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味覚障害の症状って?知っておきたい予防方法と対処方法

2017年10月13日更新 | 1,881 views | お気に入り 38

味覚障害という言葉を、聞いたことがありますか。

私たち人間が持つ三大欲求と言えば、食欲、性欲、睡眠欲です。その中でも食欲は、単に「体に必要な栄養を摂る」ということ以外に「美味しいもの」「食べたいもの」を食べてこそ満たされる大切な欲求です。美味しいという言葉を見ただけでも、ヨダレが・・・、という方もいるかも(笑)

ただ、近年、この欲求が満たされない、いわゆる味覚障害という症状を持つ人が多いというのをご存知でしょうか。この味覚障害は、物理的な身体の不調の他にも心的な不調等も原因になっているのです。味覚が体のあらゆる部分に関係しているというのは驚きですよね。

というわけで、今回は、この味覚障害についてさまざまな角度から見て、味覚障害を予防する方法をご紹介しましょう。

味覚とは

味覚障害について掘り下げる前に、ちょっと味覚についてお話しましょう。

人間が感じ取る味覚は、大きく分けて5種類あります。甘味、酸味、苦味、塩味、そして旨味です。(定義によっては旨味を数えずに4種類とするものもあります)

以前は舌の場所によって味を感じる部分が異なると言われていました。味覚地図なるものもあり、例えば甘味は下の前の方で感じ取ることができるというように言われていました。しかし1990年代に入ると、この認識は間違いで、現代では、実は舌のどの部分でもいろいろな味を認識するとされています。

舌ができるまで

人間の舌にある味蕾は、お母さんのお腹にいる間、大体7週目辺りから作られ、その数のピークは生後3か月あたりです。その数なんと、あの小さな舌の上に1万個!1万個もの味蕾が一人の人間の舌の上に作られます。その後、どんなに健康な人でも、成人に近づくにつれて摩耗し、徐々に減ったりしていきます。人間の体には、代謝という一定の期間で新しくなる機能があり、舌の上でも代謝はあるものの、加齢につれて、味蕾の機能は徐々に鈍感になっていきます。

因みに、他の動物の味蕾の数はというと、ネコは500個程でイヌは1700個程度。ネコやイヌに手を舐められたりした経験がある方はわかると思いますが、結構ザラザラしていますよね。ザラザラしているので味蕾の数は人間よりも多いと思いきや、かなり少ないのは驚きですよね。人間よりも嗅覚が優れているため、腐ったものや毒は鼻で嗅ぎ分けるので、味を感知する味蕾は少なくて済むようです。

人の味覚

人の味覚には個人差があり、同じ味でも薄いと感じたりしょっぱいと感じたりするものです。この個人差は、小さい頃からの食生活で長年かけて培われたものです。家庭の味が濃いめであれば、舌も濃い味付けに慣れ、逆の場合もあります。

乳幼児の食に関して言えば、大体3歳くらいまでの食事が、その人の障害の味覚を形成する大切な時期だといわれています。近年、食育が叫ばれて久しいのですが、それも、健康で長生きをするため。実際、離乳食の段階では、できるだけ薄味、素材の味を生かして、出汁の旨味を使って、とされています。子供の頃からケチャップや醤油を当たり前に料理にかけて食べていると、それだけで塩分過多となってしまうからです。

さて。人の味覚は3歳くらいまでに決まるというお話をしましたが、筆者は、この味覚について、お国違えばという経験をしたことがあります。日本人は美味しいお刺身や野菜を食べると、甘いという表現をします。外国人の友人と食事をした際、お刺身を食べて、甘い!と言ったら、どうも外国人にはその感覚が伝わらず、砂糖の甘さとは異なる甘さについてひとしきり話したことがあります。日本人なら、お刺身の甘さはわかっていただけると思いますが、いかがでしょうか。

味覚障害とは

味覚障害とは、読んで字のごとく『味覚に障害を持つ』つまり

味を感じるという感覚が不調

といった症状です。

味覚を感じるのは、私たちの舌です。舌には味蕾(みらい)と呼ばれる小さなセンサーが沢山付いています。舌を触るとザラザラしている、そのザラザラの部分こそが味蕾であり、このセンサーの障害のことをいいます。

