外と奥が深い舌ですが、役割も幅広いものがあります。

目次

舌のしくみ

舌の役割

舌の役割はいくつもあり、私たちが毎日のように行う食事や会話に関することが主です。当たり前に思える舌の役割も、本当に大切なことばかりだということが分かります。

味覚器

 舌の役割で真っ先に思い浮かぶのは、味を感じるということではないでしょうか。そうです!舌には味を感じる味蕾というものがあるので、味を感じることができます。味覚を感じることで、「おいしい」と感じたり、普段食べている食品の味がいつもと違うと「この食品なんだかいつもと違う」というような判断にも一役買っています。

熱を感じる

舌で食品の熱を感じることができます。食品の食感なども舌である程度感じることができます。これは何気ないことに思えますが、この機能がなければ口の中に入れた食品がどのようなものなのかを感じることができません。

消化を助ける

 舌のはたらきに、食べ物と唾液を混ぜ合わせて消化を助けるという役割があります。食べ物を飲み込むという役割もあるのですが、普段自然と行われているのであまり意識することがないと思われます。

舌と歯並びの関係

一見して関係なさそうな舌と歯並びの関係ですが、無意識に口が開いていて舌が少し出ていたり、食べ物を飲み込むときに舌を前に押すような動きをすることがあります。これを舌癖(ぜつへき)と言い、この状態にあるとサ行やタ行の発音が舌足らずになります。唇や口の周りの筋肉が弱くなるので、あらゆるトラブルが生じます。

  • 前歯と前歯の間に隙間があく
  • 上の前歯が前に出る
  • 下の前歯が前に出る

このように歯並びに影響することがあります。

舌癖は治らないの?★
舌癖は治らないものではありません。矯正をしたり、それと並行して、舌や口の周りのトレーニングをすることによって治療することが可能です。
舌癖については治すことができます!

舌に存在する神経

 舌には舌神経、舌下神経などの神経がつながっています。
舌神経は、複数の脳神経からの神経線維がまざって入っており、舌の触覚、痛覚の感覚と味覚が舌から神経に伝わっています。

触覚、痛覚⇒三叉神経、舌咽神経を通って脳へ
味覚⇒顔面神経、舌咽神経を通って脳へ
舌下神経は、舌の筋を動かす運動性の脳神経です。

味の感じ方

 味の種類は、基本味である甘み、苦味、酸味、塩味の4つ+うま味から成り立っています。以前は舌の先で感じるなど舌の場所によって感じる味に違いがありましたが、このことは近年は否定されています。味覚帯の図は、1942年にボーリング博士によって公開されたものですが、この図にはうま味を関じる箇所は記されていません。

この図を見ると少し違和感を感じていたという人も多いかもしれません。それは、例えば甘みで説明するとすれば、舌の先で感じるのだというのが本当であれば、甘い食べ物を何か口の奥の方に入れたときに、甘みを感じないという理論が成り立ちます。しかし、実際は口の奥に入れても甘みを感じることができるのです。

味覚帯の図は間違いだったことが判明した
甘み

 甘いという感覚は、糖類、グリコール、ケトン、アルコール、アミノ酸をはじめとするさまざまな物質によって引き起こされるものです。

苦味

 キニン、ニコチン、カフェインなどアルカロイドや窒素を含む有機化合物によって起こる味覚です。身近なものでは、コーヒーは苦みを感じますが、カフェインが含まれる飲料として有名です。

酸味

 

 酸味は、レモンなどのかんきつ類などを食べたときに感じる味覚です。酸によって起こるものですが、酸っぱい濃度は水素イオン濃度に比例します。

塩味

 塩をなめたときに辛いと感じる感覚は、ナトリウムイオンによって引き起こされます。

健康な舌の状態とは

 私たちの舌は機能は同じであっても、見た目はかなり違うと言っていいでしょう。病院の診察でも、舌を見せることがあると思いますが、実は舌の状態である程度の健康状態が分かると言われています。舌の状態で分かる健康について見て行きましょう。

