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豆乳と女性ホルモンの関係性を徹底調査

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最近はもっぱらナチュラル思考です。自然が大好き!

2017年5月1日更新 | 818 views | お気に入り 11

豆乳と女性

豆乳が女性ホルモンにいいという噂を調べてみました!

豆乳を飲むメリットデメリット、豆乳と女性ホルモンの関係性など女性に役立つ情報を集めたところ、意外な事実が・・・!?

豆乳を飲んでいる人、豆乳を飲もうとしている方におススメの記事です。

目次

女性と大豆イソフラボンの関係性

女性と大豆イソフラボンの関係性

「豆乳を飲むとバストアップするっていうけど本当?」
「豆乳を飲みながら女性ホルモンを整えたい!」
「大豆に含まれるイソフラボンって、ホントのところどうなの?」
「でも飲み過ぎると副作用があるって聞いた!」

など、豆乳は女性に嬉しい効果があるという認識が広まっている一方で、本当に効果があるのか疑問がある方や、副作用がないか心配な方も多いようです。

女性が豆乳を飲む目的で最も多いのが、イソフラボンの摂取ではないでしょうか。

大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た構造をしているため、豆乳を飲むと女性ホルモンのバランスを整えるといわれるからです。

豆乳と女性との関係性を理解するなら、イソフラボンとは何なのか理解する必要があるでしょう。

イソフラボンとは?

大豆イソフラボンとは、大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドのこと。

フラボノイドはポリフェノールの一種で、色素・苦味・辛味などを持つ成分です。

この大豆イソフラボンは、大豆にたった0.2%しか含まれていない貴重なものなのです。

実は大豆イソフラボンには、「配糖体」と「アグリコン型」の2種類があります。

配糖体・・・複数の糖が結び付いた状態のため、吸収のピークが遅い。
アグリコン型・・・味噌など大豆発酵食品に含まれ、糖がはずれているため、速やかに吸収できる。

市販されている豆乳のなかでも、「大豆イソフラボンアグリコン」の量を表示しているものもありますが、豆乳の場合は配糖体として存在していることになるため、アグリコン換算として判断してください。

イソフラボンの働きとは?

