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唾液が多い時は身体に異変あり!?覚えておきたい唾液について

2017年10月23日更新 | 2,622 views | お気に入り 11

唾液が多い

唾液が出るのは正常な生理現象ですが、唾液が多すぎるのは問題ですし、不快感を生じますよね。

唾液の基礎知識とともに、唾液が多いときに考えられる原因を紹介します。

病気が隠れているときもありますので、放置せずに適切に対処しましょう!

目次

通常の唾液の量とは?

唾液の量

そもそも現代社会では、ストレスなどの影響によって、唾液の量が減る「ドライマウス」のほうが問題となっています。

唾液が多いとはその反対の症状で、何か病気が隠れているかもしれません。

1日に分泌される量

唾液は1日に約1.5lもの量が分泌されています。

分泌量は1日のなかでも変動がみられ、日中は唾液の量が多くなりやすく、睡眠中は唾液の量が少ないのが特徴です。

唾液には食べ物を洗い流す作用や、抗菌作用があるため、唾液が少なくなる睡眠中は、虫歯や歯周病菌の原因菌が増殖しやすくなります。

 

唾液の量が多いこと自体は問題がなく、逆に虫歯を防いでくれる良い体質だといえます。

少なければ歯に歯石が付きやすくなり、虫歯や歯周病の原因となるため注意が必要です。

唾液が多い方でも、下の前歯の裏側や、上の奥歯の外側には歯石が付きやすいため、唾液の量が多ければ私たちの健康維持に役立っています。

年齢でも左右される唾液の量

唾液の量は30歳がピークで、それ以降は年齢を重ねるごとに減少していきます。

40歳以降は唾液の量が少なくなっていき、1.5lあった唾液が、高齢になると0.5lまで低下するのです。

ドライマスが増加

唾液が少ないと、食べ物が飲み込みにくく味がわからなくなります。

細菌も増えやすいため、口臭の原因となってしまうのです。

近年ドライマウスの人が増えているのは、柔らかい食べ物が増えて咀嚼の回数が減ったこと、薬の影響、ストレス、病気の影響などが考えられます。

唾液の量は私たちの健康にもかかわることですから、唾液の量が多いことは決して悪いことではありません。

問題がない唾液の量

2分間の唾液の量を調べて、5mlあれば問題がないとされています。

唾液の量は2分間で2~8mlと個人差があるのが特徴です。

2ml以下の場合は唾液が少なく、虫歯や歯周病、口臭の原因となります。

唾液が多いときは検査が必要

唾液検査

唾液が多いといっても、「物理的に唾液の量が増えているのか?」「本人がそう感じているだけなのか?」によって原因が異なり、治療法も変わってきます。

唾液が多い症状の第一選択として「唾液過多症」を挙げることができるでしょう。

この病気の詳しい解説は後にして、唾液の量を測る検査方法について先に解説していきます。

 

唾液の検査では「ガムテスト」と「サクソンテスト」、「安静時唾液検査」の3種類の方法があります。

簡単な検査のため、自宅でも測定することが可能です。

唾液の量が多いか気になった方は、一度試してみてはどうでしょうか。

ガムテスト

無味のガムを10分間噛み続けて、その間の唾液を測定します。

シェーングレン症候群(唾液が少ない病気)では10ml以下とされており、この量を基準として比べてみましょう。

これよりやや多い程度なら問題ないということができ、40mlも50mlもあるようなら唾液の量が多いと判断できます。

サクソンテスト

ガーゼに唾液を吸収させて測定する方法です。

無味のガムがなければ、この方法を試してみましょう。

事前にガーゼの重さを量っておき、ガーゼを2分間噛み続けてから再び重さを量ります。

2分間で2g以下だと少ないといえ、これより大幅に多い場合は唾液が多い状態です。

安静時唾液検査

座った状態など安静時に唾液を採取します。

口を動かさずに自然と出てくる唾液の量を計測しましょう。

15分間口の中に溜め込みながら、時々唾液をコップに吐き出します。

1.5ml以下は最低ラインで、これを目安にどのくらい多いか調べてみましょう。

実はドライマウスが原因となっていることも

唾液が多い

ドライマウスになると唾液の粘性が高くなり、飲み込みにくいため唾液の量が多くなったと感じられることがあります。

唾液検査を自分でやってみて、基準値よりも低ければドライマウスです。

  • パサパサした食べ物を飲み込みにくい
  • 口臭がある
  • 歯周病や虫歯になりやすい

このような症状がある方は、ドライマウスの可能性があります。

 