見た目

 口の中にすんなり入っている。腫れているということはない。舌苔(ぜったい)という白っぽい苔状のものが薄く付いている状態。

舌苔については後の項で詳しく紹介します。

 淡いピンク色をしていて、舌の表面には白っぽい舌苔が付いている。

舌の色を見てみよう

 

赤いとき

 舌が赤いときは健康面で問題がある場合が多いようです。舌にぶつぶつができているとか、舌が乾燥しているなど・・・その色だけでなく、舌の状態を観察してみましょう。一見すると、血行が良くて良さそうな気もするのですが、健康な舌はうっすらとピンクがかった色をしています。

萎縮性胃炎、貧血のときに赤い舌になることがある

白いとき

 舌苔がかなりついている状態を指すことが多いのですが、この場合も何らかの健康面の問題もしくは、口の中の不衛生が原因となっています。

体調不良時、過度の飲酒や喫煙で白っぽい舌になることがある

黒いとき

舌が黒くなるということもあります。黒いシミができるということもあります。この場合は、副腎に異常があることが多いので早急に病院での診察が望ましいでしょう。

舌が黒い+皮膚のあちこちに体のあちこちが黒っぽくなっているときは皮膚がんのこともある

この他にも黄色っぽくなったりすることもあります。歯磨きの際などに、舌をチェックするようにしましょう。病気の早期発見にもつながります。

舌苔について

 舌について説明するときに、避けてとおれないのがこの「舌苔」というものです。

舌苔は何でできている?

舌からはがれ落ちた細胞、食べ物のかす、口の中の細菌や細菌が作りだす代謝産物からできており、硫化水素を産生します。

舌苔はない方が良い?

実は、舌苔は存在した方がいいものでもあります。異常とも言える量でなければあった方が良いのです。健康な舌にうっすらと舌苔がついているということからも明らかなのです。ただし、異常な量になると口臭の原因になるなどトラブルの原因になります。

舌苔はどうして付くの?

口の中が不衛生な場合、口の中では細菌が繁殖してしまいます。よって、舌苔も付きやすくなります。歯磨きをしたり、できないときはうがいをするようにして口の中を清潔に保ちましょう。

唾液が少ない

 唾液の量が少ないと免疫力が低下し、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、舌苔が付きやすくなります。

体調不良

 体調不良でも主に胃腸の調子が悪いというときに、舌苔が付きやすくなります。胃腸の調子が悪いということは、全身の体調に関係して来きます。
舌苔が多く付いている=体調が思わしくないということと言えます。

舌を使う機会が少ない

舌は食べ物を食べるときや、おしゃべりをするときに使います。しかし、この機会の少ない人はどうしても舌苔が溜まりやすくなります。

舌苔が全くない状態について
健康な舌にはうっすらと舌苔が付いていると言えますが、この舌苔が全くない状態は栄養不足の状態と言えます。特に鉄分などのミネラルが不足しているときに、舌苔が無い状態となりやすいのです。

舌が痛いときに考えられる病気

 舌が痛いというときに考えられる病気はいくつもあります。その中で頻度の高いものを中心に紹介しましょう。

何かが歯に当たっている

 

 舌の側面に何かが当たって痛いということは意外とよくあります。一番多いのは、歯の詰め物や銀歯を入れたばかりで形が合わなくて舌に刺激を与えるという場合です。この場合は、かかりつけの歯科医院にすぐに相談しましょう。歯科医院によって違いがありますが、すぐに連絡すれば無料で対応してくれることもあるようです。(歯科医院による)
そのうち慣れるだろうと思って、そのままにしておくことがないようにしましょう。このような小さな刺激が続くと大きな影響が出て来ます。

この他には、以前からの詰め物や銀歯が何らかの原因で欠けてしまって、その欠けたところが舌の側面に刺激を与えて痛いということです。この場合は、上記の詰めたものが合わないということに比べると、急いで歯科医院に行った方がいい例のひとつです。舌に当たっている場所を削ったりすることで、形を合わせて行きます。以前からの詰め物が合わなくて刺激を与えているという場合、詰め物の隙間から虫歯菌が侵入し、虫歯ができていることもあるようです。舌からの出血や、傷から細菌が侵入するということにならないようにしましょう。口の中は細菌だらけです。