味覚が分からなくなるというのはちょっと想像しにくいことなので、ここで実際に味覚障害になった方のお話を聞いてみたいと思います。

味覚障害になった人のお話

実際に味覚障害になった人のお話を伺ってみました。

Aさん(40代 女性 会社員)の場合

最初に、味覚障害かも?と思ったのは、家族の言葉でした。子供が「今日のごはんは喉が渇く」と言ったのですが、自分としてはいつもの味なのに変なことを言うなぁ、とその時は思いました。でも、その後帰宅した夫が同じものを食べて「なんだか今日のごはんは味が濃かったよ」と言った時、私には濃さが分からない、これはおかしいと思ったんです。

翌日早速、味覚外来のある大きな病院に行き、血液検査や味覚の検査をしてもらいました。結果、体には特に異常はなく、最終的にはストレスなんじゃないかなという結果に。考えてみると最近仕事の内容が変わり、気苦労が続いていたからかなと。亜鉛のお薬をもらい、できるだけ気分転換をしてストレスが溜まらないように心がけたら、2ヶ月ほどで味覚障害は改善しました。

心のストレスが味覚と関係するなんて驚きましたが、このくらいで済んで良かったと思い、今は自分の健康をよく考えるようになりました。 

Aさんの場合は、気づいてすぐに医療機関に行ったので短期間で改善されたようですね。では次の方のお話を聞いてみましょう。

Bさん(60代 女性 専業主婦)の場合

私が味覚障害に気づいたのは、友人とランチに行った時です。友人と同じメニューを注文した時、友人が「このソース、甘めで美味しいね」と言ったのですが、私にはどうしても苦味しか感じられず、そのことを友人に話しました。すると友人が「それってもしかして味覚障害かも」と言うのです。始めはそんなことあるわけない、と思って信じられませんでしたが、それでもやはりこんなに違う味がするのはおかしいなと思い、かかりつけの耳鼻咽喉科の先生を受診することにしました。

調べてもらったところ、極端に亜鉛不足という結果が出て驚きました。だって特に普段と違うことはなにもしていなかったのですから。先生のお話では、加齢で亜鉛不足になることがあるそう。それ以来、気をつけて亜鉛が含まれる食べ物を摂るなど気をつけています。でも特に大きな病気というわけではなかったので、良かったです。

Cさん(50代 男性 会社経営)

食道がんで入院中、味覚障害になりました。インターネットで病気のことを調べている際、副作用で「食べ物が砂をかんでいるようだ」との書き込みを読んだことがありましたが、本当にそうでした。本当に、どれを食べても美味しくない。あの当時の感覚を思い出すだけでぞっとします。今では完治して美味しいと感じる喜びをかみしめています。

実際に味覚障害を経験した方にとっては、食べるという行為が苦しみや辛いものだということが伝わってきます。

それではこれから、その味覚障害という病気についてもっと具体的に見ていくことにしましょう。

味覚障害の種類

一言で味覚障害と言っても、大きく分けて4種類あります。

自発性異常味覚

特に飲食をしていなくても、口の中に不快な味を感じます。

味覚減退 無味症

どの味覚も全体的に味が分かりにくい、もしくは味が感じられないといった症状になる

異味症 悪味症

実際の味と異なる味がする。どんな食べ物を食べても不快な(異様)な味に感じる

解離性味覚障害

ある特定の味だけを感じ取ることができない(一般的には甘味だけを感じることができないことがおおい)

※解離性→ 自分が自分でないような感覚になる症状

味覚障害の原因

味覚障害の原因は、次のようなことが考えられます。

鼻が詰まっている

風邪や鼻炎で鼻が詰まると、味が分かりにくい傾向にあります。鼻の通りが回復すると解消されます。

加齢

年齢的なものですので、突発性というよりは、少しずつ味覚障害になってくるという印象です。舌の上に無数に存在する味蕾のセンサー反応が鈍くなってきたり、乳頭の数が少なくなってきたりするため起こるものです。

