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ポリフェノール徹底調査!女性に嬉しい効果について

2017年9月21日更新 | 3,232 views | お気に入り 66

ポリフェノールの効果

ワインに入っている印象が強いポリフェノール。

どういうものか実際には知らない方が多いのではないでしょうか。

ポリフェノールは植物の樹皮・種子などに含まれる天然成分で、活性酸素を除去する効果が有名です。

見逃せないポリフェノールの魅力について徹底的に調べてみました!

目次

ポリフェノールとは?

ポリフェノールとは

ポリフェノールとは、ポリ「たくさんの」フェノールという意味で、2つ以上のフェノール性水酸基を持つ植物成分の総称です。

 

ポリフェノールは植物が光合成をおこなう際にできる物質で、植物の苦みや渋みのもととなっています。

果物の皮にある色素成分や、お茶の渋み成分のことです。

植物にとってポリフェノールとは、害虫や紫外線から体を守る働きがあります。

 

ポリフェノールを私たちが美容や健康のために活用するのは、紫外線を浴びることや、酸素を取り入れる際に発生する活性酸素を無害化する働きがあるからです。

この働きのことを「抗酸化作用」と呼び、私たちが植物からポリフェノールを取り入れることでも、抗酸化作用が得られています。

フレンチ・パラドックスで注目を浴びる

植物が持つポリフェノールは、その昔、野菜の変色の原因や渋みの成分として歓迎されていませんでした。

そのポリフェノールが注目を浴びることになったのは、フランスではワインをよく飲む人が多く、心臓病にかかりにくいことがわかったからです。

 

フランスには、フォアグラのように脂肪分が多い食事が好まれています。

脂肪の過剰摂取は動脈硬化を発症させ、心臓病のリスクが高いことがわかっているのです。

ところがフランス人は脂肪を多くとるにも関わらず、心臓病が少なくなっており、その影響はワインにあるという研究がおこなわれました。

ルノー博士により、イギリスとフランスの食生活を調べた結果、消費量の差があるワインが心臓病を予防していると結論付けこれを「フレンチ・パラドックス」と名付けたのです。

ポリフェノールの抗酸化作用とは?

ルノー博士の論文によりポリフェノールは注目を浴びることとなり、ポリフェノールによる抗酸化作用に対して多数の研究がおこなわれるようになりました。

ポリフェノールに抗酸化作用があるのは、金属をキレートする働きがあるからです。

金属が酸素に長期間さらされると酸化しますが、ポリフェノールは金属を捕らえることによって酸化を抑制することがわかっています。

フィトケミカルとは(ファイトケミカル)

ポリフェノールを代表とする第三機能の成分は「フィトケミカル」または「ファイトケミカル」とも呼んでいます。

フィトケミカルは栄養、味に次ぐ、第三の機能を持つ栄養素として注目される物質です。

 

人が食事をとる理由は、栄養機能をもたらす第一機能と、美味しさを感じる第二機能が重要だとされてきました。

フィトケミカルであるポリフェノールは体には必要ない機能だと考えられていたのですが、近年では体のバランスを整える働きが注目されています。

ポリフェノールは第三の機能として位置づけられ、生体調整機能も重要なことがわかってきました。

第三機能とは、抗酸化力、免疫力に関する成分のことで、体の機能を維持するために役立てられる物質です。

植物に含まれるポリフェノールの種類

ポリフェノールの種類

ポリフェノールは種類が多く、全部で5000種類あるとされています。

それらは、フラボノイド系とフェノール酸系、スチルベンに分かれており、ポリフェノールの約90%はフラボノイド系です。

  • フェノール酸・・・カフェイン、エラグ酸、クルクミンなど
  • スチルベン・・・レスベラトロール
  • フラボノイド・・・カテキン、イソフラボン、アントシアニンなど

