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その頭痛は脱水症状かも!?カラダからのSOSを見逃さないで!

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最近はもっぱらナチュラル思考です。自然が大好き!

2017年7月21日更新 | 19,234 views | お気に入り 44

脱水で頭痛

脱水症状で起きる頭痛を見逃さないで!

なぜ脱水状態で頭痛がおきるのか、頭痛が起きたらどうしたらよいか、頭痛以外の症状にはどのような症状があるかなど、脱水症状について詳しく調べてみました。

脱水症状に陥らない予防方法もご紹介します!

目次

なぜ脱水で頭痛がおきるのか?

脱水と頭痛

まず初めに、「喉が渇いた」と感じているときに体の水分が2%減少しており、「汗が出なくなって頭が痛い・・・」このときには脱水が5%も進んでいることを知らなければなりません。

脱水で頭痛がおきている状態は脱水の中程度で、もう少し脱水が進行すれば医療措置が必要なほど脱水が重症化しているのです。

脱水で頭痛がおきるのは、次のような原因があります。

水分不足による原因

血液には水が必要で、脱水状態になれば血液の量が少なくなり、血圧が下がって血流が悪くなります。

血流不足は全身の細胞に酸素や栄養が届けられない状態です。

脳も例外ではなく、脱水で脳が酸欠状態となります。

脳が正常に働くには酸素が必要なため、脳の血管を拡張させ血流を改善させようとする働きがおきるのです。

このときに拡張された血管が神経を圧迫するのが頭痛のもととなります。

 

脱水の初期状態で、体がだるくなる、食欲が減るといった症状は、脱水により血流が悪くなっている証拠です。

全身の細胞に酸素や栄養が届きにくくなると体がだるくなり、内臓への酸素や栄養の補給が悪くなると、内臓の機能が低下して食欲が落ちます。

ミネラルバランスの低下

体が脱水になった際には、ミネラルバランスを乱していることがあります。

 