大豆イソフラボンの最大の特徴は、女性ホルモンの化学構造と似ていることです。

 女性ホルモンとイソフラボン
画像出典:http://slism.jp/related_terms/isoflavone.html

このように似たような構造をしていることから、豆乳を飲んで大豆イソフラボンを摂取すると、エストロゲン受容体に結合することができます。

細胞には外側からやってくる物質を受け取るたんぱく質が存在していて、エストロゲンと受容体がくっつくことで正しく作用することが可能です。

大豆イソフラボンとエストロゲンの化学構造が似ていれば、当然間違って結合することもあるわけです。

注意したいのがエストロゲン受容体と結合するには、糖がはずれたアグリコンに変化しなければいけないこと。

食品中に含まれる大豆イソフラボンの多くは配糖体のため、からだのなかで分解して大豆イソフラボンアグリコンに変化する必要があります。

サプリでイソフラボンを摂取する場合

サプリメントで大豆イソフラボンを摂取する場合、吸収率が高いアグリコンの配合量を比較しましょう。

食品安全委員会によると、サプリメントで摂取する場合の安全な1日の上限は大豆イソフラボンアグリコン換算で30mgだとしています。

この量をみそ汁で摂取しようと思うと、1日に10杯も飲まなければならず、塩分の過剰摂取が気になってしまうのです。

アグリコンで摂取できるものは、味噌汁などの発酵食品か、サプリメントでアグリコンの状態で含まれるものです。

配糖体の大豆イソフラボンでも同じような効果は得られますが、からだに取り込む量は少なくなってしまいます。

豆乳で大豆イソフラボンアグリコンを摂取する場合

豆乳を飲む目的が、エストロゲンと似た働きをしてくれることなら、豆乳で「大豆イソフラボンアグリコン」がどのくらい摂取できるか調べる必要があります。

食品によっては「大豆イソフラボン」としか記載されていないこともあります。

一方で大豆イソフラボンアグリコンの含有量を明記しているメーカーもあります。

九州産ふくゆたか大豆 成分無調整豆乳 1000ml

 九州産ふくゆたか大豆 成分無調整豆乳 1000ml
画像出典:http://www.fukuren.co.jp/lineup/drink/tounyu/203/

大豆イソフラボンアグリコン換算で45mg配合している商品です。

キッコーマン 特濃調整豆乳

 キッコーマン 特濃調整豆乳
画像出典:http://www.k-tounyu.jp/03_lineup/02-004.html

トクホ指定の調整豆乳で、200mlあたり大豆イソフラボンアグリコン換算で28mg含まれています。

豆乳のパッケージを見ても、イソフラボンの配合量しか記載されていない場合は、配糖体1mgあたりアグリコンは0.625mgに相当するため、次の計算式でアグリコンを計算することが可能です。

