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陰部にできるニキビの原因と対策

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心と身体を鍛える空手の魅力にはまりそうな今日この頃です。

2017年8月10日更新 | 66,070 views | お気に入り 359

「陰部にニキビができやすい・・・それって体質?」

「見えない部分にニキビができて不安」

陰部はデリケートな部分で、家族にも相談しにくい部分のため、陰部にできたニキビを放置してしまい、化膿して痛みが強くなってしまう方もいるようです。

また、自分でもあまり見る場所ではないため、気が付いたときには化膿していることもあります。

すでに陰部にニキビができてしまったら早く治して、再発しないために予防法を見直してみましょう。

陰部ニキビの原因から、予防法や治療法、似た病気の種類を紹介します。

目次

デリケートゾーンにもニキビはやってくる!

陰部ニキビ

人体のあらゆる場所にニキビはやってくる!

ということで、デリケートゾーン(陰部)にもニキビはできます。

デリケートゾーンのニキビは、毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれています。

この、毛嚢炎、肌分泌が盛んなためできる思春期ニキビ、食生活やストレスなどで起こる大人ニキビとはまたちょっと違う原因でデリケートゾーンに出来るものなのです。

陰部のニキビを放っておくと?

  • 痒みや痛みの原因に
  • アトピーに発展することも
  • 膿が溜まり化膿すると手術が必要なことも
  • 色素沈着の問題

陰部にできたニキビは、歩いたり座ったりするときに擦れて、痒みや痛みの原因となります。

デリケートな部分なだけに、掻き壊すと皮膚が荒れて、アトピーに発展する人や、掻いた部分が色素沈着になってしまう人もいるようです。

炎症がひどくなり膿が溜まってしまうと、手術が必要となることもあるため、早めに処置しましょう。

毛嚢炎とは?