体の水分は体液として存在しており、約半分は筋肉内に存在しています。

体液とは原始地球である海の塩分濃度と近く、ナトリウム・カルシウム・カリウムなどで構成される電解質です。

電解質は細胞の浸透圧を調節し、骨や筋肉を動かす重要な物質です。

汗と一緒に多くのミネラルを失うと、筋肉はけいれんを起こし、心臓など臓器の動きにも障害が出ます。

汗をかいたときに水だけを摂取しても、電解質の濃度が低下するため頭痛などの問題が出るのです。

3つの脱水症状

頭痛の原因が脱水かもしれないとわかったら、次は脱水の種類とその特徴を理解してみましょう。

高張性脱水

水分だけが減少し、電解質は保たれている状態です。

汗をかいて水分が失われたのに、水分を摂取しなかったために脱水となります。

水分管理の苦手な高齢者、子どもなどに多くみられる症状です。

子どもが車内に取り残され脱水になる場合や、高齢者が室内で脱水になり倒れるケースもこのタイプです。

体内のミネラルは失われていないため、高ナトリウム血症となることがあります。

症状は喉の渇き、口の乾燥です。

等張性脱水

水分と電解質両方を失った状態です。

大量に汗をかいた際に、塩分と水分補給をしないとこのような状態になります。

水様性の下痢、激しい嘔吐でも同じように水分と電解質を失うため注意が必要です。

ほかにも出血や火傷などでも起こります。

症状は口の中の乾燥、食欲不振、嘔吐、めまい、倦怠感です。

低張性脱水

下痢や嘔吐、発汗、利尿剤の影響などで、ナトリウムを多く失った状態で、体は塩分が少ない状態です。

水は飲めるが食事がとれないときにおきます。

また、塩分を失った状態で水分を摂取しても、塩分が含まれないお茶などを大量に飲むと、体内のミネラルバランスが悪くなってしまうのです。

症状は食欲不振、嘔吐、めまい、倦怠感、頭痛があります。

水が飲めるため喉の渇きや口の中の乾燥はなく、本人も脱水していると気が付かないこともあるため注意しましょう。

頭痛があるときは塩分摂取を心がける

このように3つの脱水タイプを比較してみると、脱水と頭痛との関係性がよくわかるでしょう。

頭痛があるのに喉の渇きはあまり感じないなら、低張性脱水の可能性があります。

発汗で塩分を失っているのにもかかわらず、食事からの塩分摂取ができないときは、経口補水液などで塩分を補いましょう。

脱水になる原因

脱水になる原因

体から水分が減る原因もいろいろあります。

どのような原因で脱水になり、頭痛がおこりやすいのかチェックしてみましょう。

発汗

高温多湿の環境では発汗量が多くなります。

家の中にいても高温多湿の環境であれば、発汗量は多くなるため注意が必要です。

このような環境では「不感蒸泄」による、皮膚からの水分蒸発や呼気の量が多くなるため、汗をかいていなくても適切な水分補給が求められます。

発熱

体温が上昇し「不感蒸泄」の量が多くなり、汗もかくため脱水になります。

こまめに水分補給を心がけましょう。

口から摂取できないときは、病院で点滴による対処が必要です。

運動や労働

運動や労働では発汗量が多くなりやすいため、水分補給に努める必要があります。

汗と一緒にミネラルも失いやすく、電解質の摂取が必要です。

下痢・嘔吐

風邪で下痢をしているとき、食中毒での嘔吐があるときは、電解質を多く失っています。

水分と塩分の摂取が欠かせません。

腎臓の病気

利尿剤を飲んでいる方は脱水になりやすいため注意が必要です。

ほかにも尿崩症のように水分の再吸収量が低下し尿の量が多くなる病気や、指定難病のひとつアジソン病、腎臓の働きが悪くなる腎不全でも脱水になる可能性があります。

高齢者の場合は、腎臓の働きが悪くなり尿濃縮力低下がおこります。

これにより夜中に何度もトイレに行くようになり、脱水になることもあるため注意が必要です。

水分摂取の不足

高齢になると喉が渇いているのがわかりにくくなります。

加齢とともに口乾中枢の機能が低下するためです。

食欲不振

1日に食事から約700mlの水分を補給しているため、食欲が低下すると水分摂取量も減ります。

風邪などで発熱があると食欲が低下しやすく、脱水になりやすいといえるでしょう。

場合によっては点滴による処置が必要です。

アルコール摂取

アルコールは利尿作用があるため脱水になりやすいでしょう。

二日酔いで頭痛が起こるのも、脱水によるものです。

そのため、お酒を飲んだら、同時に水分補給も心がけてください。

寝る前に水分を摂取しておくことで、翌日の頭痛防止にもなります。

脱水がおきていないか簡易チェック

自分ではなかなか脱水症状がわかりにくい方は、次の項目に当てはまるか調べてみましょう。

  • 脈拍数が1分あたり120回以上
  • 37℃以上の体温
  • 爪を白くなるまで押して離し、ピンクに回復するまで3秒以上
  • 手の甲をつまんで2秒以内に皮膚の張りが戻らない
  • 尿の量が少なく濃い

皮膚に張りがない場合は、隠れ脱水症の可能性があります。

体に適度な水分がいきわたっているときは、尿の色は薄くなるため、尿の色や量でも脱水状態を確認しましょう。

脱水になると体はこんなふうに変化する

汗をかいても水分を補給しないと、体の中ではどのような状態になっているのでしょうか?

 

体液の調節は「浸透圧調節」「容量調節」の2つがあります。

細胞外液の浸透圧が変化すると、細胞は水を取り込み膨らんだり、水を排出して縮んだりするのです。

細胞内と外との水の移動は浸透圧で調節されています。

浸透圧の調節は脳で行われ、腎臓で濃縮された尿が排出され浸透圧を抑えるのです。

また、浸透圧が上昇すれば、喉が渇き水を飲もうとする行動がおきます。

喉の渇きは腎臓の働きだけでは補いきれないときにおこるため、喉が渇き水分をとる行為はとても重要です。

もうひとつ容量調節機能の受容体は心臓にあり、体内のナトリウム量を調節しています。

脱水で頭痛がおきたときの対処法

脱水で頭痛になったとき

脱水による頭痛を感じたら、経口補水液を摂取するのが一番です。

経口補水液は「飲む点滴」とも呼ばれ、体から失われた水分、電解質、炭水化物を素早く摂取することができます。

経口補水液はナトリウムとブドウ糖を一定の濃度で混ぜて作っているため、体への吸収量が高いのです。

摂取した水分や電解質は小腸で吸収されます。

 

水分の吸収量が最も高くなるブドウ糖の濃度とは、1~2.5%のときです。

経口補水液の塩分濃度は、スポーツ飲料の倍程度で、味噌汁の上澄み液より薄く作ります。

お茶や果汁ジュースでは塩分がほとんど含まれていないため、電解質を補う飲料として向いていません。

スポーツ飲料は経口補水液ではない?