亜鉛不足(亜鉛欠乏症)

亜鉛不足の場合、加齢のようにゆっくり進行してくるものと反対に、急性の味覚障害を引き起こします。体内に亜鉛が不足すると、味蕾の新陳代謝が不十分となり、正常に味覚を判断する機能が損なわれます。キレート作用(※1)の強い食品添加物を含む加工食品を多く食べた場合もこのような症状を引き起こす危険性があります。

※1キレート作用とはミネラルを包み込む作用です。食品添加物をこの作用で体外へ排出しようとします。

因みに亜鉛不足(亜鉛欠乏症)の場合、味覚障害の他にも

  • シミや肌荒れ
  • 抜け毛
  • 怪我が治りにくい
  • 疲れ目、視力低下
  • 爪の色がわるい、伸びるのが遅い

といった症状があります。

薬の副作用

薬の副作用でも、味覚障害を引き起こす可能性があります。一例としては

鎮痛剤(ジクロフェナクナトリウム)、利尿剤(フロセミド)、抗アレルギー剤(メキタジン、ニポラジン)、抗うつ剤(ノルトリプチリん塩酸塩)、精神安定剤(トリアゾラム)、抗生物質(ミノサイクリン塩酸塩)抗がん剤(フルオロウラシル(5-FU))、

などがあります。

カンジタ症

口の中には真菌、いわゆるカビの一種であるカンジタとよばれる菌が住んでいます。体調が悪く、免疫力が落ちた時や、唾液の分泌量が減った時、義歯が入っているといった口内環境だとこのカンジタが増え、カンジタ症になり、味覚障害になる場合があります。

ストレス うつ病

心因性の病気から味覚障害となることもあります。 心因性の場合、自律神経の機能が損なわれる(自律神経失調症)のため、味覚に障害が出てきます。また、上記のような、抗うつ剤といった薬で治療を行うため、薬剤の副作用という面も可能性があります。

病気の発症により神経系に支障がでる

糖尿病は体内で血糖値のバランス機能が上手く働くことができない病気です。糖尿病になり、高血糖が続くと、神経に支障が出てくるようになります。神経障害です。この神経障害の一つとして、味覚の神経にも支障が出て、結果、味覚障害を引き起こすことになります。

その他にも慢性腎不全、脳梗塞、脳出血といった病気も、神経系に支障が出て、結果、神経系の一部である味覚の神経が正常に機能しなくなる危険性があります。 

がん

上にも出ていますが、抗がん剤の副作用で味覚障害になる場合と、放射線治療といったがん治療の副作用で味覚障害になる場合があります。がん治療をした方の多くに見られます。

味覚障害の症状

では実際、味を認識しない知覚障害とは一体どういうことなのかをお話しましょう。

知覚障害の主な症状は

  • 味がしない
  • 特定の味(特に甘味)が感じられない
  • いつも口の中に苦味がある

といった症状があげられます。そもそも味がしない、という以外にも、特定の味だけ感じられない、またはその逆で特定の味だけ(食べている時以外でも)いつも口の中に感じられる、といった症状があげられます。

味覚障害の前兆

味覚障害の前兆はあるのかな?という方もいるかもしれません。味覚障害は徐々に進行していくものです。更にこれは味覚という感覚の問題のため、最初は違和感がある程度です。そのため、「気のせい」とか「たまたま」と済ませてしまうものです。

一時的に感じられてもその後日常と変わりなく過ごすと、変化に気を止めることもなくなるものですが、少しでも日常と味に対する感じ方に違和感があれば、きちんと自分の体と向き合い、必要であれば医療機関に行くといった行動を取るようにしましょう。