大豆イソフラボン配糖体×0.625=大豆イソフラボンアグリコン換算

逆にアグリコンの数値を1.6倍すると、配糖体でどのくらいの量が含まれているかわかります。

発酵食品でなければアグリコンが摂取できないなら、豆乳を飲む場合は意味がないのでは?と思うかもしれません。

自然界に存在する食品のなかでアグリコンの形となっているのが味噌などの発酵食品です。

豆乳は発酵させず大豆を絞っただけなので、配糖体で存在していることになります。

  • アグリコンは腸で吸収されるからこの形がベスト
  • 一部が配糖体のほうが有効

イソフラボンの摂取がアグリコンであるべきか、配糖体でも効果があるかないかは諸説があって、はっきりしたことはまだわかっていません。

しかし、一部が配糖体のほうが有効だという報告もあるため、アグリコンじゃないと意味がないとはいえないのが事実です。

豆乳の商品でアグリコン換算となっていても、配合されているのは配糖体となるため、さまざまな商品を比較してみてはどうでしょうか。

豆乳の種類

豆乳の種類

無調整豆乳

大豆と水で作った豆乳のことです。大豆固形分は8%以上、大豆たんぱく質は3.8%以上含まれています。

無調整豆乳はにがりとあわせて豆腐を作ることも可能です。

大豆そのものの味のため、人によっては飲みにくいと感じることもあります。

調整豆乳

豆乳に砂糖や油脂を加えて飲みやすくしたものです。

大豆固形分は6%以上、大豆たんぱく質は3.0%以上含まれています。

濃い豆乳、カロリーオフ、焙煎豆乳などもこのタイプです。

無調整豆乳が苦手な方でも、調整豆乳だと適度な甘さがあるため飲める人も多いようです。

豆乳飲料

コーヒーやココア味、バナナ味など風味を付けた豆乳です。

大豆固形分は2%以上、大豆たんぱく質は0.9%以上です。

かなり飲みやすく仕上げられているのですが、糖分や果汁などが入っているため、カロリーが高くなりやすいのがデメリットです。

豆乳の摂取量

豆乳の摂取量

豆乳を摂飲む場合、大豆イソフラボンも一緒に摂取することになります。

食品安全委員会による安全に摂取できる量とは、大豆イソフラボンアグリコン換算で、1日あたり70~75mgだとしています。

1日70~75mgの根拠

イタリアで、閉経女性を対象に大豆イソフラボンサプリメントを、1日150mg摂取してもらう試験を5年間おこないました。

この量を摂取している人で、子宮内膜増殖症の発症が高いことがわかりました。

その結果、1日の許容量は150mgが上限だと食品安全委員会は判断し、その半分である75mgを上限に指定しています。

過剰摂取に注意

日本や海外では、大豆イソフラボンの過剰摂取によるリスク報告があるため、過剰摂取に注意しなければなりません。

フランス食品環境労働衛生安全庁

2005年3月における植物エストロゲンの報告書によると、安全に摂取できるのは1㎎/kg体重/日だとしています。

イタリア

2002年7月の報告によると、植物エストロゲン、大豆イソフラボンを食品から摂取する場合、1日80mgを超えないよう勧告が出されています。

イスラエル

幼児期には大豆食品の消費を制限、乳幼児は摂取させないことを推奨しています。

米国心臓協会

乳がんや前立腺がんの予防や治療において、効果や安全性は確率していないという報告があります。

臨床報告の結果が乏しく、大豆イソフラボンを含む食品や、サプリメントの摂取は推奨できないとしています。

日本における大豆イソフラボン平均摂取量

平成14年に国民栄養調査がおこなわれました。

これによると、大豆イソフラボンの摂取平均値は63.2~70.2mgだということがわりました。

  • 閉経前女性・・・16~64mg
  • 閉経後女性・・・22~74mg
  • 男性・・・18~76mg

なお昭和50年の国民栄養調査と比べて、平成14年の調査結果に大きな違いはありませんでした。

ここで注意したいのが、あくまでも平均値であることです。

調査によると、1日18mgの摂取量に達していない人の割合は、半分にも及んでいたことがわかりました。

若い世代を中心に欧米食となり、1日に大豆食品をまったく食べない人や、働き盛りの世代で外食しがちの人も、摂取量が少ないといえます。

食品安全委員会が推奨する1日70~75mgの量に達していない人が多いのが現実なのです。

「最近みそ汁を飲んでいない」

「和食よりも洋食のほうが多い」

「白米よりやっぱりパン!」

という方は、思ったより大豆イソフラボンが摂取できていない可能性が高いでしょう。

人によって効果の現れ方に違いがあるのは?

実は大豆食品から摂取した大豆イソフラボンの体内の作用には個人差があって、腸内細菌の種類により変わってくることがわかっています。

大豆イソフラボンを有効活用できる人の割合は、人種や性別によっても多少異なりますが、約20~60%といわれているのです。

日本人はもともと大豆食品を多く食べる習慣があるため、50%程度と割合は高くなります。

一方で大豆食品を食べる機会が少ない欧米人は、20~30%となるのです。

ところが、若い人の和食離れにより、この割合が減少傾向にあるため、日本人だからといってかならずしも有効活用できるとはいえません。

日本の若い女性は20~30%の割合だともいわれ、食生活の欧米化が問題だと考えられています。

食事から摂取した大豆イソフラボンは、人によってダイゼインという成分のまま吸収される人もいれば、代謝物であるエクオールの状態で吸収できる人がいることがわかりました。

ダイゼインよりもエクオールで吸収したほうが、高いエストロゲン活性を持つことがわかったのです。

自分の体質がエクオールを産生できるかは、ネットで利用できる簡易検査キットを活用する方法があります。

エクオールがつくれる人は、骨密度アップ、更年期障害が軽い、肌の状態がよいなどの関係性がわかってきているようです。

大豆食品を食べて大豆イソフラボンを摂取しているのに、効果があまり実感できない方は、エクオールの産生ができない可能性もあるでしょう。

  • 大豆食品を多く食べる
  • ベジタリアンなど野菜中心の食事

これらの人はエクオールの産生ができる可能性があって、大豆食品を毎日食べる人はエクオール産生が高いという報告もあるのです。

豆乳の飲み方

豆乳を飲んで効果的に美容や健康対策をしたい方は、エクオールの産生を促すためにも、毎日継続して飲み続けることが大切です。

大豆イソフラボンは1~2日で尿から排出されてしまうため、まとめて飲むのではなく、毎日続けたほうが効果的です。

大豆食品を毎日食べる人は、エクオール産生が50%だという報告もあるため、大豆イソフラボンを効果的に摂取したい方は実践してみてください。

豆乳を飲んだとき大豆イソフラボンの血中濃度の変化は、約2時間から上昇しはじめ約6時間でピークを迎えます。

そのため、効果を高めたい方は、約6時間ごとに1杯飲むことをおすすめします。

豆乳を飲むことで得られる効果

豆乳を飲むことで得られる効果

便秘解消

豆乳を飲むことで便秘解消効果が期待できるのは、豆乳に含まれる水溶性食物繊維の効果と、オリゴ糖、マグネシウムのおかげです。

  • 水溶性食物繊維・・・便をやわらかくし、善玉菌を増やして整腸作用
  • オリゴ糖・・・善玉菌のえさとなる
  • マグネシウム・・・便秘薬にも含まれるミネラル