スポーツ飲料は水分補給として利用することはできますが、経口補水液と同じ水分吸収の効果を得ることはできません。

そのため、脱水になる前に適度にスポーツ飲料を飲む対策として利用し、脱水になったときには経口補水液を飲むようにしましょう。

 経口補水液とスポーツ飲料のミネラル、糖分濃度を比較するとその違いがわかります。

  • WHOが推奨する経口補水液:ナトリウム75、カリウム20、糖分1.35%
  • OS-1(経口補水液):ナトリウム50、カリウム20、糖分2.5%
  • ポカリスエット:ナトリウム21、カリウム5、糖分6.7%

大塚製薬から販売されているOS-1という経口補水液では、WHOが推奨するバランスと近くなっています。

同じく大塚製薬から販売されているポカリスエットでは、ナトリウムもカリウムの量も足りず、糖分が多く含まれていることがわかります。

 

OS-1の公式サイトにはスポーツドリンクとの違いが書かれています。

「下痢や嘔吐、発熱、過度の激しい発汗、高齢者の経口摂取不足による脱水に適している」

水や市販のドリンク類は軽度の脱水に利用でき、軽度から中度では自宅で経口補水液を摂取して様子を見ることができます。

重度ともなれば病院で輸液療法を利用しなければなりません。

OS-1は製造日から12か月持つため、汗のかきやすい時期にはストックしておくとよいでしょう。

経口補水液の作り方

家庭でも経口補水液は手作りできるため、市販の商品がないときの緊急用として、作り方を覚えておきましょう。

【材料】
  • 塩・・・小さじ1/4
  • 砂糖・・・大さじ1と小さじ1
  • 水・・・500ml
【作り方】

水500mlを火にかけて沸騰させます。

それに塩と砂糖を入れて混ぜましょう。

測るのが面倒なときには、目分量でも大丈夫です。

塩は親指、人差し指、中指の3本を使ってひとつまみ入れます。

砂糖はペットボトルの蓋2杯分でOKです。

手作りの経口補水液が飲みにくい場合は、レモン汁を少量入れましょう。

混ぜたものを冷やして飲んでください。

火が使えない環境では、ペットボトルに全ての材料を入れ、振ることでも作ることができます。

経口補水液の飲み方

  • 混ぜたり凍らせたりせずそのまま飲む
  • 症状が改善しない場合は病院を受診
  • 飲めない場合は無理せず病院へ
  • 経口補水液が美味しいのは脱水している証拠

経口補水液の塩分で美味しくないと感じる場合は、冷蔵庫で冷やしストローで飲むと感じにくくなります。

経口補水液が適用となるのは、下痢や嘔吐、微熱があるときです。

脱水症状がひどくなり、尿量が減少する状態では経口補水液では間に合いません。

脱水で現れる症状

脱水

脱水と頭痛との関係性、対処方法を理解したら、次は脱水によりおこる症状をチェックしてみてください。

脱水の症状は頭痛だけではなく、さまざまな症状がおこるのです。

  • 強い喉の渇き
  • 尿量の低下
  • 便秘
  • 口の中が乾く
  • 皮膚の乾燥
  • 立ちくらみ
  • 食欲低下
  • 目がくぼむ
  • 頭痛
  • めまい
  • 脱力
  • 意識障害

体が脱水になるとこれらの症状が出てきます。

では、具体的に脱水率による症状を紹介しましょう。

  • 1%・・・大量の汗、喉の渇き
  • 2%・・・強い喉の渇き、食欲不振、ぼんやりする、吐き気
  • 3%・・・汗が出なくなる
  • 4%・・・体温上昇、全身倦怠感、尿量の減少、皮膚の紅潮、イライラ
  • 5%・・・頭痛、嘔吐、顔面蒼白
  • 8%・・・身体動揺、呼吸困難、チアノーゼ
  • 10~12%・・・筋けいれん、失神、不眠、腎機能不全
  • 15~17%・・・嚥下障害、目がくぼむ、聴力喪失
  • 18%・・・皮膚のひび割れ、尿生成の停止
  • 20%・・・生命の危機、死亡