では、次は味覚障害かな?と思った時に使えるチェックリストです。

味覚障害チェックリスト

チェックリストを使って、今の自分について味覚障害の危険度をチェックしてみましょう。

  • 年齢が55歳以上
  • 最近、味が感じられない
  • 特定の味(塩味や甘味などひとつ)だけ感じられない
  • 右で噛んだ時と左で噛んだ時の味覚が異なる
  • 最近、手料理が普段よりも濃いと言われる
  • ある特定の薬を飲み始めてから味覚が感じられない
  • 食生活が変わった
  • ダイエットをしている
  • 食事インスタント食品やコンビニで済ませることが多い
  • 舌苔(ぜったい:舌の上についている白いもの)が多く舌が真っ白になっている。
  • 歯磨きをする際、必ず舌も磨いている
  • 最近食欲がない

これらの項目に当てはまる人は、生活習慣を見直す、(服用中のお薬の相談を含めて)医療機関を受診する、といった対策を行うことがオススメです。

もし味覚障害になったら

もし味覚障害になったら、次のような改善方法があります。

味覚障害が改善できる食べ物

まずは、食生活や生活習慣で改善できる場合についてお話しましょう。一過性のものであれば、この改善でほとんどの場合有効です。

味覚障害の原因の一つは亜鉛不足ということはお話しました。ということは、亜鉛を含む食品を食べましょう。亜鉛が豊富な食べ物は牡蠣、レバー、チーズ、うなぎ、卵黄、牛のもも肉、大豆・大豆製品(豆腐・あげ・きなこ等)、そば、抹茶、ナッツ類等が挙げられます。

味覚障害が改善できるサプリメント

食べ物での摂取が難しければ、サプリメントを上手に活用して亜鉛不足を解消することができます。亜鉛含有量が多い牡蠣のエキスから作られている亜鉛サプリが良さそうです。

牡蠣のチカラα

画像出典:https://hoconico.com/products.html

食事で亜鉛を必要量摂取するのは大変なので、上記の牡蠣のチカラ@のようなサプリメントを頼るものオススメです。

食生活やサプリで改善を試みても効果がない場合は、病気の可能性がありますので、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

どこの科を受診するか

実際に医療機関を受診する場合、症状や健康状態によって次のようなケースが考えられます。

既に持病があって服用中の薬を持っているなら担当医

持病を持っていて、薬を飲んでいるという方は、まずは処方された際に添付されていたお薬の説明書を確認しましょう。説明書には必ず副作用についての説明があります。持っていなければ処方箋が出された医療機関の担当医、もしくは薬局に相談をしてみるという方法もあります。薬の副作用であれば、お薬を変えてみたり、場合によっては服用を中止したりしましょう。

耳鼻咽喉科、歯科

口の中の歯や歯茎以外の症状であれば、耳鼻咽喉科、もしくは歯科を受診することになります。歯科でも耳鼻咽喉科でも、味覚障害への専門性が高い味覚外来を設けているところもありますので、もし自分のかかりつけの医療機関がいなければ、味覚外来を設けている病院を受診するというのも一つの方法です。

内科

食欲不振や立ちくらみ等もある場合は、内科の受診も有効です。その際、医師に味覚障害の症状についても正しく伝えることによって、なにかの病気によって味覚障害が発症しているのかのヒントになり、治療の成果に大きく左右するため、詳しく伝えましょう。

どんな検査方法があるか

ここからは、薬の副作用の場合を除く、直接神経系に関係する場合としてお話します。

一般的な味覚障害の検査方法は2種類です。

ろ紙ディスク法

甘味、塩味、苦味、酸味といった味をそれぞれ紙に浸して、舌に乗せて検査をする方法です。さらにそれぞれ濃さが違うものが準備されているので、程度も検査することができます。

電気味覚検査

神経の反応を見るため、舌に微量の電流を流して金属の味がするかどうかを見る検査です。舌の前後の他にも上あご、それぞれ左右でも検査するため、細かい部分の神経の状態が確認できます。

舌の直接的な検査はこの2つですが、血液検査や尿検査を合わせる事によって他の病気がないかをみます。因みに血液検査の場合、亜鉛が不足しているかどうかは、血清亜鉛値でみます。正常値が60μg/dl以下とされていますが、69μg/dlでも味覚障害の症状が出ているケースもありますので、実際のところはこの数値はあくまでも目安ということになります。