イライラ予防

豆乳がイライラ防止に役立つのは、エネルギー源となるビタミンB群が豊富だからです。

ビタミンB群は別名「精神のビタミン」とも呼ばれていて、不足すると脳や神経のエネルギーが不足してしまいます。

豆乳でビタミンB群が十分に摂取できていると、集中力がアップする効果も期待できます。

イライラ防止というと牛乳に含まれるカルシウムを思い浮かべる人も多いでしょう。

牛乳と豆乳のカルシウム量で比較すると、カルシウムの量でいえば牛乳が適していて、ビタミンB群なら豆乳が向いています。

それぞれ不足している栄養素で比較してみてください。

また、イライラといえば女性ホルモンのバランスが乱れている方、更年期障害がある方も起こる症状です。

「生理前になるとイライラしやすい」

「若いころと比べてイライラしやすい」

と感じた方は豆乳のほうをおすすめします。

ダイエットサポート

豆乳ダイエット

豆乳がダイエットのサポートになるのは、豆乳には植物性たんぱく質が豊富だからです。

実は若い人など忙しい女性の間では、「朝はパンとコーヒーだけ」といった偏った食生活をしている方も少なくありません。

朝食にパンとサラダ、果物、コーヒーをメニューとして取り入れた場合、十分な栄養が摂取できているように感じられるでしょう。

でも、からだをつくる重要なたんぱく質が不足してしまっています。

たんぱく質とは、筋肉、血管、骨、免疫細胞、ホルモンなどさまざまな部分で必要となる栄養素です。

たんぱく質が不足すればからだを維持できないため、筋肉などを分解することになります。

筋肉は基礎代謝を維持する重要な部分のため、ダイエットを目指す方にとって減らしてしまうのはリバウンドのもととなるのです。

豆乳なら忙しい朝でも1杯飲んでたんぱく質摂取ができ、無調整豆乳を200ml飲んだとしてもわずか100キロカロリー程度と低カロリーなのもメリットです。

ダイエットを成功させるには摂取エネルギー<消費エネルギーにしなければなりません。

おすすめは豆乳ココア

豆乳ココアを飲むと、満腹中枢を刺激する物質が増えることがわかっています。

豆乳だけの朝食だと満足感が低い場合は、ココアを加えましょう。

豆乳ココアは、朝食など食事の代わりに飲むか、食前に飲んで食べ過ぎ防止とする活用法がおススメです。

女性ホルモンのバランスを整える

女性の長距離ランナーは、競技力が高い人ほどエストロゲンなど女性ホルモンが低いことがわかっています。

そこで長距離ランナーを対象に1日600mlの豆乳を飲ませ、8週間続けたデータがあります。

その結果、豆乳を飲む前と比べてエストロゲン上昇傾向が多いことがわかりました。

豆乳に含まれる大豆イソフラボンは激しい運動をして無月経になっている人のみならず、生理不順や生理痛対策としてもおススメです。

イソフラボンは女性ホルモンと似た構造をしているため、バランスを整えるのに役立ちます。

大豆イソフラボンのうれしいところは、エストロゲンが足りなければ補い、多ければ減少させる働きが起きるのです。

女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンのバランスが大切なため、婦人科系の悩みを抱えている方にもおススメです。

ただし、もともとエストロゲン過多になっている人が、さらに大豆イソフラボンを多く摂取してしまうと、「エストロゲンがたくさんある!」と勘違いして、プロゲステロンの分泌を多くする原因にもなるため、飲み過ぎに注意しましょう。