詰め物や銀歯関連で舌に刺激を与えて痛いというときは、すぐに歯科医院へ(詰め物や銀歯が合わない、欠けている、虫歯の場合が多い)

口の中の汚れ

舌が痛いというときに、口の中の汚れが原因だということもあるようです。舌が汚い状態で細菌が繁殖し、炎症を起こすということもあります。このときに、舌の痛みを感じることがあります。

口の中の雑菌について

頻繁に歯磨きをする人・・・1000~2000億個
あまり歯を磨かない人・・・4000~6000億個
ほとんど歯を磨かない人・・・1兆個

もの細菌が口の中に住みついていると言われますが、数だけ見ると怖くなってしまいますが、この中には悪い菌ばかりではなく、必要な菌も存在します。また、口の中の細菌の種類も300~700種類と言われています。
悪い菌ばかりではないとはいえ、口の中を清潔に保つということで舌の痛みを起こさせないためには必要です。

近年、歯周病菌と心筋梗塞の関連性があちこちで取り上げられています。歯周病菌はもちろんですが、虫歯菌も全身の病気に関係があるとされています。歯周病や虫歯は放置しないようにしましょう。

歯周病菌と心筋梗塞の関係
歯周病の人は心筋梗塞になりやすいと言われています。歯肉から歯周病菌が血管を通じて全身に流れるためです。歯周病の人はそうでない人の2倍の心筋梗塞の可能性があります。これは、歯周病菌が心臓の弁に付着しやすいことが理由です。

この他にも糖尿病も歯周病菌が関係しているという話もあり、口腔内を清潔に保つことは病気の予防にもつながるとされています。

口の中を清潔に保つために、食事をしたら歯を磨き、食べかすを残さないということは大切なことです。しかし、状況的に歯磨きができないという場合は、食事の最後に水を飲んだり、洗面所でうがいをするだけでも違いはあります。舌の痛みを起こさせないというだけでなく、エチケットとしても必要なことです。

歯磨き、デンタルフロス、糸ようじ、マウスウォッシュ、水うがい・・・食事の後のエチケットとしてできることを行いましょう。

アレルギー

 舌が痛いというとき、原因がアレルギーということがあります。いわゆる食物アレルギーのことを指します。どの食物でも起こり得ることではありますが、その中でも特に多いのが野菜と果物です。舌にピリっとした痛みを感じるというだけでなく、その他の症状が起こることもあります。

  • 唇が腫れる
  • 喉に違和感を感じる
  • 鼻や顔全体にアレルギー症状が出る

このような症状が合わせて起こることもあります。

 花粉症とアレルギーの関係

 このような唇、舌、喉にアレルギー症状が出ることを、口腔アレルギーと呼びます。口腔アレルギーは、花粉症との因果関係があると言われています。花粉のアレルゲンを含んだ野菜や果物に口腔アレルギーが起きやすいということからも明らかです。

 ★シラカバ花粉症と関連★
キウイ、リンゴ、モモ、サクランボ
この中でもキウイアレルギーは果物の中でアレルギーが一番起きやすい。
 ★ブタクサ花粉症と関連
メロン、バナナ
メロンアレルギーの人はスイカやウリ科の果物でアレルギーが起きやすい。
 ★カモガヤ花粉症と関連
オレンジはイネ科のカモガヤ花粉症との関連があります。

 これら花粉症と口腔アレルギーの関係でもアナフィラキシーショックを起こす可能性があるということで特に気を付けたいのが、ラテックスアレルギーです。このアレルギーは、ラテックス(天然ゴム)でアレルギーを起こすものです。ラテックスアレルギーと関連のある果物は、アボカド、バナナ、キウイ、パパイヤ、イチジク、メロン、マンゴーなどがあります。