具体的にどんなポリフェノールがあるのか見ていきましょう。

カカオポリフェノール:チョコレート

植物に含まれるポリフェノールのなかでも、カカオ豆に含まれるポリフェノールは、その量が多いことから注目されています。

カカオやチョコレートやココアの原料となるため、嗜好品として利用しやすく、美容や健康対策にポリフェノールを摂取しやすい食品です。

 

カカオ飲料を1日5~7杯飲む民族で調査をしたところ、飲まない地域と比べて心疾患、がん、梗塞のリスクが少ないことがわかっています。

カカオポリフェノールは、血圧を調節し、コレステロールを低下させ、動脈硬化を予防する効果が注目されています。

ほかにも認知症予防や、学習能力向上など、脳に対する作用も注目され、チョコレートを食べると有意に向上するという研究データもあるようです。

 

女性が注目したいのが、カカオポリフェノールによる肥満予防効果です。

研究データでは、肥満遺伝子の発現に対しポリフェノールが影響することがわかっています。

また、マウスの実験では同カロリーの飼料20%をチョコレートに置き換えたところ、チョコレートを混ぜたグループで体重増加がみられませんでした。

ケルセチン:りんご・玉ねぎ

玉ねぎに含まれることで注目されているポリフェノールです。

ケルセチンとはフラボノイドの一種で、高い抗酸化作用があることから美容や健康対策として活用することができます。

 

植物内に存在するケルセチンは糖が結びついた「配糖体」で存在しており、強い抗酸化作用を得るには、腸内細菌の作用で分解される必要があります。

糖が外れたケルセチンの状態で取り込むと、抗酸化作用、血圧を下げる作用、炎症を抑える作用があることが報告されています。

また、脂肪燃焼促進作用や、コレステロール低下作用も注目されている物質です。

アントシアニン:赤ワイン・ブルーベリー、黒豆など

フレンチ・パラドクスで示されるように、ワインに含まれるポリフェノールで多く研究されているのが、動脈硬化に対する効果です。

 

学生10人に対し、昼食と一緒に赤ワイン350mlを摂取してもらった調査があります。

すると90分後に血清の抗酸化活性が最大となり、平均で約15%上昇したことがわかりました。

また、お茶の水女子大でボランティアに赤ワイン500mlを食中時に毎日摂取してもらったところ、ワインを飲まなかった人と比べ血中の悪玉コレステロールが酸化する時間が長かったことがわかっています。

 

注目したいのが、年代の古いワインで抗酸化作用が高くなることです。

ワインで動脈硬化を防ぐ目的があるなら、新しいワインではなく、長期熟成したものを選びましょう。

 

ほかにもワインを飲んでいる人には胃がんが少ないという報告もあるようで、ワインでピロリ菌に対する作用が期待されています。

認知症に対する研究や、血流増加作用、血小板凝固抑制作用に対する研究などもおこなわれているようです。

カテキン:緑茶、煎茶など

カテキン

お茶に含まれているカテキンは、多数の効果が報告されています。

  • 抗酸化作用
  • 活性酸素除去
  • 抗菌作用
  • 血圧抑制作用
  • 血小板凝集抑制作用
  • コレステロールの低下
  • 血糖値の上昇を抑制
  • 抗アレルギー作用

など多くの報告があるのが特徴です。

 

カテキンの効果を得るためには、体内濃度を高める必要があります。

血中濃度を高めるには、大量に1度だけ摂取するより、少量をこまめに摂取するほうが、血中濃度を持続させることが可能です。

いくら健康によいとはいっても、大量摂取により副作用が出る例もあるため、お茶として飲める程度の量を毎日摂取しましょう。

ショウガオール:ショウガ

ショウガの90%は水分で、あとの10%に辛み成分が含まれています。

辛み成分とは、ショウガオール、ジンゲロール、ジンゲロンの3種類です。

そのなかでショウガオールとは乾燥や加熱で増加する強い辛み成分で、体を芯から温めてくる作用があります。

60度以上の加熱で倍増することがわかっており、さらに乾燥させると温め効果がパワーアップする成分です。

イソフラボン:大豆食品

女性ホルモンと似た働きをすることから注目される成分です。

月経不順や更年期障害の緩和にも使われています。

  • 骨粗しょう症予防
  • 子宮がん予防
  • 前立腺がんの予防

これらの対策にも期待されている成分です。

 