本人が唾液の量が多いと感じている場合でも、ドライマウスが原因となっているものは全体の9割を占めます。

ドライマウスは20代の女性を中心に、10~30代の男女と、60~80代の男女に発生するのが特徴です。

全体的に女性に多い傾向があります。

ドライマウスの原因

唾液の量が減るのは、加齢によるもの、糖尿病、腎臓病、貧血などが挙げられます。

口呼吸の人は唾液が蒸発しやすいためドライマウスになりやすいでしょう。

精神的な影響では、うつ病やストレスなども関係しています。

薬剤性の影響では抗うつ薬や降圧剤などです。

 

ドライマウスの原因で代表的な病気は、シェーングレン症候群です。

シェーングレン症候群とは膠原病の一種で、唾液腺や涙腺などに影響が出る自己免疫疾患となります。

50代以降の更年期女性に多い病気です。

根治させる方法はないため、口の中の乾燥を防ぐ対症療法が中心となります。

ドライマウスの改善方法

病気が原因ではない場合は、日常生活の工夫でも唾液を増やすことができます。

甘みや酸味がある食べ物で唾液分泌を刺激してみましょう。

食事時には梅干し1個を加えるだけでも、唾液の分泌量を促すことができます。

食べるときにはよく噛むと唾液の分泌を促すことにつながるでしょう。

 

市販の口腔内を保湿するケア商品の活用もおススメです。

保湿剤入りのデンタルリンスをこまめに使い、口の中を潤す対策もできます。

水をこまめに飲み潤す方法も有効です。

 

日中口があいている方は閉じるよう心がけて、夜中にいびきで口があく方は、マウスピースを使いましょう。

ガムをかむことも唾液の分泌を促すことになりますが、糖分が含まれていると虫歯の原因となることから、ノンシュガーガムがおススメです。

唾液が多くなる原因

唾液が多くなる原因

ドライマウスになっておらず、唾液の量が多いと感じるなら、次の原因を調べてみましょう。

本当に唾液の量が多くなっていることもあります。

症唾液過多

本人が唾液が多いと自覚していても、ほとんどの場合は唾液が増えていないことが多くなっています。

唾液が多いと感じてしまう原因があるか、心因性のどちらかだといえるしょう。

しかし、稀に唾液の量が増加していることもあるようで、それが唾液過多症です。

 

唾液過多症の原因は、胃腸機能の問題や自律神経の乱れが考えられます。

治療法は、薬物治療、手術治療、放射線治療の3種類です。

唾液過多症に対する有効な治療法はないため、対症療法が中心となります。

手術では顎下腺を切除する方法で効果は確実ですが、皮膚に傷が付くこともあるため注意してみましょう。

口内炎

口の中の粘膜に炎症がおきた病気です。

唾液には細菌の繁殖を抑える作用があるため、通常はバランスが取れています。

しかし疲労や睡眠不足などで体の抵抗力が弱まると、細菌バランスが崩れて特定の細菌だけが増殖してしまうのです。

また、歯石や歯の詰め物が原因となる場合や、魚の骨が刺さる原因もあります。

 

口内炎ができるときに唾液がネバネバしているのは、唾液の量が少なくドライマウスになっているからです。

ドライマウスで飲み込みにくくなっていれば、唾液の量が増えていると感じることがあります。

唾液の量が少なければ、細菌の繁殖を抑える力も弱くなるでしょう。

 

口内炎は放置しても数日くらいで治りますが、痛みが強いときには口の中を洗浄して、薬を使います。

口内炎でも病気がもととなっているものは、病気の治療が必要です。

ビタミンB群の不足が原因になっていることもあります。

ストレスで唾液が少なくなっている場合は、唾液を増やす対策をしましょう。

虫歯

虫歯になったときも、唾液の量が一時的に増えると感じられることがあります。

虫歯とは歯のエナメル質が侵されたものです。

エナメル質より崩壊が進むと、象牙質へと進行し、さらに進むと歯髄まで及びます。

食べかすが口の中の細菌により酸が発生し、歯のカルシウム分を溶かすことから始まるのが虫歯です。

 