ラテックスアレルギーはゴム製品を使用する職業の人に多い(接触する機会が多いため)ですが、ゴム製のものでかゆみを感じることがあるなど、気になる人は一度検査をしてみた方がいいかもしれません。

 

栄養不足

 舌が痛くなる理由のひとつに、栄養不足があります。一見して関係なさそうにも思える栄養の摂取と舌との関係、実は大いに関係あるのです。ビタミン類や鉄分や亜鉛と言ったミネラル成分の不足が影響します。それぞれの成分の特徴と多く含まれる食品について紹介します。

ビタミンB

 ビタミンBは舌の痛み予防と緩和には欠かせない栄養素です。ビタミンB2は皮膚を健康に保って、正常にはたらかせる作用があります。また、ビタミンB6は皮膚の炎症を抑える効果があります。

ビタミンBを多く含む食品
豚、牛、鶏レバー、うなぎ、わかめ、のり、緑茶、卵、牛乳、納豆、まぐろ、かつお、にんにく、きなこ、玄米など

 菜食主義の人は不足しやすい栄養素なので、意識して摂るようにしましょう。

鉄分

 鉄分も舌の痛みの予防と緩和には欠かせない成分です。女性の多くが鉄分不足と言われています。それは、鉄分の摂取がもともと足りないのもひとつの理由ですが、鉄分という成分が体内に吸収されにくいためです。毎月の生理でも鉄分は不足しますし、出血性の病気(胃潰瘍や痔など)でも鉄分は不足します。

鉄分を多く含む食品
レバー、赤みの肉、魚はヘム鉄で吸収率30%と言われています。
野菜、海藻、大豆製品は非ヘム鉄で吸収率5%と言われています。できるだけヘム鉄に属する食品で鉄分を吸収するようにしたいものです。
亜鉛

 最近話題の亜鉛ですが、舌の痛みの予防と緩和には欠かせない成分です。亜鉛そのものが、皮膚や髪の毛などの新陳代謝に深く関わっていますし、味覚に関係する成分であることから不足すると味覚障害が起こることがあります。この他にも生殖に関わること、アルコールの分解など男女年齢なく摂取したい成分が亜鉛なのです。

亜鉛を多く含む食品
牡蠣、牛肉、ビーフジャーキー、パルメザンチーズなど
牡蠣の亜鉛の含有量はずば抜けて多い。

 これらビタミン、鉄分、亜鉛は食事で摂ることが難しいということもあるでしょう。その場合は、サプリメントを利用するという方法もあります。サプリメントの場合は、飲み忘れさえしなければ確実に摂取できるので、手軽で確実な方法とも言えます。(不足している分のみを頼るという方法もありでしょう)

この中で食品で特に摂取が難しい亜鉛については、サプリメントで摂取する方がコストもかからないと言えるでしょう。牡蠣や牛肉で必要な分を賄うのはかなり難しいと言えます。

 食品で継続した摂取が難しい場合は、サプリメントに頼るのもひとつの方法

やけど

舌が痛いというとき、熱い食べ物や飲み物によるやけどが原因ということがあります。多くの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。特に、寒い時期には舌をやけどするようなアツアツの料理も多く登場するので気を付けたいところです。

舌をやけどしたら?

舌をやけどしたらまずは氷で冷やしましょう。口に氷を含むだけでもOKです。この他に、砂糖をやけどした上に乗せるという方法もあります。この方法は意外と使える方法です。砂糖にはエンドルフィンという成分が含まれており、この成分は痛みを緩和する作用があります。舌をやけどする場合は、その多くは舌の前方であることが多いので、砂糖を乗せる方法は利用しやすいのです。

元々口の中のやけどそのものが治りやすいということは言えます。これは、口の中には唾液があるからです。しかし、口の中を不衛生にしていると雑菌が繁殖しやすく、やけどの治りも悪くなります。口の中を清潔に保つようにしましょう。(歯磨き、デンタルフロス、うがいの実施)
ただ、ちょっとしたやけどの場合は気がついたら治っていることが多いのですが、舌の乳頭という部分のぶつぶつになっている味蕾(みらい)という部分がただれてしまうと味覚に影響が出ることがあります。