イソフラボンは大豆食品から摂取できますが、その人が持つ腸内細菌の種類により吸収量に差があります。

腸内細菌の働きで分解し吸収されやすくするなら、オリゴ糖など腸に良い成分を摂取することが大切です。

アピゲニン:セロリ・パセリなど

ブロッコリーにも含まれるポリフェノールで、C型肝炎ウイルス対策になることが報告されています。

C型肝炎ウイルスを直接抑制することはできませんが、日々の食生活で取り入れることで予防効果や、C型肝炎に感染している人の治療効果を高めることができる成分です。

ルチン:そば、ブロッコリーなど

アスパラガス、ナス、トマト、ほうれん草、みかんなどにも含まれるポリフェノールです。

とくに多く含まれているのがそばとなっています。

ペリジンとともにビタミンPとも呼ばれている成分です。

  • 高血圧の予防
  • 血糖値を下げる
  • 血流改善
  • 細菌の侵入を防ぐ

これらの働きがあるといわれています。

 

水に溶けやすい性質を持つため、野菜を煮た煮汁も一緒に食べる調理方法がおススメです。

そばを茹でた汁に多く含まれており、そば湯を飲むようにしましょう。

ビタミンCの吸収を高めるビタミンですから、ビタミンCと一緒にとるのが効果的です。

タンニン:お茶、ワイン、柿など

革製品のなめしや、染料としても使われてきました。

タンニンが含まれる柿渋は木材に塗布して、防腐や防水効果を上げる素材としても使われています。

食品として摂取する場合は、お茶、ワインなどが挙げられる成分です。

 

柿タンニンは感染症対策として注目される成分で、抗ウイルス、抗菌、抗がん作用などが報告されています。

柿渋はウイルスが吸着するのを防ぐ役割を持ち、現在では柿渋を配合した抗ノロウイルス消毒薬が開発されています。

レスベラトロール:ワインやブドウなど

レスベラトロール

長寿遺伝子とも関係があるとされるポリフェノールです。

エネルギー生産や細胞分裂に関与するたんぱく質に作用することで、寿命を伸ばす効果が期待されています。

  • エストロゲン様作用
  • 抗酸化作用
  • チロシナーゼの阻害
  • 抗炎症作用
  • アクネ菌の抑制
  • メタボや生活習慣病の予防

などの報告例があるポリフェノールです。

 

レスベラトロールの注目すべき点は、120度で1時間加熱しても壊れないことです。

ワインは赤ワインで200ml~1リットル、ピーナッツは200gが1日の目安となります。

ヘスペリジン:青みかん・柑橘系類

みかんに含まれるポリフェノールは、網膜細胞障害にて神経保護作用があることがわかっています。

東北大学の研究によると、網膜障害のマウスにヘスペリジンを投与すると、網膜内の酸化ストレスを軽減し、視力の低下予防効果があることがわかったそうです。

 

ヘスペリジンは、漢方では陳皮に含まれる成分として活用されており、欧米では静脈循環改善薬として使われています。

ヘスペリジンは水に溶けにくく、体に吸収しにくいデメリットがある成分です。

そこで独自の酵素を用いて開発した「林原ヘスペリジンS」という成分が、各分野で活用されています。

 

林原ヘスペリジンSは多数の効果が報告されています。

  • 中性脂肪を下げる
  • 脂質代謝の改善
  • 動脈硬化の軽減

この林原ヘスペリジンSを含む商品は「トクホ」として利用できます。

ロズマリン酸:ローズマリー・赤しそ

しそジュースにも含まれているポリフェノールです。

ロズマリン酸には次のような効果が期待されています。

 