唾液には歯に付着した食べカスを洗い流し、歯の再石化を促進する効果があります。

虫歯になりやすい方は、唾液の量が少ないといえるでしょう。

食事の際に噛む回数が少ないと、唾液の量が少なくなってしまいます。

薬の副作用で唾液の量が少なくなる問題や、風邪をひいているときや汗を大量にかいたときも、唾液の量は少なくなるのです。

ストレス

強いストレスがあり自律神経が乱れると、唾液の量が多くなることがあります。

唾液の量を調節しているのは自律神経で、自律神経は身体の器官をコントロールしているため、多数の症状が出るのが特徴です。

  • 慢性疲労がある
  • 耳鳴りやめまいがある
  • 心臓の鼓動が急に早くなる
  • 夏でも手足が冷えやすい
  • 下痢や便秘を繰り返す
  • 肩こりや腰痛がなかなか治らない
  • 睡眠障害がある
  • 部分的な汗を大量にかく

唾液の量に異常があるだけでなく、これらの症状も当てはまる場合は自律神経が乱れている可能性があります。

 

自律神経の乱れは不規則な生活習慣や過度なストレスが原因です。

もともとの性格でストレスに弱い場合もなりやすいといえるでしょう。

女性ホルモンのバランスが乱れているときも、自律神経失調症になります。

治療は薬物療法や、自律神経訓練法などを利用することが可能です。

胃潰瘍

精神的ストレスも胃潰瘍を発症させます。

胃の不快感や、みぞおち部分の痛みがあるのが特徴です。

胃潰瘍では食後に痛みが発生しやすく、十二指腸潰瘍は空腹時に痛みがあります。

最近ではピロリ菌が胃潰瘍の原因だということもわかってきました。

 

胃潰瘍で唾液が多くなってくるのは、唾液によってピロリ菌を抑える働きがあるのではないかと考えられています。

胃に不快感が出やすく、唾液の量も多い方は、一度ピロリ菌検査をしてみるとよいでしょう。

胃潰瘍の治療には食事療法と薬物療法を併用し、穿孔した場合では外科治療が必要です。

噛み合わせの問題

唾液が多くなる原因

唾液の量が多い問題では口腔内の問題も考えられるため、歯医者さんを受診しましょう。

噛み合わせに問題が出て舌のスペースが少なくなると、食事に時間がかかり唾液の量が増えます。

夜中に歯ぎしりをする方や、ストレスで食いしばる方は、歯がすり減りやすいため注意が必要です。

食べ物が食べにくい、活舌が悪いなどの問題がある方は、歯医者さんに相談してください。

自己免疫性脳炎

脳炎ではウイルス性の問題が一般的となっています。

自己免疫の問題で脳炎が発症する病気が、自己免疫性脳炎です。

精神や神経症状が現れます。

 

辺縁系脳炎や進行性純粋小脳失調症となる可能性があります。

単純ヘルペスや非ヘルペスによる影響が、辺縁系脳炎の原因です。

辺縁系とは、海馬、視床下部、偏桃体などのことをいいます。

海馬のような記憶力や、感情のコントロールや人格にも関わる部位です。

人格が変わり唾液が増えるようなことがあれば疑うようにしましょう。

 

治療はステロイドが有効で、免疫抑制剤などの治療法も用いられています。

狂犬病

日本では飼い犬の予防接種によりみられることはありませんが、海外では今でも発症リスクのある病気です。

狂犬に噛まれてから2週間~1年の間に発症します。

平均では40~60日の発症です。

 

狂犬病にかかると、食欲不振や落ち着かない症状が出てきます。

しだいに頭痛が続き、興奮しやすくなる病気です。

症状が進むと食べたり飲んだりすると喉の筋肉がけいれんし、嚥下障害が出ます。

するとよだれを垂らす症状が出てくるのです。

 

最終的には筋肉のけいれんが全身に広がり、呼吸をするのが苦しくなります。

数日ほどで全身が麻痺して死亡するため注意が必要な病気です。

発症してしまったら治療はできませんから、犬の狂犬病予防注射をすることと、海外では野犬に噛まれないよう注意しましょう。

もし噛まれたら早い段階でワクチンを注射し発症を食い止めることができます。

脳腫瘍

脳に腫瘍ができるとその発生部位によって症状が異なります。

ものを飲み込む部分に障害が出ると、唾液が多くなる可能性があるでしょう。

原因のわからない吐き気、頭痛、手足などの運動器官の異常がある場合は、病院で詳しい検査をしてもらうと安心です。

子どもにも大人にもできる病気で、早期に治療をおこなうことが大切です。

外科手術で取り除く方法や、放射線療法などで治療ができます。

女性ホルモンの影響

更年期になり卵巣機能が低下すると、女性ホルモンの分泌量が少なくなってきます。

女性ホルモンの減少ではドライマウスとなりやすく、唾液の量が増えてきたと勘違いすることがあるでしょう。

 

