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時々起こる頭痛は肩首のコリのせい?

著者情報

骨盤整体 高田馬場施術室 代表、鍼灸師、プロイデア専門家

2017年3月30日更新 | 2,288 views | お気に入り 5

頭が痛い

頭痛と言っても様々な種類がありますが、一番多いのは「緊張型頭痛」です。

緊張型頭痛の特徴

*痛む場所…頭の両側のこめかみ、頭全体、後頭部

*痛み方…頭を締め付けられるような痛み。頭重感や肩、首のコリやハリ感。吐き気はない。

*軽減方法…軽い運動をしたり、温めることで痛みが楽になる。

よく緊張型頭痛と間違われてしまう偏頭痛があります。

偏頭痛とは間欠的で頭の片側がズキズキする痛みのことです。痛みが出る前に目がチカチカするような症状が出たりします。動いたり温めたりすると痛みが増すといった特徴があります。

このように大別はできるのですが、実際は緊張型頭痛と偏頭痛は混在していることも多く、緊張型頭痛から偏頭痛へ移行したり、その逆のパターンもあります。どちらの症状が強く出ているか判断し対処することが重要です。またどちらの頭痛も肩首のコリやハリ感がみられるのですが、緊張型頭痛の場合はコリをほぐすと楽になります。一方で偏頭痛の場合は痛みが強くなることもあるので注意が必要です。ただ混在している場合の多くは、コリをほぐした方が楽になります。

単に頭痛といっても、命に関わることもあります。頭痛以外に手足の麻痺やろれつが回らないなどの症状がある時は脳出血や脳腫瘍なども考えられます。すぐに病院で精密検査を受けた方が良いでしょう。

このように頭痛には様々な原因や種類があるのですが、今回は「緊張型頭痛」にスポットをあてて解説したいと思います。

なぜ筋肉が緊張することで頭痛が発症するのでしょうか?

①緊張型頭痛のメカニズム

緊張型頭痛の特徴として、肩首のコリやハリがあります。筋肉を緊張させる要因には、冷え、ストレス、同じ姿勢での長時間作業、体のゆがみ、歯ぎしりや嚙み合わせが悪いなどがあります。このような要因から筋肉の緊張が起こり、その部分の血流が悪くなります。すると疲労物質がたまり、発痛物質が出現し痛みを引き起こします。特に首や肩の筋肉の多くは頭部まで繋がっているため頭痛が出やすくなります。また特定の首や肩の緊張した筋肉は頭部の決まった部位に関連痛をもたらすこともあります。

②緊張型頭痛と関係があるコリが出やすい筋肉

緊張型頭痛でコリが現れる3大筋肉

首や肩の緊張した筋肉は頭部の決まった箇所に関連痛をもたらします。

1、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん):首の筋肉

★ 耳の後ろ、首の側面、鎖骨上面にコリがある(●)
★ 頭痛は頭頂部、目の上、後頭部に出る(斜線)

長時間のデスクワークや体のゆがみ(猫背、ストレートネック)がある人は、この筋肉のコリがみられることが多い。

2、側頭筋(そくとうきん):頭部の筋肉

★ 目じり~耳の上にかけてコリがある(●)
★ 頭痛は側頭部に広く出る(斜線)

側頭筋は歯をかみ締める時に使うため、かみ合わせが悪い、歯ぎしりをよくする、力仕事やスポーツで歯を食いしばることが多い人にコリがみられることが多い。

3、僧帽筋(そうぼうきん):首~肩~上背部の筋肉

★ 後頚部(こうけいぶ)、肩、肩甲間部(けんこうかんぶ)にコリがあり、頭痛はこめかみ、後頭部に出る。
★ 僧帽筋の上部コリのでるポイント(●)


 

★ 頭痛はこめかみ、後頭部に出る(斜線)