ロズマリンは漢方生薬の蘇葉にも含まれ、蘇葉によるアレルギー抑制報告もあります。

レモンバームにロズマリンは多く含まれているため、アレルギーが気になる方は、ハーブティーとして活用してみましょう。

  • 抗酸化作用
  • 糖の吸収を抑制
  • アレルギー症状を緩和
  • 消炎作用
  • 抗菌作用

アレルギー性鼻炎モデルラットに、ロズマリン酸を投与したところ、鼻の肥大の抑制やくしゃみの回数が減る効果が確認されました。

リンゴポリフェノール:リンゴ

リンゴポリフェノール

ファンケルはリンゴポリフェノールに、光老化の抑制効果があると報告しています。

紫外線によるシワ、シミなどの予防をしたい方は、スキンケアにリンゴポリフェノールが配合されているものを選びましょう。

 

リンゴポリフェノールは、未熟なリンゴに多く含まれているため、熟す前にリンゴを食べる必要がある成分です。

リンゴには、プロシアニジン、クロロゲン酸、ケルセチンなどのポリフェノールが複合的に配合しています。

  • 肥満抑制効果
  • 血中コレステロールの抑制
  • 抗アレルギー作用

などの報告例がリンゴポリフェノールであります。

クロロゲン酸:コーヒー

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、血糖値調節に関係する酵素を阻害することが知られています。

ドイツの製薬会社によって、肝臓の糖新生に関する酵素の阻害成分となることが明らかにされました。

 

クロロゲン酸は生豆に多く含まれている成分で、焙煎を浅めにすると効果的です。

ダイエットとして利用する場合は、生豆を利用した健康食品を利用する方法もあります。

コーヒーは運動と組み合わせることが効果的で、カフェインの作用も加わり、体脂肪の減少効果が期待できる飲み物です。

エラグ酸:イチゴなどベリー系

美白成分としても知られており、スキンケア商品にも含まれています。

エラグ酸にシミを抑制する働きがあるのは、チロシナーゼに関する銅イオンをキレートする作用があるからです。

そのため、肝班、老人性色素班の対策にも使われています。

 

横山皮フ科クリニック、伊藤医院で76人の被験者にエラグ酸を1日2回使用させ、1~3か月観察を続けました。

すると1か月以内で効果が現れたのが42.9%、2か月以内が65.7%、3か月以内が70%だったと報告しています。

リグナン:ごまなど

リグナンはアマニにも含まれているポリフェノールで、北米やヨーロッパ地方では、パンなどに使われており、アマニを1年間に1kg消費しています。

リグナンはごまにも多く含まれるポリフェノールで、ごまやごま油を使った料理で摂取できます。

 

リグナンはアマニにわずか1%しか含まれていない貴重な成分です。

  • コレステロール低下作用
  • 肝機能改善
  • ウエスト周りのサイズ減少
  • 脂質改善効果

などが報告されています。

 

女性に嬉しい効果が、ごまリグナンによるエストロゲン様作用です。

大豆に含まれるイソフラボンと同様に、エストロゲンと似た働きを持つ物質で、更年期障害を抱えている女性におススメします。

クルクミン:ウコン

クルクミン

クルクミンは生薬ウコンに含まれるポリフェノールです。

ウコンは中国では漢方薬として、インドではカレーの香辛料として、日本でも和菓子に活用してきました。

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用

これらの作用が報告されており、がん、アルツハイマー、心不全などの疾患予防に使われています。

とくに生活習慣病の予防として注目されている成分で、高血圧、肥満、糖尿病、動脈硬化対策にもなるポリフェノールです。

クマリン:明日葉やパセリなど

クマリンはシナモンにも含まれている芳香成分です。

肝毒性がある成分として、ドイツでは1日の摂取量を、0.1mg/体重としています。

日本では過剰摂取の習慣はありませんが、サプリメントで摂取する場合は注意しましょう。

 