脱水により頭痛がおきるのは中度といえる状態で、吐き気、嘔吐、顔面蒼白になります。

それ以上脱水が進むと、40℃以上の高熱が出て意識障害がおきるため注意が必要です。

このときには発汗作用は停止し、中枢神経障害がおきています。

 

脱水で頭痛がおきる状態は、様子をみて改善できなければ病院を受診しなければならないレベルです。

意識障害がおきれば救急車を呼んで、早急に対処してもらう必要があります。

救急車を呼ぶ目安

脱水症状になっても、どのくらいが重症かは判断しにくいのではないでしょうか。

ひとつの目安となるのが、「意識があるか?」「水分を摂取できるか?」の2点です。

自分で水分が摂取できるようなら、応急処置で回復の見込みがあります。

意識がぼんやりとして、水分補給もできない状況では、救急車を呼びましょう。

夏場足がつるのは脱水かも?

夏以外はあまり足がつることはないのに、夏場の就寝中に限って足がつる場合は、脱水が起きている可能性があります。

または、夏の運動中に足がつりやすい方も、脱水の影響を受けているといえるでしょう。

寝る前に水分補給を行い、運動前後の水分補給やこまめな水分摂取をおススメします。

こんな人は注意が必要

同じ環境で過ごしていても、脱水になりやすい人となりにくい人がいます。

次の項目に当てはまる方は、意識して脱水予防に努める必要があるでしょう。

高齢者

体内水分量は、成人で体重の約60%あるのに対し、高齢者は体重の約50%しかありません。

さらに高齢者は喉の渇きを感じにくくなっているため、知らないうちに脱水をおこしていることがあります。

水分は食事や飲料水なども含まれており、高齢者は食事の量が減ることも原因のひとつです。

子ども

腎臓機能が未発達な子どもは、風邪や食中毒などの影響で、嘔吐や下痢などをおこすと脱水に陥りやすくなります。

さらに、子どもは汗をかきやすいため、大人と比べて脱水になりやすいです。

普段運動をしない方

普段運動をしない方は発汗をコントロールすることができません。

急に運動をすると発汗量が多くなり、汗からミネラルを多く失い脱水症状になりやすいといえるでしょう。

腎臓や心疾患の方

これらの疾患があると水分摂取量を制限しなければならないことがあります。

すると少しの発汗でも脱水になりやすいといえるのです。

糖尿病の方

糖尿病では尿の量が多くなり脱水になりやすいといえます。

食事制限も加われば、それだけ水分摂取量が不足する恐れがあるのです。

放っておくと深刻な病気にもつながる

脱水

たかが脱水と思っていたら、深刻な病気に繋がることもあります。

心筋梗塞や脳梗塞のような血栓がもととなる病気は、冬に多いと思っていないでしょうか?

意外にも夏にも多い病気なのです。

心筋梗塞や脳梗塞のリスク

心筋梗塞、脳梗塞、どちらも冠動脈内に脂肪の塊が発生し、何らかの原因で剥がれたり、血の塊が血管をふいだりする病気です。

血液がドロドロになってしまう原因のひとつが、夏の脱水症状です。

夏はたくさんの汗をかき、体内の水分が不足して脱水となります。

すると血液内の水分も不足して血液がドロドロになってしまうのです。

だからこそ夏は、心筋梗塞や脳梗塞の発症数も多くなっています。

 

若い方でも屋外での長時間の作業やスポーツで、心筋梗塞や脳梗塞になるリスクがあります。

一番の対策は脱水に注意し、適切な水分補給を心がけることです。

適切に水分を補給していても次のような症状がある場合は注意してください。

心筋梗塞
  • 急に胸や背中が痛む
  • 呼吸困難がある
  • 喉、肩、お腹などの痛み

心筋梗塞はいったん症状が出てしまうと、短期間で命を落とすこともある怖い病気です。

糖尿病や脂質異常がある方はとくに注意しましょう。

脳梗塞
  • 片方の手足に力が入らない
  • 半身にしびれがある
  • 急にろれつが回らなくなった
  • 片側の目が見えない、視野が欠ける
  • めまいがある
  • ふらつく

