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女は背中で魅せる! S字カーブでセクシーな背中を作る方法

2017年10月4日更新 | 2,488 views | お気に入り 30

後ろ姿が美しい人は背筋が伸びてピンッとしています。
このような人は背骨のS字カーブがしっかりあるため、背中のラインが適度に曲線を描いています。それこそが美しくセクシーな背中なのです。

逆に背骨のS字カーブがなくて真っ直ぐな人は、曲線がないため平坦でのっぺりとした背中をしていたり、顔が前に出て猫背気味になったりしています。それではとてもセクシーには見えませんよね。

今回のテーマは曲線のある美しい背中を手に入れるための、S字カーブの作り方です!

①S字カーブの構造

背骨(脊柱(せきちゅう))の構造

背骨(脊柱)は、

  • 首の骨:頸椎(けいつい)7個
  • 胸の骨:胸椎(きょうつい)12個
  • 腰の骨:腰椎ようつい)5個
  • 仙椎:(せんつい)5個
  • 尾椎:(びつい)3~4個

からなり、この計32~33個の骨が積み木のように連結して重なっています。
椎骨(ついこつ)と椎骨の間には椎間板がありクッションの役割をしています。
仙椎や尾椎は成人になると癒合して仙骨と尾骨になります。

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S字湾曲はいつ作られる?

背筋が伸びて姿勢の良い人は、横から見たときには真っ直ぐになっているように見えます。実際は、背骨は真っ直ぐではなく上の図のようになっているのです。
頸椎と腰椎は前湾、胸椎と仙骨尾骨は後湾というように湾曲していて適度にカーブがついています。
これをS字カーブ(生理的湾曲)と言います。

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生まれたての赤ちゃんの背骨は丸くなっているのですが(一次湾曲)、首がすわるころに頸椎の前弯ができて、ハイハイから立ち上がり歩行を始める時期に腰椎の前弯ができ、S字カーブが作られていきます(二次湾曲)。
しっかり立って歩行ができるようになるには、このS字カーブがとても重要になるのです。

このS字カーブには個人差があります。先天的にこのS字カーブが少ない人もいますがS字カーブがない人、少ない人のほとんどは、日頃のクセや生活環境、運動などの後天的な要素が大きいのです。

②S字カーブがない人の3つの特徴

1、骨盤の後傾

S字カーブがない、少ない人の特徴で一番多いのは骨盤の後傾です。
正常な骨盤はお腹側へやや前傾をしています。骨盤は背骨の土台になっているので、この傾きがあることで骨盤の上にある背骨のS字カーブが作られているのです。
しかし長時間座ってデスクワークをしている人や年配者で骨格を支える筋肉が弱くなると、骨盤の前傾が少なくなり後傾気味になります。すると腰椎の後湾→胸椎の後湾→頸椎の後湾のように下から上へ次第にS字カーブが少なくなり変化していきます。

2、猫背

猫背になってしまうには2つの要因があります。
1つ目は腰椎の前湾が強くなることでそのアンバランスを胸椎の後湾を強くして補おうとして猫背になる場合です。
もう1つは、骨盤の後傾に伴う腰椎の後湾→胸椎の後弯が強くなるといった場合です。前者はS字カーブが大きくなることでの猫背、後者はS字カーブが少なくなることでの猫背です。

3、ストレートネックやリバースネック

正常な首の頸椎は前湾しています。デスクワークや猫背などで姿勢が悪くなると頭が体よりも前へ出てきてしまいます。このような状態になると前湾していた頸椎は徐々に真っ直ぐになっていきます。
この症状をストレートネックと言います。さらに悪化すれば後湾してきて、この症状をリバースネックと言います。首肩のコリや痛み、腕の痛みやしびれなどの症状が診られます。