口の中を清潔にする方がやけども早く治る

口内炎

口内炎が舌にできてしまい痛みを感じる・・・舌の痛みの中でもよくある理由のひとつになっています。口内炎は唇や歯茎、舌などあらゆる口の中にできるものです。口内炎ができる理由はいくつかあります。

ストレスや疲労

ストレスや疲労が溜まっていると口内炎ができやすくなります。原因を取り除くことが大切です。ストレス解消、睡眠時間の確保に努めましょう。

栄養不足

栄養が不足している状態ですと、免疫力が低下しやすくなり、口内炎ができやすくなります。普段から口の中に細菌は多いのですが、免疫力が低下するとこの細菌に対抗できなくなります。

舌を噛んだりして傷が付いたところから、細菌が侵入して口内炎を作ることがあります。傷ができたときには特に口の中を清潔にするようにしましょう。

 大きく分けると上記のような理由が口内炎ができる主な理由ではあるのですが、まれに何らかの病気が理由となって口内炎を作るということがあります。口内炎がなかなか治らないとか、繰り返す、たくさんできるという場合は一度病院で検査してもらった方がいいでしょう。多くは、免疫系の病気で口内炎ができやすくなります。

 治らない口内炎は一度病院で診察してもらった方がよい

溶連菌感染症

溶連菌感染症は、舌が白く厚くなり、治る頃に特異的なイチゴ舌になるという病気です。舌の痛みを伴うことがあります。溶連菌という菌に感染することによって起こるのですが、その多くは飛沫感染です。子供に多いのですが、大人でも感染することがああります。風邪と似たような症状(発熱、喉の違和感など)がありますが、咳や鼻水が出るということはありません。

合併症

溶連菌感染症の怖さは合併症にあります。合併症として、腎臓の病気やリウマチ熱があります。決して楽観視できる病気ではないので、注意が必要です。

舌がん

舌にがん?胃がんや大腸がんのように普段からよく聞くがんではありませんが、舌がん(ぜつがん)と呼ばれるがんがあります。舌にがんができるのですが、この腫瘍が最初は口内炎と見分けが付かないこともあるようです。ですから、口内炎のできやすい人は注意が必要です。舌にできた腫瘍は次第に大きくなって行きます。

愛知県のがんセンターの舌がんの手術症例数のデータです。舌がんはこのグラフを見ると意外と多いということが分かります。

 出典元:https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/02shinryo/jisseki/old.html

 原因

 舌がんの原因は、喫煙、飲酒、口の中の不衛生、虫歯や歯並びなどの慢性的な要因、刺激物を好んで食べるというようなことが原因だと言われています。日ごろの生活習慣の中に原因があるということになります。

口腔がんのうちで一番多いと言われているのが舌がんです。口腔がん全体の50~60%を占めると言われています。また、がんができる場所も舌の先や側面など鏡で見やすいところなので、初期の段階で見つけやすいがんのひとつとも言えます。

治らない口内炎が舌がんという可能性もあるので、口内炎と思いこまないようにしましょう。

唾液の量が関係している

 一般的に唾液の量は少なくても多くても問題ですが、少ない状態ですとドライマウスになってしまいます。舌が痛いという人の多くはドライマウスのことが多いのです。口の中が乾燥していると、虫歯になりやすく、雑菌も繁殖しやすいので口臭の原因になります。唾液は殺菌効果があることからも、その量が少ないことで口腔内のトラブルになることは想像がつきやすいでしょう。

ドライマウスになると舌の痛みを感じることがある

舌痛症

 舌の痛み、ピリピリ感、ジンジンとしたものあらゆる痛みの種類がありますが、これらの痛みがありながらもはっきりとした病名が付かないという場合を舌痛症と言います。舌が痛いという症状はありますが、食事はしっかりできるので、なかなか周りの人には理解されないという点があります。舌痛症の人の中には、何件もの病院をまわってしまうというドクターショッピングをしていることがあります。

精神的なもの?