脳梗塞は突然症状が起きるのですが、24時間以内に症状が消失するため注意が必要です。

片側の麻痺があらわれて消失しても、気のせいだったと思わず、早めに病院を受診しましょう。

腎臓への問題

脱水は腎臓の働きを低下させる原因のひとつです。

体の老廃物は腎臓でろ過され水分と一緒に尿として排出されています。

腎臓には体内の水分がすくなければ、尿を濃縮する働きもあります。

このように腎臓は老廃物の排泄や、体内の水分量調節に関わっているため、水分が少なければ腎臓に負担をかけてしまうのです。

 

腎機能低下が進むと、透析が必要な腎不全になるリスクがあります。

また、腎臓の機能低下は、心臓病や脳疾患などの病気にもなりやすいため注意が必要です。

腎臓は機能低下が70%以上になるまで自覚症状が現れにくく、気が付いたときには手遅れとなるケースもあります。

腎臓の負担を軽くするには、適度な水分補給と、過剰な塩分摂取を控えることです。

日常生活の水分摂取のコツ

水分補給のコツ

体重の5%の水分が不足すると、脱水は中程度となります。

体重60kgの場合は3000ml失った計算です。

普通に生活していて1日で失う水分量は約2500mlのため、少しの水分減少でも脱水はおこりやすいといえます。

 

1日の水分減少内訳は次の通りです。

  • 尿として1日に1500ml失う
  • 皮膚からの蒸発と呼気からの水分排泄を含む「不感蒸泄」が1日900ml

これには発汗は含まれておらず、気温の上昇でも量が増えると考えてください。

気温や湿度が高く、脱水になりやすい時期は、次のようなタイミングで水分補給をしましょう。

1・起床時

寝ているときにもコップ1杯程度の汗をかいているため、目覚めたらコップ1杯の水分補給からはじめましょう。

2・朝食前

朝食前の水分補給は胃腸を働かせ、消化を活発にして、便秘解消に役立ちます。

3・10時

朝食と昼食の間に水分補給を心がけます。

4・昼食時

食事中も水分を摂取し、消化を促しましょう。

5・15時

おやつタイムに好みの飲み物を加えて水分補給しましょう。

6・夕食時

夕食時にも水分補給を心がけ、アルコールを飲む方はコップ1杯の水を加えてください。

8・就寝前

寝ているときに失われる水分を補給します。

運動前後に水分補給

運動習慣がある方は、運動の前と後の2回水分補給をします。

運動強度に合わせて、運動中もこまめな水分補給を心がけてください。

1回あたり150~200ml

一気に飲んでも体に吸収されず尿として排出されてしまいます。

水分補給は1日7~8回に分けて行い、1回あたり150~200mlずつ飲みましょう。

気温と運動の目安

  • 24℃未満・・・安全に運動が行える気温、長時間のマラソンでは熱中症に注意
  • 24~28℃・・・熱中症による死亡事故のリスク、運動の合間に適切な水分補給
  • 28~31℃・・・熱中症の危険が増す、激しい運動では30分ごとに休憩
  • 31~35℃・・・マラソンは避ける、暑さに慣れてない人は運動を避ける
  • 35℃以上・・・特別な場合を除き運動を中止

安全に運動ができる気温は24℃までで、この場合も長時間の運動の場合は適度な水分補給が必要です。

それ以上の気温では水分補給に注意が必要なレベルで、31℃を超える気温では体力のない方、暑さに慣れていない方は運動を中止してください。

どの気温でも適切な水分、塩分摂取は必要です。

運動で失われた水分をチェックしよう

普段運動をする方は、運動量や発汗量によっても適切な水分補給量が変わるため、どのくらい水分を飲んだらよいのかわかりにくいでしょう。

そのようなときには、体重計を使って失われた水分量を測る方法があります。

運動前に体重を測っておき、運動後の体重の変化で、どのくらいの水分補給が必要か分かります。

体の水分が1%減少すると喉が渇き、3%減少すると運動能力や体温調節機能が低下するため、運動中の体重減少は2%以内にとどめることが重要です。

熱中症とは?