女性ホルモンのエストロゲンは増えすぎても乳がんや子宮がんの発症率を高め、子宮内膜症など婦人科系の病気発症の原因となります。

美肌効果

豆乳は大豆イソフラボンによりエストロゲンを調節する作用のほか、美肌に効果的なビタミンB群やビタミンEも豊富です。

細胞の再生や粘膜の健康と関係するビタミンB2、脂溶性ビタミンで皮膚の抵抗力とも関係するビタミンEが摂取できます。

また、豆乳は肌の材料にもなる植物性たんぱく質が豊富で、美肌対策にはもってこいの飲み物です。

美肌を求める方が豆乳を飲む場合、夜飲むことをおススメします。

その理由は美肌に必要な成分を夜に摂取しておくことで、寝ている際に肌の再生が促されるからです。

睡眠中は成長ホルモンの分泌が促され、コラーゲン・ヒアルロン酸など美肌に必要な成分の生成に役立ちます。

更年期障害対策

閉経後は女性ホルモンの分泌量が減少し、更年期障害を発症する方がいます。

更年期障害の治療では、エストロゲンのホルモン療法が活用されていて、乳がんなどの副作用リスクがあります。

それに比べて豆乳を飲む方法なら、食品のため副作用のリスクが少なく、自分で飲む量も調整しやすいといえるでしょう。

コレステロールの低下

コレステロールの増加は、女性ホルモンの分泌量とも密接な関係を持ちます。

コレステロールには血管のつまりの原因となる悪玉コレステロールと、不要なコレステロールを回収する善玉コレステロールがあります。

動脈硬化の原因となるのが悪玉コレステロールで、生活習慣病を防ぐなら、善玉コレステロールを増やさなければなりません。

悪玉と善玉はバランスが大切で、基準値に保つ必要があります。

豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、これらのバランスを整えるのに役立ちます。

ただし必要量には個人差があるようで、1日20mgの大豆イソフラボンの摂取量では効果がないという報告もあります。

豆乳がコレステロールを下げさせるのは、イソフラボンにより女性ホルモンのバランスが整う効果もあるからです。

脳の活性化

豆乳の大豆レシチンのなかには、ホスファチジルセリンが含まれています。

この成分は脳の機能をアップさせるサプリとしても活用されているものです。

ホスファチジルセリンは脳神経細胞の膜を形成する成分で、脳にはたくさん存在しています。

体内では生成することができないため、豆乳のような食品から摂取する必要があるのです。

つまり豆乳のレシチンには、脳細胞の活性化や情報伝達をスムーズにする働きが期待できます。

ムダ毛の抑制効果

豆乳に含まれる豆乳イソフラボンが女性ホルモンと似た働きとなり、ムダ毛抑制効果が期待できます。

市販の豆乳ローションや手作りで活用してみましょう。

レシチンで血液サラサラ効果

豆乳や大豆食品に含まれているレシチンは、血液サラサラに役立つ物質です。

レシチンは血中コレステロールを溶かす働きがあるため、動脈硬化、高血圧、肥満などが気になる方におススメです。

がん予防

イソフラボンと乳がん

国立がんセンターらの研究組織による、大豆イソフラボンと乳がんリスクとの関係性を調査した内容が、米国がん研究所雑誌に掲載されました。

その内容では、日本と同じアジア人や欧米人などと比較した結果、韓国人がもっとも低く、日本人が次いで乳がんにかかる率が低いことがわかりました。

同じ日本人でも大都市に住む人や、欧米に住む人は乳がん発症率が高くなっています。

その理由から「欧米食や生活習慣に問題があるのでは?」と考えられ、日本人がよく食べる大豆食品にこそ乳がん発症を食い止める可能性があるのではないか、という研究が進められています。