女性ホルモンの減少は、若い世代にもみられていることです。

実は20代や30代の女性でも「プチ更年期」になっている人が増えています。

生理周期が不規則な方、生理前症候群の症状が強い方は注意してみましょう。

女性ホルモンをコントロールしているのは脳で、脳はストレスに弱くストレスで生理が止まることはよくあることなのです。

女性ホルモンをはじめ各種ホルモンはコレステロールを原料につくられているため、過度なダイエットも避けるようにしましょう。

 

若い女性なのにプチ更年期のような症状があり、唾液が多いと感じたらホルモンバランスの乱れを疑ってみましょう。

若い方は卵巣機能に問題はないことが多いため、ストレス軽減対策や、過度なダイエットを止めて唾液を増やしてみましょう。

アセチルコリンの影響

唾液を出す仕組みは、神経伝達物質のアセチルコリンが関係しています。

アセチルコリンとは、副交感神経や運動神経の末端から分泌する神経伝達物質です。

運動機能の調節や血圧、脈拍、唾液の量、発汗などとも関連します。

認知機能アップとも関係があるもので、認知症患者さんではアセチルコリンが減少するのです。

 

唾液過剰症の治療では、医薬品を使いアセチルコリンをブロックします。

医薬品を使ってもすべての唾液分泌を抑えるわけではなく、一部を減少させる効果が期待できる治療法です。

唾液が多いと感じる方は、神経内科への受診を検討しましょう。

飲み込むのが困難な症状

飲み込むのが困難な症状

唾液検査で唾液の量が多くなっていないのに多いと感じられる場合は、飲み込みに問題がある可能性も考えてください。

嚥下障害が出る原因は次のような問題が挙げられます。

扁桃炎

喉の入り口にあるクルミ大の組織が、細菌感染で炎症をおこした病気です。

風邪の一種で、季節の変わり目や過労などがきっかけで発症します。

感染源となるのは、連鎖球菌、ブドウ球菌、肺炎球菌などです。

39~40度の高熱が出て、飲み込むときに喉が痛くなり嚥下障害がおこります。

慢性化するとはっきりとした症状がなくなるため、何度も喉の風邪を繰り返す方は注意しましょう。

 

免疫器官として存在する扁桃はむやみに切除せず、問題のある箇所のみ部分切除するという考え方があります。

ただし、扁桃が免疫機能として重要となるのは、免疫力が弱い子どもの頃です。

扁桃が肥大している場合や炎症を繰り返すケースなどでは、全摘出となることもあるでしょう。

何度も炎症をおこして唾液を飲み込むのが困難な場合は、医師と相談し適切な方法を選択してください。

脳の問題

脳梗塞や脳出血などの問題がある場合に嚥下障害が出ます。

脳の血管が閉塞したものを「脳梗塞」、脳の血管が破れたものが「脳出血」です。

これらの問題は高血圧が原因となることが多く、40~60代の人におこります。

近年は脳出血の割合は減っており、脳梗塞が増加しているようです。

 

重症化すれば意識がなくなりますが、症状が軽ければ意識は普通で、手足や舌のもつれで気が付くことがあります。

麻痺した部分によってさまざまな後遺症がおこるのが特徴です。

嚥下障害はリハビリである程度は改善しますが、改善できないときもあります。

睡眠関連異常嚥下症候群

寝ているときに唾液をうまく飲み込むことができない症状のことです。

唾液が気管内に入ると咳き込み、息苦しさを感じます。

高齢者に多く見られる症状です。

神経の麻痺や筋肉の問題

筋委縮性側索硬化症やパーキンソン病などの神経の病気で、嚥下障害がおこります。

難病指定となっている筋委縮側索硬化症では、全身の筋肉が萎縮する病気です。

30~50代男性に多く、徐々に筋肉を動かしにくくなります。

 