熱中症とは

熱中症とは厚生労働省が発表した定義では、次のような症状のことだとされています。

「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」

以前は熱中症のことを、症状別に分類していました。

  • 熱失神・・・血圧が低下するめまいや失神
  • 熱けいれん・・・塩分をとらず水分だけ摂取したことによる筋肉けいれん
  • 熱疲労・・・塩分も水分もとらず脱水を起こした、熱射病の前段階
  • 熱射病・・・熱疲労よりも重度な脱水状態

しかしこれらはどれも高温多湿の環境で発汗が原因で起きる身体症状のため、「熱中症」と総称することになりました。

熱中症とは脱水が起きる原因のひとつのため、脱水で頭痛が起こりやすい方は、知識として取り入れておく必要があります。

熱中症の分類

Ⅰ度・・・めまい、失神

熱中症が軽度であれば、脳への血流が悪くなり、立ちくらみを起こします。

これを「熱失神」と呼ぶものです。

ほかにもナトリウムの欠乏により、足のつりがおきます。

これを「熱けいれん」と呼びます。

Ⅱ度・・・頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

体がだるく力が入らない状態になります。

この状態のことを「熱疲労」といいます。

Ⅲ度・・・意識障害、けいれん、手足の運動障害

呼びかけに答えられなくなり、体をガクガクひきつけます。

手足の運動障害が起きて、まっすぐに歩けない、そもそも歩けないという症状が出ます。

Ⅲ度では体に触れると体温が高くなっているのがわかり、この段階では「熱射病」「日射病」の状態です。

熱中症では体を冷やす

熱中症が起きた場合は適切な水分補給とともに、体の熱を冷ます必要があります。

体を冷やすポイントは3つです。

  • 首の後ろ
  • 脇の下
  • 太ももの内側

この3か所に冷やしたタオル、または保冷剤を当てましょう。

熱中症が軽度であれば、日陰で風通しのよいところで横になって休み、同時に体を冷やしてください。

熱中症にならない室温と湿度

熱中症は室内にいてもなることがあるため、室温と湿度の管理をしましょう。

目安は室温28℃、湿度70%以下です。

エアコンが苦手な方や、夜中の室温管理では、この目安を参考にしてください。

室内ではカーテンをしめる

直射日光が室内に入り込む場合は、カーテンをしめて日光を遮りましょう。

屋外にいる場合は、日陰を選ぶか、日傘も予防効果があります。

通気性の良い服装や、光を反射する白い服も熱中症予防に効果的です。

熱中症になりにくい人がいるのは?

同じ環境で同じように水分補給をしていても、熱中症になりやすい人となりにくい人がいます。

その違いはどんなことなのでしょうか?

それは、暑さに慣れることなのです。

昔は初夏に暑さに触れることで徐々に体が慣れていったため、熱中症になる人の数は多くはありませんでした。

今は空調により春から夏にかけての慣れがないため、熱中症になりやすい人が増えているようです。

  • 本格的な夏になる前に適度な運動をする
  • 湯船に浸かってしっかり汗をかく

これらの習慣を1週間続けるだけでも効果があるといわれています。

効果があるのは、暑さに慣れると血流がよくなり、汗をかきやすくなって体温調節が適切になるからです。

適度な運動を続けていれば、汗で塩分が排出されにくくなり、水分補給だけでも回復しやすい体になります。

汗は悪者にされがちですが、汗腺が鍛えられていれば塩分の排出量が少なく、汗がベタベタしないため、汗をかくことはメリットが高いことですよ。

夏の頭痛をもう一度おさらい

夏の頭痛

夏には脱水以外の頭痛もおこりやすく、その種類を紹介します。

冷房による冷え

冷房で体が冷えすぎると、血管が収縮し血流が悪くなります。

そのため、頭痛、肩こり、首のこりなどがおこりやすいといえるでしょう。

冷房による冷えは自律神経の働きが乱れ、緊張型頭痛となります。

緊張型頭痛とは頭全体が締め付けられるような痛みが特徴で、痛みは日常生活に支障が及ぶほどではありません。

肩こりや首のこりも発生しやすく、血流が悪くなっています。

 