③S字カーブがないことで起こる不調、問題など

S字カーブがない人の3つの特徴(骨盤後傾、猫背、ストレートネックやリバースネック)は、姿勢が悪く見えるだけでなく、次のような身体の不調に繋がります。

1、骨盤後傾による腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛

骨盤の後傾、腰椎の後傾で上半身の重さが腰や骨盤で分散できずに下部腰椎や椎間板に負担が増えることが原因です。

2、猫背による背部痛、コリ

猫背により背中の丸まりが強くなることで背中にコリや痛みを感じやすくなります。

3、ストレートネックやリバースネックによる頸椎ヘルニア、首肩の痛みやコリ

頭を支えている首の骨は前弯していることで頭の重さを分散させています。頸椎が真っ直ぐになったり後湾してくると、頭の重さが下部頸椎や椎間板へダイレクトに圧がかかるため頸椎ヘルニアになりやすくなってしまいます。また首の骨を支えている筋肉も過剰に緊張しやすくなり、首や肩のコリ、痛みに繋がります。

脊柱のS字カーブがあることで、良い姿勢を保つことができ上半身の重さが一箇所の椎骨や椎間板にかかる負担を分散しているのです。そのためS字カーブが少なくなると姿勢が悪くなり首、背中、腰などに重さが集中し、上記のような症状が現れるようになります。

④改善方法

まず骨盤後傾は、S字カーブがないことによるすべての不調の根本的な原因です。
なぜなら骨盤は背骨の土台であるため、この土台がゆがんでいればそのすぐ上にある腰の不調はもちろん、背中や首肩の不調にも繋がるからです。S字カーブ減少に伴うすべての不調を改善するには、腰の不調を感じなくても骨盤後傾を整えることが必要不可欠です。

骨盤後傾による腰痛、腰椎ヘルニア、坐骨神経痛の改善方法

うつ伏せの状態から、お腹は床につけて肘立て姿勢で、ゆっくり腰を反らしていき、ゆっくりうつ伏せに戻す。

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肘立てでは物足りないくらい柔らかい人は、上記と同じ要領で腕立ての姿勢で行う。

ゆっくり腰を反らし、ゆっくりうつ伏せに戻す(3~5回)

猫背による背部痛、コリの改善方法

(ポール状のストレッチ器具や筒状に丸めたバスタオルなどを使用します)

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丸めたバスタオルを背骨に沿って肩甲骨の間に入れ、仰向けになって寝る。
胸を開くように腕を大きく広げる(2~3分)

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ストレートネックやリバースネックによる頸椎ヘルニア、首肩の痛みやコリの改善方法

(筒状に丸めたバスタオルを使用)
仰向けで首の後ろに筒状に丸めたバスタオルを入れる(5分)

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これらの改善策は、できれば起床時やお風呂上りや寝る前に毎日行ってください。
一日に何回やっても大丈夫です。そして1ヵ月もすればかなり変化してくるはずです。

骨格を支えているのは筋肉なのでマッサージやストレッチは効果があります。治療院などで治療してもらうのも良いのですが、毎日行うのは大変です。ゆがみが強いと筋肉をほぐすだけではなかなか改善しないこともあるので、このような場合は、整体などの方が効果があります。

⑤ まとめ

S字カーブは人間が立位や二足歩行するために大変重要な構造の一つです。S字カーブがあることで背骨にかかる負担を分散しているのです。したがってS字カーブがない真っ直ぐな背骨では首や腰にかかる負担が増え、様々な身体の不調が現れてしまうわけです。

このS字カーブがなくなる原因のほとんどは後天的なものです。特に座りっぱなしのデスクワークが多い人、筋肉が弱くなる高齢者の方は注意が必要です。

自分のS字カーブが正常か判断するには、壁に背中をつけて立った時に後頭部、背中、お尻、かかとが壁にしっかりついて、腰に手の平が入るぐらいの余裕があれば問題ないでしょう。

逆にこの姿勢を維持するのがつらい、違和感がある人はS字カーブが少なくなってきています。さらに腰に手が入る余裕がない人や後頭部から背中の上部が壁につかない人は、S字カーブがなくなってしまっています。時々自分のS字カーブが正常かチェックしてみることが大切です。

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著者情報

骨盤整体 高田馬場施術室 代表、鍼灸師、プロイデア専門家

本記事は、2017年10月4日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。