味覚障害の検査費用

実際に症状がある段階で医療機関を受診した場合は、保険が適用され、各自の費用負担分を支払うことになります。ただ、医療機関によって検査費用はまちまちですので、予め複数の医療機関に問い合わせてみるのが良いでしょう。

味覚障害の治療方法

多くの場合は、亜鉛を成分とする薬の服用で改善されます。他の病気がある場合、亜鉛を補いながら、それぞれの病気の治療をするという方法になります。調査によると、味覚障害の発症後早い段階で治療を開始している人であれば、その70%ほどは半年ほどの亜鉛製剤の摂取期間で改善が見られるそうですので、もし味覚障害の症状かな、と思ったら、早めの受診が大切だということになります。

味覚障害の予防法

味覚障害は、日常生活で予防することもできます。ポイントは次のようなことが挙げられます。

バランスの良い食生活

味覚障害=亜鉛欠乏症となりがちですが、亜鉛だけにこだわらずに、全体的にバランスのとれた食生活になるように心がけましょう。現代人の食生活は、肉を中心とした動物性タンパク質、脂質、糖質は多めで、食物繊維、ミネラルは不足しがちです。上記の「味覚障害が改善される食べ物」を参考に、ミネラルをしっかり摂るように心がけましょう。

適度な運動

亜鉛を含むミネラル群を体の中で有効に生かすためには適度な運動によって、代謝を上げることが有効です。適度な運動は、筋肉量アップ、そして基礎体温アップで免疫力もアップしてくれるので良いことずくめです。

良質な睡眠

睡眠は自律神経のバランスを保つためにとても重要なものです。自律神経のバランスが崩れてしまうと、ストレスが溜まりうつ病につながる危険性も高まり、結果、味覚障害を引き起こす引き金となる危険性があります。最適な睡眠時間は個人差がありますが、質の良い眠りで自律神経を整えるようにしましょう。

口腔ケア

口の中が健康であってこそ、初めて美味しいものがより美味しくいただけ、食欲が満たされるというもの。口腔ケアはそんな口の中の健康に欠かせないものです。

【ちょっと余談ですが】舌苔は取る?取らない?

舌の苔とかいて舌苔とよばれる、舌の上の白いモノ。皆さんも、自分のでも他の人のでも、一度は見たことがあるはずです。一見、ピンクの舌の上に、白くベト~ってついていて汚く見えますが、一体これって何なのでしょうか??

この舌苔の正体は細菌の塊。舌の表面の糸状乳頭という突起の間(隙間)には食べかすや舌の粘膜から剥がれ落ちたタンパク質があります。そのタンパク質を最近が食べることによってできるのがこの舌苔です。たくさん付いていると、この舌苔に食べたものの色素や匂いが付き、結果口臭の素となってしまいます。

では、この舌苔は、いつも綺麗に取っておかないと口の中が衛生的に保たれないのでは?と思うかもしれません。では毎度毎度、歯磨きの時に歯ブラシで舌をゴシゴシすればいいのでは?と思いそうですが、

歯ブラシで舌をゴシゴシするのはNG

です。歯ブラシで舌をゴシゴシすることによって、舌の表面にある乳頭が傷つけられるからです。

ではどうするのか?答えは

無理に舌苔を取ろうとせず、唾液の分泌を増やす

実はこれが一番オススメの方法です。

唾液は口の中の環境を整える大切なもの。最近では唾液の分泌量が少ない人が多いそうです。咀しゃく(噛むこと)を意識的に増やしてよく噛んで食べるだけでも唾液が増え、それだけでも舌苔を改善し、口臭予防、口腔ケアにもつながります。

余談が長くなりましたが、次の味覚障害の予防法にいってみましょう。

うがいをする

朝一番、食べたり飲んだりする前にうがいをすると、寝ている間に口の中に溜まった細菌を取り除き、口の中を清潔にすることができます。また、外出先から帰宅した際や食事を始める前にもうがいをすることによって同じような衛生面のメリットも。その他にも、口の中の乾燥を防ぎますので、最近の増加を予防し、味覚障害を予防することができます。