冷房による冷えが頭痛の原因となっている場合、体を温めるのが一番です。

オフィスや電車内で冷房による冷えが気になる方は、1日の終わりに湯船に浸かり体を温めましょう。

ストレッチや運動で血流を改善させる方法や、直接首をホットタオルで温めるのもおススメです。

夏の強い日差し

強い日差しは脳に刺激を与え、片頭痛の原因となります。

片頭痛とは、頭の片側のみズキンズキンと脈を打つように痛むタイプです。

痛みは日常生活に支障があるほど強くなっています。

原因は脳の血管が拡張し、脳の神経を圧迫するからです。

夏の強い日差し以外にも、ストレス、肩こり、脱水でもこの頭痛がおきます。

 

片頭痛の対処方法は、安静が第一です。

脳の血管が拡張しているため、首やこめかみを冷やすと症状が治まります。

体を動かすと痛みが強くなりますから、光や音などの刺激を避けて、横になるようにしましょう。

気温変化

空調が効いている室内と、屋外との気温差で片頭痛がおきます。

気温の変化が激しいと、自律神経を乱し、緊張型頭痛を招くこともあります。

エアコンが効いている室内ではカーディガンやストールで体を冷やさないようにして、屋外では上着を脱いで気温差を減らすようにしましょう。

梅雨時期の頭痛

気圧の変化で頭痛をおこす方もいます。

季節の変わり目や、梅雨の時期などに限って頭痛がおきる場合に注意が必要です。

気圧の変化で脳神経を刺激し、片頭痛がおきます。

脱水を起こす飲み物

毎日適切な水分補給をしているつもりでも、利尿作用が高い飲み物では、尿の量が多くなり脱水を起こしているかもしれません。

アルコール

アルコールは水分補給にはならず、そのものに利尿作用があるため、逆に脱水になります。

夏の暑い日にビールを飲むと喉の渇きが癒される感じがしますが、尿の量が多くなるため体は脱水状態です。

ビーチでアルコールを飲むとき、お風呂上がりのビールなどは、最後に1~2杯程度の水を飲むようにしましょう。

コーラ・コーヒー

市販のジュース類は一定の水分補給効果があります。

しかし、コーラやコーヒーのようにカフェインが含まれている飲み物では、カフェインによる利尿作用で脱水になるリスクがあるといえるでしょう。

汗をよくかく状況や、スポーツ時にはコーラ、コーヒーは避けるのが無難です。

 

日常生活であれば、コーラやコーヒーを飲んで必要以上に脱水となることはありません。

その理由は、コーヒーにも水分が98%以上含まれているため、水と同等の水分補給効果があるという研究結果があるからです。

コーラやコーヒーの味が好きで水分補給ができるなら、水を我慢するよりコーラやコーヒーで水分補給するほうが望ましいでしょう。

水で脱水がおきるとは?

水分補給のために水を飲んでいれば脱水は解消される、このように考えている方もいるでしょう。

実は水を飲んでも脱水となってしまうことがあるのです。

汗にはナトリウムやカリウムなどの「電解質」を含んでいます。

これらは体液の浸透圧を調節する働きがあり重要なものです。

汗を大量にかいたときに水を飲むと、体液のナトリウムやカリウム濃度が薄まるため、一定の濃度に保つため尿量を増やし調節しようとします。

 

このとき水を飲むと喉の渇きは癒されるのですが、尿量が増えて体液が減っているため、体は知らないうちに脱水状態となっています。

これを「自発的脱水」と呼び、汗をたくさんかいたときに、水やお茶では脱水状態は解消できていません。

水やお茶で適度に水分補給をしているつもりでも、頭痛がおきるようであれば脱水となっている可能性もあるでしょう。

まとめ

脱水にもいろいろなタイプがあることがわかったのではないでしょうか。

また、「水分補給には塩分が必要」といわれるのも、水だけを飲み体内の電解質濃度が薄まると、喉が渇かないタイプの脱水になる恐れがあるからです。

脱水は知らないうちに進んで体の水分を奪い、頭痛がおきているかもしれません。

夏の頭痛には冷房による冷えや自律神経の乱れも影響しやすいため、適切な水分補給と同時に、夏特有の頭痛対策も一緒にやってみましょう。

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本記事は、2017年7月21日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。