クマリンは明日葉にも含まれるポリフェノールで、明日葉を使った青汁でも摂取できます。

  • 血流改善
  • むくみ対策
  • 抗菌作用
  • 抗酸化作用

これらの作用が期待できるポリフェノールです。

女性にとって嬉しい効果が、むくみ対策でしょう。

クマリンは血流改善効果があることから、余分な水分の代謝がよくなると考えられます。

運動不足の方、下半身の筋肉が少ない方、塩分を多くとる方などにおススメです。

フェルラ酸:米ぬかなど

食品添加物の一種で、酸化防止剤として使われています。

脳機能の改善や高血圧予防の効果が期待され、アルツハイマー病の対策成分として注目されているポリフェノールです。

ファンケルはフェルラ酸に、認知症の原因のひとつ「リン酸化タウタンパク質」の蓄積を抑制する効果があると報告しました。

ポリフェノールの効果

ポリフェノールの効果

血圧低下

高血圧の方が摂取したいポリフェノールが、カテキンです。

緑茶に多く含まれている成分で、お茶の渋みや苦み成分となっています。

血圧抑制効果だけでなく、コレステロール低下や、血糖値の調節作用も期待できるポリフェノールで、生活習慣病予防につながる成分です。

動脈硬化予防

ポリフェノールで動脈硬化を防ぎたい方は、にんにくや玉ねぎに含まれている、アリシンがおススメです。

刺激臭や辛み成分のことで、加熱するとアホエンに変わります。

この物質は動脈硬化予防によいとされている物質です。

活性酸素除去

トマト

活性酸素の除去はどのポリフェノールでも期待できますが、緑黄色野菜に多いβカロテン、トマトに含まれるリコピン、ショウガを加熱したときのショウガオール、ごまに含まれるセサミンもおススメです。

 

明日葉に含まれるカルコンは、青汁の原料としても使われており、毎日青汁を飲むだけで活性酸素対策ができます。

アレルギーの改善

ポリフェノールでアレルギーを改善するのによいのか、甜茶です。

甜茶とは特定種類のお茶ではなく、「甘いお茶」という意味を持っています。

花粉症に効果があるといわれるのが、バラ科の植物でつくられた「甜葉懸鈎子」のみのため注意してください。

この甜茶に含まれているポリフェノールが、花粉症に効くといわれています。

 

甜茶が花粉症に効くといわれるのは、甜茶に含まれるポリフェノールが、抗ヒスタミンの働きを抑えるからです。

三重大学医学部の鵜飼幸太郎医師は、甜茶に炎症を抑える働きを持つことを発見しました。

患者に対し甜茶の実験をしたところ、鼻粘膜の炎症が治まっていることが確認され、日本アレルギー学会で発表されています。

脳の活性化

体のなかでも脳は活性酸素の影響を受けやすい器官です。

脳は体が使用する20%もの酸素を使っており、酸素を多く消費するため活性酸素の影響を受けやすくなっています。

また、脳はもともと抗酸化物質が少なく、活性酸素の影響でサビやすい器官です。

 

脳が活性酸素の影響を受けると、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβの産生を促してしまいます。

脳のサビを防ぐには、外界から抗酸化作用があるポリフェノールを摂取するのが一番です。

グルタチオンという抗酸化物質は、とくに注目されています。

肉類、小麦胚芽、パン酵母、キウイ、アボカド、ブロッコリーなどに多く含まれています。

糖尿病予防

コーヒー

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、糖尿病予防に使えるという研究データがあります。

クロロゲン酸は抗酸化作用が高いポリフェノールで、大腸がん、肝臓がん、胃がんの抑制にもよいといわれている物質です。

1日3杯のコーヒーで、がん予防ができるといわれているため、コーヒー好きの方には朗報ではないでしょうか。

がんの予防

ポリフェノールが持つ抗酸化作用は、がん予防にも期待できます。

がん予防として使うことができるのが、カロテノイドの一種であるαカロテンです。

にんじんやブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれており、動物実験によりβカロテンよりも高い抗酸化作用があることがわかっています。