実際に調査してみたところ、大豆イソフラボンと乳がんとの関係がわかってきました。

  • みそ汁を多く飲む人ほどリスクが低い
  • イソフラボン摂取量が多い人とリスクが低い
  • 閉経後にイソフラボンの効果が大きい

乳がんの発症年齢で多いのが、40~50歳代のため、閉経が近い方や、すでに閉経した方は大豆イソフラボンを乳がん予防に活用してみましょう。

また、大豆のなかの、食物繊維、フィチン酸、トコフェロールなども発がん抑制物質として候補に入っています。

ストレス緩和

徳島大学らの研究グループでは、若者の疲労や抑うつの発生は食事との関係性が考えられるとして、豆乳とストレスとの関係を調査しました。

対象となったのは18~25歳までの13人の大学生で、一方は1回目に豆乳を2回目に水を飲み、もう一方は1回目に水を飲み2回目に豆乳を飲むグループに分けました。

調査の結果、水を飲んだときとくらべ、豆乳を飲んだときのほうが唾液アミラーゼの低下が確認されました。

アミラーゼは精神的ストレスにより増加することがわかっており、豆乳を飲むことによりストレスが軽減された可能性が十分あるとのことです。

骨密度のアップ

豆乳に含まれる大豆イソフラボンの研究は、がんや更年期障害の「のぼせ」について多くのデータがあるのですが、その一方で骨密度の影響を調べたものは少ないようです。

そんな数少ない研究がおこなわれたのが「中日友好医院」で、同じアジア人でも効果があるのか調べるため、中国人の高齢男女5人に投与したデータがあります。

そのときに使用したのが大豆イソフラボン含有のタブレットでした。

1粒1mg含まれるものを1日10錠服用したとのことです。

服用を1年間続けてもらったところ、10例中7例で骨密度の上昇が確認されました。

骨密度の低下は閉経により女性ホルモン減少と大きな関係があることがわかっています。

さらに骨を強くするには運動習慣が必要で、大豆イソフラボンの摂取だけよりも、運動もプラスしたほうが有効なことが研究データで出ています。

若い方も生理不順があって女性ホルモンのバランスが乱れている方は、大豆イソフラボンの摂取+運動を取り入れてみましょう。

豆乳のメリット

  • 低カロリー
  • 鉄分が豊富
  • 牛乳アレルギーでも飲める

牛乳1杯67キロカロリーに比べると、無調整豆乳は46キロカロリーと低カロリーです。

また、ダイエットに効果的なビタミンB群や、貧血予防になる鉄分も含まれています。

なによりも牛乳アレルギーがある方でも飲めるため、牛乳代わりにも飲めるメリットがあります。

豆乳のデメリット

豆乳のデメリット

バストが大きくなりすぎる問題も

中国では水代わりに豆乳をガブ飲みしていた男性が、Dカップになってしまったというニュースが報じられました。

その問題の40代男性は、中国浙江省在住の男性・劉さん。

2年間豆乳を飲み続けた結果、胸が大きくなってしまったのです。

本人は中年太りと勘違いしていたようです。

この男性が豆乳のせいでバストが大きくなりすぎたのか、ほかの要因があったかは定かではありませんが、飲み過ぎればカロリーオーバーになることは間違いないでしょう。

大豆イソフラボンはバストアップ効果が期待できるといっても、食べ過ぎ、飲み過ぎは避ける必要があります。

乳がん発症のリスク

豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、かずかすの試験や実験でエストロゲンの受容体に結合することが確認されています。

その実験結果からは、乳がんの抑制作用が判明した結果もあれば、一方で発がん促進作用を示すデータもあるのが事実です。

これは人によっても同じ状況になりえると考えられ、大豆イソフラボンを摂取すれば乳がん予防になる一方で、逆にエストロゲン作用が過剰となり乳がんの発症理由となるリスクもあるのです。

大豆イソフラボンの研究はまだ十分ではない面もあるため、明確にいえる段階ではありません。

過剰摂取すれば乳がんリスクを高める可能性があることは覚えておきましょう。

飲み過ぎで体を冷やす

大豆は陽性でも陰性でもなく中間の食べ物で、豆腐に加工されると体を冷やす食べ物になります。

体を温めるか冷やすかの違いは、食品が持つ性質で変わってきます。

  • 温める・・・北国でとれたもの、色の黒いもの、地中で育ったもの
  • 冷やす・・・南国でとれたもの、白いもの、地上で育ったもの

豆乳は地上で育ったもの、白いものに当てはまるため、体を冷やす部類に入ります。

専門家によっては中間の性質だと言う人もいるようです。

体が冷えやすい方は豆乳の飲み過ぎに注意しましょう。

また、豆乳飲料に含まれるバナナ、砂糖、コーヒーも体を冷やす働きとなります。

飲み過ぎで逆に便秘になる

豆乳には食物繊維やオリゴ糖が含まれているため、本来は便秘を解消できるはず。

しかし人によっては豆乳を飲んでから便秘になる人もいるのです。

その理由は水溶性食物繊維が多く、水溶性食物繊維の過剰摂取で便秘になりやすい人がいるからです。

  • 水溶性食物繊維・・・水に溶け水分を抱え込んでゲル化になり、有害な物質の吸収を阻害します。
  • 不溶性食物繊維・・・水に溶けず水を吸収して膨らみ、腸のぜんどう運動を刺激します。

