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この倦怠感、不定愁訴なの?季節と身体のバランスを上手にとる方法

2017年6月28日更新 | 6,505 views | お気に入り 108

季節の変わり目は、気温差や大きくなったり、気圧の変化があったりで、体がついていけなくなり、体調が悪くなる。ということをあなたも経験したことがあるかもしれません。だけどその不調は、西洋医学では病気と考えられることはなく、不定愁訴と言われるために「しょうがないこと」「我慢しかない」「こういうもの」というようにあきらめている方も多いかもしれませんね。

しかし、漢方で紐解くと、日常の食材で体調良く元気になることができます。
今回は、季節ごとに表れやすい不定愁訴とその改善方法をお伝えします。

不定愁訴とは?

不定愁訴とは、はっきりした理由や原因が不明で、病気ではないが、なんとなく不調というような訴え、症状です。代表的なものでは、だるい、頭が重い、肩こり、腰が痛い、イライラする、悲しくなる、というような患者の訴えや症状のこと。ストレスという言葉で片付けられてしまうこともあります。

四季(季節の変わり目も含め)で心身に表れやすいトラブル

西洋医学では原因不明と言われる不調は、漢方の得意分野です。

漢方では、季節を5つに分けて考え、季節ごとにどのような不調が起こりやすいのか、わかっています。

春の不調

春は「肝(かん)」の不調が起こりやすい季節です。
漢方でいう肝の働きは、解毒、自律神経を整える、情緒のバランスを整えることです。

なので、春先に起こりやすいことは、お肌に原因不明の蕁麻疹、肌荒れがでやすい、イライラする、怒りっぽくなる、わけもなく涙が出る、肩こり、腰痛、体温の調整ができない、ふわふわするめまい、締め付けられるような頭痛、頰やフェイスラインの吹き出物、気持ちが不安定になる。といった不調が表れやすくなります。

夏の不調

夏は「心(しん)」の不調が起こりやすい季節です。
漢方でいう心の働きは、精神活動をつかさどる。血液の流れを整えるという働きをしています。

夏になると起こりやすいことは、不安、焦り、躁うつ、不眠、おとなしくしているときに起こる動悸、顔のほてり、眉間やおでこのニキビ、といった不調が表れやすくなります。

土用(梅雨、晩夏)の不調

土用は、主に梅雨時期や、晩夏を指します。
この時期は、「脾(ひ)」の不調が起こりやすい季節です。漢方でいう脾の働きは、消化器系、水分代謝があります。

なので、梅雨時期や、晩夏には、食欲不振、食欲異常、胃痛、おなかの冷え、下痢、夏バテ、体が重だるい、雨の日に特にだるくなる、雨の日に酷くなる頭痛、湿疹、むくみ、口内炎、唇の乾燥、口の周りのニキビなどが表れます。気持ちの面では、考えてもしょうがないことでくよくよ思い悩んでしまう季節です。

秋の不調

秋は「肺(はい)」の不調が起こりやすい季節です。
漢方でいう肺は、呼吸器系の他に、バリア機能、お肌や腸を潤す、汗を出す、という働きをしています。

なので、秋になると、風邪でもないのに咳が続く、お肌がカサカサ乾燥しやすくなる、便秘、アレルギーが出やすい、風邪をひきやすい、敏感肌、鼻炎、鼻のニキビ、という不調が表れます。気持ちの面では、なんでも悲観的に考えてしまいがちな季節です。

冬の不調

冬は「腎(じん)」の不調が起こりやすい季節です。
漢方でいう腎は、水分代謝の他に、生殖器系、生きる力を蓄えるという働きがあります。

なので、冬になると、疲れやすい、老け込む、髪が白くなる、髪が抜ける、髪が細くなる、耳鳴りがする、歯が弱くなる、トイレが近くなる、夜中にトイレに起きる、冷え、生理不順、生理痛、腰痛、あごや首の吹き出物が治りにくい、その他ホルモンバランスの乱れに伴う様々な不調が表れてきます。気持ちの面では、びくびくしたり、ちょっとしたことで驚きやすくなる季節です。

漢方の観点からのトラブル改善方法について

漢方では、それぞれの季節で、その臓器が元気になる食材の味と色が決まっています。それをお伝えしておきますね。

春:「肝」の働きをサポートして、春の不調を吹き飛ばす食材

青(緑)の食材

  • 春菊
  • セロリ
  • ミント
  • 大葉
  • ほうれん草
  • 小松菜など

酸味の食べ物

  • 柑橘系(グレープフルーツ、みかんなど)
  • 梅干し
  • 酢など
夏:「心」の働きをサポートして、夏の不調を和らげる食材

赤の食材

  • トマト
  • パプリカ(赤)
  • スイカなど

苦味の食べ物

  • ゴーヤ
  • ピーマンなど
土用(梅雨、晩夏):「脾」の働きをサポートして、体を軽くする食材

黄色の食材

  • とうもろこし
  • さつまいも
  • じゃがいも
  • かぼちゃ
  • にんじんなど

甘味の食べ物

  • はちみつ
  • 玄米
  • とうもろこし
  • さつまいも
  • じゃがいも
  • かぼちゃ
  • にんじんなど
秋:「肺」の働きをサポートして、邪気を追い出し、全身を潤す食材

白色の食材

  • レンコン
  • 大根
  • ユリ根
  • かぶ
  • 白菜
  • 大豆
  • 豆腐
  • 白きくらげなど

辛味の食べ物

  • 生姜
  • 大根
  • 玉ねぎ
  • 長ねぎなど
冬:「腎」の働きをサポートして、ホルモンバランスを整える食材

黒色の食材

  • わかめ
  • こんぶ
  • ひじき
  • 黒きくらげ
  • 黒豆
  • 黒ごまなど

しおからい食材

  • 貝類
  • エビ
  • カニ
  • タコ
  • イカ
  • 味噌など

まとめ

いかがでしたか?
季節の変わり目は、体が変化に対応できずに、原因不明の不調=不定愁訴となって表れてきます。だけど、もう大丈夫ですね!漢方を知っていると、その季節になりやすい不調があらかじめわかります。
前もって不調にならないように食材を選び、予防するとともに、もし不調になっても、整えるための食材をいただくことで、不調を自分でケアできるようになりましょう。

著者情報

うるおい漢方の専門家

本記事は、2017年6月28日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。