βカロテンもがん予防効果が期待できる物質ですから、積極的に摂取しましょう。

 

ほかにも柑橘類に多く含まれているβクリプトキサンチンや、トマトに多く含まれるリコピン、アブラナ科の植物に含まれる辛み成分のイソチオシアネートもがん予防に使うことができます。

 

がん予防として女性が見逃せないのが、大豆イソフラボンです。

エストロゲンと似た働きをするポリフェノールで、乳がんや子宮がんの予防に使えることが知られています。

殺菌作用

ブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、ピロリ菌を除菌する成分として注目されています。

ブロッコリーの新芽に多く含まれているポリフェノールで、スプラウトで摂取すると効果的です。

活性酸素を除去する抗酸化作用が高く、抗がん作用が認められたことでも注目されています。

視機能を改善

眼の健康対策に注目される代表的なポリフェノールが、アントシアニンです。

ブドウなどの植物に含まれる色素成分で、ベリー系やプルーンにも含まれています。

眼に効くといわれるのは、過酸化脂質を抑制する効果があるためです。

 

ほかにもホウレンソウやブロッコリーに含まれるルテインは、白内障予防や、加齢黄斑変性の対策にも使われているポリフェノールです。

脂肪燃焼効果

ポリフェノールによる脂肪燃焼効果は、カカオ、クルミ、黒大豆などが報告されているようです。

Chocolate sweet, cocoa and food dessert background

チョコレートやココアの原料となるココアには、カカオポリフェノールが多く含まれています。

このポリフェノールは抗酸化作用が高い物質です。

悪玉コレステロールの酸化抑制、悪玉コレステロール低下、善玉コレステロールの上昇といった報告がされています。

 

肥満状態では炎症系サイトカインが増えることが知られており、カカオポリフェノールについて調査した内容があります。

マウスに各濃度のカカオポリフェノールを投与したところ、脂肪細胞における炎症系サイトカイン産生亢進が抑制されることが確認されました。

 

クルミポリフェノールは強い抗酸化作用がある物質で、クルミの種子の皮に多く含まれています。

クルミが脂肪抑制に働くのは、血中コレステロールと動脈硬化の改善作用があるからです。

高コレステロール患者に1日8~13個のクルミを4週間摂取させたところ、冠動脈内非依存性血管拡張性が改善しました。

ほかにも1日43~57gのクルミを4週間摂取したところ、血中コレステロールの低下が確認できたという報告もあります。

また、脂質代謝促進作用や、糖尿病予防作用も確認されているポリフェノールです。

 

黒大豆ポリフェノールは、軽肥満者40名を対象に、3種類の摂取量に分けて、それぞれ8週間の摂取試験をおこないました。

すると黒ポリフェノールの摂取で、中性脂肪の抑制、善玉コレステロールの上昇が確認され、腹囲とヒップサイズの減少、体重増加抑制作用がわかったのです。

 

これらはまだ研究段階ですが、カカオ、クルミ、黒大豆の摂取で脂肪燃焼効果が高まる可能性があります。

ポリフェノールの効果的なとり方

ポリフェノールのとりかた

温度で変化しない

ポリフェノールの嬉しい点が、加熱しても変化しないことです。

果物を加熱してジャムとして加工する食品からも摂取できるため、新鮮な果物が手に入ったら、ジャムに加工して長期間楽しむことができます。

野菜や果物は皮ごと食べる

ポリフェノールは野菜や果物の皮に多く含まれているため、できるだけ皮ごと食べるようにしましょう。

生ジュースにする際にも、皮も一緒に絞るとポリフェノールが多く摂取できます。

ポリフェノールは体に吸収しにくい

ポリフェノールは比較的吸収しにくい特徴を持ち、その種類によっても吸収率が変わります。

フラボノイド類のポリフェノールは配糖体として存在しており、糖が結び付いたままでは吸収量が低下するのです。

カテキン、イソフラボン、カルコン、フラバノールは5~30%の吸収量が得られます。

アントシアニンやタンニンは0.1%程度で、体に取り込むのは難しい物質です。

 