僧帽筋は肩甲骨の固定や挙上といった働きがあるため、長時間のパソコン作業や重い荷物を持つ人は、この筋肉にコリがみられることが多い。

③筋肉のコリのほぐし方

(1)胸鎖乳突筋

この筋肉は顔を斜め上へ向けた時に、耳の後ろ側から首の側面にかけて浮き上がるので非常に分かりやすいです。

右斜め上を向いた時は左の胸鎖乳突筋が浮き上がります。右手の母指(ぼし)と四指で上から順に軽く掴むようにしてほぐします。(3往復)

     

反対側も同様に行います。

(2)側頭筋

この筋肉は頭の重さを利用し四指を使って軽めの力で耳の上部から目尻にかけてマッサージを行います。

テーブルに左肘を置き、左手四指へ頭の重さで押し付けるように押します。(3往復)

   

次に耳の前面で口を開いた時に凹む部分に四指を当てゆっくり押します。(10秒×2)

画像9 差換え

反対側も同様に行います。

(3)僧帽筋

この筋肉は首~肩~背中上部と広範囲を覆う大きな筋肉です。

左手の四指で右肩の中心をつかむようにすると、ちょうど僧帽筋のコリが出やすい部分を押すことができます。この部分を四指でゆっくり押していきます。

 

次に四指は肩を押した状態で、首を前屈・後屈に3回ほどゆっくり動かします。

   

反対側も同様に行います。

胸鎖乳突筋、側頭筋、僧帽筋は軽めの刺激で十分効果があります。

④セルフでできる予防

その人の生活環境や体のクセなどによって、決まった部分の筋肉にコリやハリが出現しやすくなります。しかし生活環境やクセを変えることはなかなか難しいですね。自分の生活環境やクセに合った予防法を知って頭痛を未然に防ぎましょう。

*デスクワークが多い人、体のゆがみ(猫背、ストレートネック)

胸鎖乳突筋と僧帽筋をほぐそう! ③-(1)(3)参照

頭痛の原因になる体のゆがみと言えばストレートネックです。首の骨の前弯(ぜんわん)がなくなり、首が真っ直ぐ気味になっている状態のことです。長時間のデスクワークは猫背やストレートネックなどになりやすく、首肩のコリの原因になるため緊張型頭痛と密接に関係しています。

このような人は頭が肩よりも前に出てきてしまうので、首全体(特に胸鎖乳突筋)に大変負担がかかります。また長時間のパソコン作業は腕を前に出しているので、肩甲骨を挙げる僧帽筋に負担がかかり肩の中心部にコリがあります。

*歯ぎしりやかみ合わせが悪い人

側頭筋をほぐそう! ③-(2)参照

側頭筋の前部にあるこめかみの部分は、歯がかみ合わされると力が加わる場所なので、こめかみ部分にコリがあります。

かみ合わせが悪い人や歯ぎしりをよくする人は、歯の矯正やマウスピースをすることで頭痛が解消されることもあるので、一度歯医者さんに相談してみて下さい。

*冷え性

僧帽筋を温めよう!

首の下部から左右の肩甲骨の間にかけて広い範囲にコリがあります。また触ると冷たい感じがします。肩甲骨の間や首の下部にカイロをあてたり、ネックウォーマーや肩掛けをして首や背中を温めましょう。

まとめ

緊張型頭痛は、生活習慣や体のクセを見直すことで予防できると考えられます。しかし緊張型頭痛が慢性化すると痛みが持続するので、痛みを感じる中枢部分が過敏に反応するようになり、なかなか痛みが軽減しなくなります。また精神的なストレスも自律神経を乱して、体のコリや血行不良が起こり頭痛を慢性化させてしまいます。

大事なことは首肩のコリをほぐし、体を温め、定期的に適度な運動をすることです。これらは体をリラックスさせる作用があるので、精神的なストレスがある人にも効果的です。

頭痛は様々な病気のサインでもあるので、いつもと違うような痛みがあったり、なかなか改善しなかったりしたら自己判断で安易に考えず、お医者さんに相談してみて下さい。

本記事は、2017年3月30日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。