ストレスケア

肉体的な疲労以上に現代人を悩ませているのが心的な疲労、いわゆるストレスです。過度なストレスがかかると、自律神経障害になり、神経活動の一つである味覚に障害が出てきます。

ストレスケアのポイントは二つ。

  • ストレス解消法を持っておく
  • ものの見方を替えて、ポジティブに捉える

この二つの方法によって、日常生活のストレスを上手く回避して味覚障害に繋がらないようにしましょう。

定期検診 がん検診

始めのほうで、薬の副作用によって起こる味覚障害についてお話しました。副作用の可能性のある中でも、糖尿病や痛風といったいわゆる生活習慣病の類は、定期検診を受けることで十分予防することができます。病気を未然に防ぐことは、味覚障害以前に健康な毎日のために大切なことですので、面倒だと思わず(笑)是非定期的に行いましょう。  

まとめ

ここまで、味覚障害についていろいろな角度から見てみました。

健康なら当たり前と思い、すごく当たり前過ぎて無意識のレベルの『味覚』というものが、ある日突然なくなるというのは、なかなか、イメージしにくいものですよね。味覚は個人差があったり、表現しづらかったり、ものさしもないため、とても曖昧なものなのですが、実は生きていく上で、とても重要なものなのですね。

美味しいものに関する諺(ことわざ)をひとつご紹介します。『砂糖食いの若死』という諺。これは美味しいものばかり食べていると、体に悪いといういましめの意味の諺です。砂糖は甘くて非常に魅力的な食べ物。ですが大量に食べてしまうと体を壊しそうですもんね、納得です。

とはいえ、筆者個人的に、食べることが大好きです。世の中にある美味しいものをできるだけ食べたい!(笑)とまあ、誰でもどうせ食べるなら美味しいものを食べたいと思うはず。筆者だけではないですよね?そうですよね?(笑)その証明として、世の中あらゆるレシピ本やグルメ雑誌、グルメ情報番組があるじゃないですか。メディアでは食通が重宝され、食リポ(食べもののレポート)という分野が確率されているのですから。もちろん、美味しいものの中にだって健康に良いものはたくさんあるのも昨今の有り難~い傾向かもしれませんね。

できるだけ美味しいものを生きている限り、口からたくさん食べるためにも!味覚障害とはお近づきにならずに済むように!これらの予防方法をしっかり実践していきたいと思います。

【おまけ】美味しいは味覚だけで作られる?

人の五感の一つである味覚。言葉だけ聞くと、なんだか味覚だけで美味しいは成立していると思いがちですが、実はそうではないのです。

例えば道を歩いていて、とあるお店の前で実にいい香りがする。実はそのお店はカレー専門店で、とにかくスパイスの香りを嗅いだだけで、美味し~いと思ってしまいませんか?香りは嗅覚を使っているし、更には〇〇カレーとお店の名前を見て、カレーをイメージするということは視覚も使われていますよね。つまり美味しいという感覚は、五感全てで作られているのですね。あ~、こんな風に書いているだけで、筆者の口の中はもうカレー味で溢れています。食べていないのに安上がりと言われればそれまでなのですが、あ~、今日はカレーを食べそうです。

とまあ、ちょっと話が逸れましたが・・・

もっとわかりやすい例で言うと、日本料理。日本料理は目で楽しんで舌で楽しむもの。綺麗に盛り付けられた日本料理は、もはや芸術品のように、世界中で愛され、高い評価を受けています。

口に入れるものを『生きるため』以外の目的で食べている動物は私たち人間だけです。筆者は個人的には、こんな喜びを持っている人間は、食べるという側面から見ると、他の動物よりも幸せだな、と思います。それぞれの動物にも食べ物の好き嫌いや好物はあると思いますが、目で見て愛でるなんてことはありませんからね。

それでは。五感で美味しいを手に入れられる喜びに、今日も感謝して、いただきます。

著者情報

心と身体を鍛える空手の魅力にはまりそうな今日この頃です。

本記事は、2017年10月13日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。