ポリフェノールは通常の食品の消化過程とは異なり、体内にとって異物として働いているのではないかといわれています。

 

吸収量が非常に低いポリフェノールでも、摂取する意味があります。

それは、短時間でポリフェノールが吸収され、血液に取り込まれる前に作用が起きていることがわかっているからです。

ラットの実験で、ポリフェノール投与後5分で心拍変化が確認されています。

ポリフェノールが血液中に取り込まれる時間は、15~30分であるため、その前に作用がおきると考えられています。

3~4時間で体外に排出されてしまう

ポリフェノールは3~4時間ほどで体外に排出されてしまうため、こまめに摂取することが重要です。

お茶、コーヒー、チョコレートなどを利用し、定期的に摂取すると効果が得られやすくなります。

チョコレートポリフェノールは高カロリーに注意

ポリフェノールをチョコレートから摂取する場合は、高カロリーに注意しましょう。

  • 明治ミルクチョコレート・・・1枚363キロカロリー
  • 明治チョコレート効果95%・・・1箱368キロカロリー

カカオ分が多い95%のチョコレートでも、1箱食べれば高カロリーです。

チョコレートには脂肪分が多く含まれているためです。

過剰摂取に注意

ポリフェノールは過剰摂取により、健康被害へのリスクがあるといわれているため、とりすぎには注意しましょう。

たとえば次のような過剰摂取で、影響が出る可能性があります。

ポリフェノールのとりすぎで便秘

ポリフェノールはほとんど体に吸収されず便と一緒に排出されているため、腸管粘膜に影響を及ぼし、収れん作用により便秘になるともいわれています。

健康に良いポリフェノールでも、過剰摂取には注意しましょう。

妊娠中のイソフラボン摂取

イソフラボンはエストロゲンと化学構造が似ており、体内でエストロゲンと似た働きをします。

その働きは1000分の1と穏やかな作用ではありますが、妊娠中の女性は過剰摂取に注意しましょう。

妊娠中は妊娠を継続させるプロゲステロンとエストロゲンとのバランスが重要です。

イソフラボンを過剰に摂取してしまうと、エストロゲンのみが過剰になり過ぎて、胎児の発育に影響を及ぼす可能性があります。

 

高齢労働省の発表では、イソフラボンにおける1日の摂取量の上限を70~75mgとしています。

健康食品で摂取する場合は、上乗せで30mgが目安です。

どちらも糖が外れた状態のアグリコン換算となっており、大豆食品中に含まれるイソフラボンの多くは、糖が結び付いたグリコシド型となっています。

妊娠中でも上限の基準は変わりませんが、サプリメントで別途摂取するのは避けましょう。

コーヒーの過剰摂取

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、脂肪燃焼作用や血圧をコントロール作用などが研究でわかってきています。

ところが、肥満のマウスにコーヒー5~6杯分のクロロゲン酸を与えたところ、逆に脂肪をため込む働きがあることがわかりましました。

その理由はインスリンの働きが悪くなるためです。

コーヒーを飲むなら3~4杯くらいに止めておきましょう。

まとめ

ポリフェノール共通でいえる効果は、抗酸化作用が得られることです。

さらにどのポリフェノールを選ぶかによって、得られる健康効果が変わってきます。

がん予防、脂肪燃焼予防、アンチエイジングなど目的に合わせて、摂取するポリフェノールを選んでみてください。

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著者情報

最近はもっぱらナチュラル思考です。自然が大好き!

本記事は、2017年9月21日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。