 心身症やストレス、重病ではないかという不安などあらゆるストレスが舌痛症の患者さんには見られます。舌には小さなぶつぶつがありますが、これをがんだと思いこんでしまう人もいます。

性病

性病は潜伏期間があることが多いのですが、その間は症状は出ません。性病で舌の痛みが出るものはいくつかありますが、その中でも近年患者数が増加している梅毒について紹介します。

梅毒

潜伏期間は10日~90日あります。その間は症状が出ないということもあり、他人にうつしてしまうこともあります。初期の段階では性器や皮膚に症状が出なくても、口の中だけに症状が出るという人がいます。(唇、舌、喉)2016年は前年度の2倍の患者数となり、特に20代前半の女性の患者が増えているという報告があります。

自然治癒するか?★
梅毒は自然治癒はしない病気です。そのまましておくと全身症状(発熱、食欲不振、体重減少、頭痛など)が現れます。後に、心臓や神経を侵す怖い病気です。

この他の性病でも口腔内に症状が出るものは多く、淋病やエイズなどもあります。いくつかの性病を同時に発症している場合も多く、エイズの患者には梅毒も同時感染していることもあるようです。

舌が痛いときに何科に行けばよいか

舌が痛いというとき、いったいどこの診療科に行けばよいのでしょうか。

歯科

一般的には歯科に行くことをお勧めします。歯科は口腔内の病気全般を診ることができるからです。虫歯や検診などでかかりつけの歯科医院がある場合はそちらで診てもらうといいでしょう。もし、歯科医院で対応できないような場合は、大学病院の歯科やその他の診療科を紹介してもらえます。

歯科医院
歯科医院がありすぎて腕の良いところとそうでないところの差がかなり大きいと聞きます。普段から歯科医院はリサーチしておいた方が良さそうです。

耳鼻咽喉科、口腔外科、内科

舌が痛い場合に耳鼻咽喉科や口腔外科で診てもらうこともあります。

耳鼻咽喉科

 舌が痛いというだけでなく、喉の違和感や痛みがある場合は耳鼻咽喉科で診てもらうこともあるでしょう。

口腔外科

歯科の領域だけでなく、外科ということで口の中の手術を行う診療科です。総合病院や大学病院に構えていることが多いのが特徴としてあります。舌が痛い⇒歯科医院⇒大学病院の口腔外科というような流れで紹介してもらうことが多いようです。

内科

舌が痛いというだけでなく、熱があるというような症状が同時にある場合は内科でもいいでしょう。

舌が痛いということで病院に行くときはどの診療科に行けば悩みます。その他の症状を考えながら診療科を選ぶようにしましょう。

病院での検査は何をする?

舌が痛いという症状で病院に行く場合、病院ではどのような検査が行われるのでしょうか。

問診

いつからどのような感じで痛いのか、ずっと痛いのか時々痛むのかなどを聞きます。事前に問診票に書いてもらうということもあります。自分の症状を見つめなおしましょう。

その他の検査

診てもらう診療科で違いはありますが、外見上の診察、血液検査、細菌検査などが行われます。CTやMRI検査が行われることもあります。

最後に

 舌の痛み・・・なんとなく口内炎ややけどと思っていたのですが、実際は舌が痛いということであらゆる病気の可能性があるということが分かりました。舌そのものに病気があるというものばかりではありません。何らかの病気があって、その症状のひとつに舌が痛むというものもあるのです。ですから、舌が痛む=舌に何か病気がある。と思いこむことはせずに、視野を広げて病気について考えて行った方が良さそうです。(性病など)

また、舌は口の中にありますから、普段から食事や会話など使う機会が多く、日ごろの生活習慣によって病気が引き起こされるということも否定できません。(喫煙、飲酒、不衛生など)日々の生活を改善することで病気の可能性を少しでも低くすることができるのであれば、改善していくようにしましょう。どの病気でも言えることですが、早期発見早期治療が大切です。勝手な自己判断の結果、病気が進行していたということにならないように、歯磨きの際に1日1回は舌のチェックをした方が良さそうです。

本記事は、2017年2月6日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。