パーキンソン病は進行性しやすい神経の病気です。

50代くらいから発症し、原因がわからないものや、薬物中毒や動脈硬化などが原因となるタイプに分かれています。

最初は手の震えからはじまり、次第に筋肉の震えが難しくなる病気です。

症状が進むと食事や会話も難しくなります。

唾液が多いときの対処法

唾液が多いときの対処法

唾液が多いと感じる場合でも、実際には唾液の量が減っていることがほとんどで、物理的に唾液の量が増えていないなら次のような対策を試してみましょう。

実際に唾液が多くなっている人の対処法も、合わせて紹介します。

ガムや飴を食べる

ガムや飴を食べる方法は、手軽なドライマウス対策になります。

レモンや梅味など、酸味のあるガムや飴を食べると、唾液がじゅわっと出てくるでしょう。

ガムを噛むと顎の筋肉が鍛えられ、食事のときに硬いものでも食べやすくなります。

噛むという行為はリラックス作用にもなるため、ストレスが溜まり唾液が少ない方にもおススメの対策です。

漢方薬で治療

唾液過多症には「甘草乾姜湯(かんぞうかんきょうとう)」が用いられています。

甘草と乾姜からなる漢方薬で、乾姜は水毒を治すための生薬です。

体質は虚弱体質で、手足が冷え、鼻水やめまいがあるような症状にも使うことができます。

 

ドライマウスでは「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」が使われています。

喉の渇きやほてりを感じる人のための漢方薬です。

体力が比較的あるタイプで使われています。

 

漢方薬ではその人の体質に合わせた処方が必要となるため、医師や薬剤師に相談しましょう。

効果は穏やかで数か月じっくりと対策していく必要があります。

唾液を吐き出す

唾液の量が多いわけではなく、飲み込めないのが原因であるなら、吐き出すという対処法もあります。

しかし、根本的な解消法とはなっていないため、歯医者さんや神経内科などで診てもらいましょう。

唾液を吐き出す行為は人前ではやりにくいと思いますから、自宅での活用がおススメです。

職場ではマグカップをデスクに置いておき、さりげなく唾液を出せば、周りの人に何か飲んでいるように見えます。

ストレスを溜めない

ストレスは自律神経を乱し、ドライマウスの原因となります。

薬や病気の影響がなく、若い方で唾液の量が多いと感じるなら、ストレスを疑ってみましょう。

疲れているときや、寝不足のときにドライマウスが出ているはずです。

ストレッチを取り入れて体を動かす方法や、休息を取りリラックスを心がけてみましょう。

よく噛んで食べる

柔らかいものばかり食べていると、咀嚼回数が減りドライマウスになりやすいです。

早食いも唾液が減る原因となってしまいます。

よく噛むことで唾液の分泌が促されますから、食事をするときは噛む回数に注意してみましょう。

意識して硬いものを食べるようにすると、唾液の分泌を促すことができます。

 

柔らかいものしか食べていないと、顎の筋力が弱くなり硬いものが食べにくくなります。

顎の筋肉が弱っている方は、スルメやおやつ昆布を間食に取り入れてみてはどうでしょうか。

口呼吸をしない

柔らかいものを食べることが増えてきたからか、日ごろから口呼吸になっている人が増加しているようです。

鼻炎があって鼻が詰まっていると、自然と口呼吸になります。

口を長時間開けていれば息の出入りで口の中が乾燥しやすく、唾液が口の中に満たされないことも原因です。

口呼吸の方でもちょっとだけ意識して鼻から吸うようにするだけで改善しやすくなります。

唾液腺をマッサージ

耳下腺を指の腹を使ってマッサージすると、唾液の量が増えてきます。

顔と耳の付け根で少しくぼんだところが耳下腺です。

ここをマッサージすると痛気持ちいい感じがして、押すように指圧すると唾液が出てくるため試してみましょう。

水を飲む

交感神経が優位になって口の中がネバネバし、唾液を飲み込みにくい場合では、水をこまめに飲むようにしましょう。

お茶などカフェインが含まれている飲み物では、交感神経が優位に働きやすく注意が必要です。

カフェインには利尿作用もあるため、体が脱水状態になって口が乾く可能性もあるでしょう。

 

サラサラした唾液をつくるためにも、たっぷりの水分補給が必要です。

水分補給ではぬるま湯を利用するようにしましょう。

  • 1回200mlが目安
  • 1日1200mlの水を飲もう
  • 朝に水分補給をする
  • 午前10時、午後3時、午後9時に飲む

このように時間を決めて、こまめに水分補給を心がけてみてください。

唾液の働き

唾液の働き

唾液とは

唾液にはたんぱく質、脂質、ホルモン、白血球、上皮細胞などが含まれています。

細菌やウイルスなどの影響も受けやすい場所です。

口腔内は37度で湿度も高く、細菌の増殖にうってつけの場所でしょう。

4時間経つと細菌は2倍に増殖できます。

健常者であっても口の中には、1ミリリットル中250~300種類の細菌が含まれているのです。

 