便をやわらかくする働きがあるのが水溶性食物繊維で、不溶性食物繊維は便の量を増やすのに役立ちます。

腸のぜんどう運動が少なく、便の回数が少ない方は不溶性食物繊維をとって腸を刺激する必要があるのです。

一方で便秘と下痢を繰り返すけいれん型は、水溶性食物繊維のほうが向いています。

大豆には不溶性食物繊維が多いのですが、大豆をしぼる段階で取り除かれてしまい、豆乳には水溶性食物繊維が多くなります。

豆乳の飲み過ぎで便秘になるということは、水溶性食物繊維が効くタイプではなく、不溶性食物繊維が必要だったと判断できるでしょう。

理想的なバランスは不溶性食物繊維2:水溶性食物繊維1のため、豆乳で便秘になるということは、あきらかに不溶性食物繊維が不足しています。

豆乳だけで便秘を解消しようと考えるのではなく、食事から繊維質の多い野菜もとりましょう。

豆乳が便秘の原因になったというより、食物繊維のバランスが悪く便秘を解消できなかったといえるのです。

毎日取り入れるためのコツ

豆乳を飲むコツ

同じ味で飽きてしまう

サイダーで割って味を変えてみましょう。

次の材料を混ぜ合わせるとさわやかな飲み口になります。

  • 無調整豆乳・・・100cc
  • 炭酸水・・・100cc
  • 砂糖・・・20g
  • 水・・・5cc
  • レモン汁・・・1切れ

無調整豆乳で豆腐を作ってみよう

大豆と水だけの無調整豆乳は、食酢を加えると豆腐に変化します。

豆乳を鍋で90度まで加熱し、お酢を6ml一気に加え混ぜ合わせます。

5分経過したら凝固物をガーゼでこしとると、豆腐ができあがります。

豆乳鍋として利用した最後にお酢を加えるのもおススメです。

豆乳のQ&A

豆乳のQ&A

豆乳に含まれる添加物

「豆乳飲料には乳化剤や香料、糊料などが含まれているけど大丈夫?」

毎日豆乳を飲む方のなかには、このような疑問を感じている方もいるようです。

乳化剤は乳成分が分離しないために配合するもので、コーヒー味の豆乳で含まれている可能性があります。

糊料はとろみをつけるための添加物で、カラギナンなどです。

添加物はどのような食品にも含まれているため、特定の食品を大量に食べたり飲んだりしなければ影響は少ないです。

添加物が気になる方は、大豆のみを使用している無調整豆乳をおススメします。

豆乳を飲んでも効果はない人がいる?

これはその人によって腸内細菌が違うためで、豆乳を飲んでエクオールを産生できるかで変わってくるものです。

またエクオールが産生できたとしても、天然のエストロゲンと比べて、その働きは1/1000程度にしかならないのです。

若い方で女性ホルモンの分泌量に問題がない方は効果を実感しにくく、更年期で女性ホルモンが極端に少ない方は実感しやすいです。

豆乳アレルギーとは?

日本人がなりやすい食物アレルギーは、卵、牛乳、小麦、そば、カニ、エビ、ピーナッツ、大豆、果物、魚介類があります。

豆乳は大豆から作られるため、大豆アレルギーがある方は飲むことができません。

大豆アレルギーは、シラカバやハンノキアレルギーを持つ方に多いという報告もあるため、豆乳アレルギー症状がない方も注意してみましょう。

国民生活センターに寄せられた内容では、2008年からの5年間で15件寄あったということです。

りんごやももを食べてかゆくなった経験がある方も注意してください。

豆乳飲料の正しい注ぎ方

1リットルの豆乳パックを購入してコップに注ぐとき、勢いよく出過ぎてこぼした経験はありませんか?

この理由は、豆乳を注ぐとき容器内に空気が入り込み、液を押し出そうとする力が働くからです。

この現象は豆乳パックのみならず、ペットボトル飲料でも起きます。

こぼさないよううまく注ぐには、横にしたときに、注ぎ口がパックの上になるよう持つこと。

市販の豆乳パックには、こぼれにくい対策をしている商品もあります。

まとめ

豆乳は飲むだけで美容や健康対策にもなり、女性ホルモンのバランスを整えて、ダイエットにもつながるのですから見逃せない食品です。

忙しい人でも朝豆乳を取り入れる方法なら、続けられるのではないでしょうか。

外国人と比べて日本人が若く見える、生活習慣病にかかりにくいのも、大豆が持つパワーの可能性があるのです。

仕事などで食生活が乱れやすい女性は、1日1本の豆乳対策からはじめてみましょう。

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本記事は、2017年5月1日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。