唾液中の90%は無害な常在菌で、菌をなくすことはできません。

自然と唾液を飲み込むことで、消化器官へと細菌を移動させ、口の中の細菌が増殖しないよう対処しています。

唾液が少なければ飲み込む量が減り、細菌が増殖しやすくなる原因となるでしょう。

唾液をつくるところ

唾液がつくられるところは「唾液腺」です。

唾液腺には大きな唾液腺である大唾液腺と、口の中に散らばっている小唾液腺の2種類に分けられます。

  • 大唾液腺・・・耳下腺、舌下腺、顎下腺
  • 小唾液腺・・・ほほの裏、口の中など

大唾液腺からつくられた唾液は、管を通して舌の下や頬の裏などから分泌されます。

唾液のpH

口の中は唾液によって中性に保たれ、pH7.0くらいです。

食後は口の中が酸性に傾きやすく、虫歯の原因菌が糖を分解することでも酸性になります。

唾液が分泌されることで酸性を中性に近づけ、虫歯リスクを防ぐ役割があるのです。

口の中が酸性になると歯の表面からカルシウムが溶けだすため、それを再石化する役割を持つのも唾液となっています。

唾液の役割

食べ物を消化する

唾液にはデンプンを麦芽糖に分解する作用があります。

よく噛んで食べることで、口の中で食べ物の消化を促すことが可能です。

食べ物を美味しくする作用

唾液には溶解作用があります。

食べ物をよく噛んでいると、味覚物質が溶け出し、味がわかる仕組みです。

食べ物を柔らかくする作用

食べ物を噛んで唾液と混ざると、柔らかくなって飲み込みしやすくなります。

唾液には湿潤作用があるのが特徴です。

歯の再石化作用

唾液には食べ物で酸性に近づいた口腔内を中和する作用があります。

カルシウムやリン酸の供給をおこない、歯の再石化を促す作用がある物質です。

唾液にはたんぱく質が含まれており、歯の表面を覆い、膜を作って歯からカルシウムやリン酸が溶けだすのを予防する働きもあります。

このように唾液には歯を保護する作用と、歯の週副作用の2つの作用を持つ液体です。

洗浄作用

唾液は歯の表面を洗い流す作用を持っています。

分泌量が少ないと歯に汚れが付きやすく、虫歯や歯周病の原因となるため注意が必要です。

口腔内の殺菌作用

唾液にはリゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなどが含まれ、口の中を殺菌する作用があります。

歯を抜いたときにできる穴にご飯粒が入っても、唾液の殺菌作用によって炎症がおこりません。

グロブリンという抗体も含まれ、免疫機能を保つ役割もあるのが特徴です。

抗酸化作用

唾液の持つ作用のなかでも注目したいのが、ペルオキシダーゼです。

この成分は抗酸化作用を持ち、活性酸素を中和してくれます。

私たちの体には天然の抗酸化作用があり、高いお金を出して抗酸化サプリを買うより、唾液の量を増やせば効率がいいのです。

口臭を防ぐ

唾液による殺菌作用が口臭を防いでいます。

口臭の原因とは、口の中の細菌が発する揮発性ガスが問題です。

口の中が臭うと思ったら、一生懸命歯を磨くのではなく、唾液の量を増やすようにしましょう。

歯を長時間酸性にしない

食べ物の影響で口の中は酸性に傾きやすく、唾液が中和してくれます。

間食が多ければ酸性になっている時間が長くなり、虫歯が多くなるため注意しましょう。

虫歯ができやすい方は、間食を減らして唾液で中和することが大切です。

しかし、歯をきちんと磨いていないと唾液の作用は発揮しにくく、唾液が多い方が間食を減らせば虫歯にならないというわけではありません。

まとめ

唾液が多い原因のほとんどはドライマウスで、本当に唾液が多い状態は1割程度しかありません。

唾液が多いのではなく、量が少ないために唾液がネバついて、飲み込みにくくなっているのかもしれません。

唾液量検査は自分でもできますから、試してみてはどうでしょうか?

実際に測ってみて唾液の量が多い場合は、歯医者さんや神経内科への受診をおススメします。

著者情報

最近はもっぱらナチュラル思考です。自然が大好き!

本記事は、2017年10月23日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。