毛嚢炎

画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E5%9A%A2%E7%82%8E

毛嚢炎とは一般的に「おでき」と呼ばれるものです。

毛嚢炎の原因

皮膚に付着した化膿球菌が毛穴に入り込み、毛穴の中にある「毛嚢」という部分で菌が繁殖し炎症を起こします。

化膿球菌はブドウ球菌が多いです。

ブドウ球菌は手や喉、鼻など皮膚のどこにでもいる菌で、健康な人でも常在菌として保菌しています。

デリケートゾーンにもブドウ球菌はいるため、何らかのきっかけで毛穴に入り込めば炎症をおこしてしまうのです。


さらに毛嚢の周辺の組織まで炎症を広げることもあります。

毛嚢炎は全身どこでもできますが、とくに発生しやすいのが顔、首、脇の下、背中、腰などです。

毛穴がある部分に発生する病気のため、手のひらや足の裏など毛がない部分には発生しません。

毛嚢炎の症状

最初に毛穴が赤く腫れ、中心に膿を持ち痛みが出てきます。

毛嚢炎ができても免疫力により自然と治ることがあります。


治らなければ、周囲にまで炎症が広がり、患部に熱を持ち大きな腫れになります。

化膿部分は黄色くなり、痛みが強く変化するのが特徴です。


疲れているとき、寝不足のとき、生理前、などで免疫力が下がっていると、毛嚢炎が広がり1か所に数個の炎症ができてきます。

このような状態になると38℃以上の発熱となり、寒気や頭痛がおこることもあるのです。

次第に膿が流れ出て、熱や痛みも改善していきます。

治療法

陰部のニキビ

出来てしまったニキビは、出来るだけ早く治療をすることが大切です。

とにかく清潔第一。

とはいえ、デリケートゾーンには刺激に弱い粘膜もありますので、むやみやたらに殺菌作用が強力な石鹸を使ってゴシゴシ、というわけにはいきません。

低刺激のボディソープなどを使って、手で優しく洗い上げることが大切です。

外陰部のニキビをやさしく洗ったら、石鹸が残らないよう、しっかり洗い流しましょう。

洗ったあとは、抗生物質やステロイド配合の軟膏を塗ると大体の毛嚢炎は良くなります。


膿が溜まっていたりする場合は、(産)婦人科や皮膚科で飲み薬を処方してもらい、軟膏と飲み薬の併用で治療します。

悪化したものになると、毛嚢炎の表面を切開して膿を出す処置が必要なこともあります。

膿が出る場合潰して無理に出そうとすると、周囲に化膿菌を広げてしまうことがあります。

膿は軽くふき取る程度でよく、無理に出す必要はありません。

初期であれば体の抵抗力により自然と治りますが、痛みがある場合は我慢せずに病院での治療を受けましょう。

切開方法

毛嚢炎の切除手術は、局所麻酔で行われることが多いようです。

部分麻酔のため患者さんの意識はあるままで、手術中の会話や音などがわかります。

意識があるといっても麻酔が効いていて痛みはないため、心配しなくても大丈夫です。

切除手術は注射器で膿を吸いだしても治らない場合や、何度も繰り返す場合に選択します。

吸いだす方法は根本的な治療にはならず、再発する場合やどんどん大きくなることがあるため、その場合は切除して根治させたほうがよいでしょう。

できものがある部分より少し大きめに切除するため、手術後は何度か通院が必要です。

使用する薬

薬での治療が可能であれば、抗生物質の内服や注射で済みます。

化膿した部分には、抗生物質入りの軟膏を塗りましょう。

受診する科目

産婦人科、皮膚科などが受診科目です。

陰部にニキビができた場合は、産婦人科のほうが行きやすいでしょう。

陰部ニキビを治す市販薬

陰部のニキビは病院を受診しにくい場所のため、化膿がひどくなければ市販薬で治すことができます。

使用する薬はデリケートゾーン専用薬ではなく、抗生物質やステロイド剤が含まれる薬です。

数日使用し治らない場合や、炎症が強くなる場合は使用を中止し、病院を受診しましょう。

【ステロイド系】

ベトネベートN軟膏AS

ベトネベートN軟膏AS

画像出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/betnevate_n/

第2類医薬品で、化膿を伴う湿疹に使うことができます。

ステロイド成分のベタメタゾン吉草酸エステルが炎症に作用し、抗生物質のフラジオマイシン硫酸塩が患部を殺菌させる薬です。

商品の効果には、化膿性皮膚疾患である毛嚢炎にも対応と記載されています。

フルコートf

フルコートf

画像出典:http://www.flucort.jp/intro.html

第2類医薬品で、薬局でも買うことができる薬です。

炎症を抑えるステロイド薬のフルオシノロンアセトニドと、化膿を防ぐ抗生物質のフラジオマイシン硫酸塩が配合されています。

毛嚢炎にも対応する薬で、陰部のニキビ治療に対応が可能です。

【非ステロイド系】

オノフェF

オノフェF

画像出典:http://www.medicare.jp/product/onofef.html

第2類医薬品で、ステロイドが含まれておらず、子供の皮膚炎にも使うことができます。

原因菌を抑える成分のスルファジアジン、ジュクジュクを抑える酸化亜鉛、組織の再生を促す成分のアラントインと3つの有効成分で、化膿した患部を治療する薬です。

クロロマイセチン軟膏2%A

クロロマイセチン軟膏2%A

画像出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/chlolomy/

第2類医薬品で、抗生物質クロラムフェニコールが効く塗り薬です。

化膿性皮膚疾患である毛嚢炎にも使うことができ、テカらないクリーム状で顔にも使うことができます。

予防法

陰部ニキビ予防法

このような陰部に出来るニキビの予防法としては、次のような対策があげられます。

シャワーや下着の着替えをこまめに行う

汗で蒸れやすい時期や、おりものが増えてかぶれやすい時期は、陰部を清潔に保つようにしましょう。

1日1回は必ずシャワーで洗い流し、下着も1日1回取り換えるようにします。

おりものが多い生理前には、おりもの専用シートを使用し、シートをこまめに取り換えるとよいでしょう。

ウェットティッシュで拭く

汗をかいたらシャワーを浴びるのが理想ですが、そうはいかないのが現状でしょう。

市販の商品でデリケートゾーン専用のウェットティッシュが売られているため、お出かけの際に持ち歩き、蒸れや痒みなどがあったときに拭き取りましょう。

ゴシゴシ拭くと摩擦で痒みが発生しやすいため、優しく拭き取るのがポイントです。

締めつけすぎず、体に合った下着を着用する

下着は通気性のよい素材を選びましょう。

ナイロンなど化繊のものより、コットンやシルクのような天然素材のものがおススメです。

ストッキングも陰部の蒸れの原因となるため、仕事上履く必要がある場合は、ショートストッキングまたはガーターストッキングを選びましょう。

下着で締め付けすぎるのも蒸れや血行不良につながるため、きついガードルや小さいショーツの使用はおススメできません。

締めつけのきつい下着は、陰部を圧迫するだけでなく、通気性が悪いため、湿気がこもりやすくなり、雑菌の温床になってしまいます。

弱酸性の石鹸を使う

デリケート専用の石鹸のほとんどは、弱酸性です。

お肌は菌を寄せ付けないよう弱酸性に保たれているのですが、普通の石鹸はアルカリ性のため、石鹸を使うと肌がアルカリ性に傾きやすくなります。

石鹸を使う場合は、必ず弱酸性か調べましょう。

肌に優しいイメージの赤ちゃん用石鹸も、赤ちゃんの皮脂をすっきり落とすようにアルカリ性になっています。

また、無添加=弱酸性ということでもないのです。

最近では、デリケートゾーン専用の石鹸もあり、このような専用の石鹸を使うことで、雑菌の繁殖を防ぐだけでなく、陰部のかゆみなど、他のトラブルも予防できるのでおすすめです。

陰部を洗うための石鹸の選び方

  • 弱酸性ソープであるか?
  • 天然成分で作られているか?
  • 陰部の善玉菌を洗い流さないか?

陰部には細菌の繁殖を防いでくれる善玉菌がいるため、洗浄力が高いアルカリ性石鹸では、善玉菌が減ってしまいます。

善玉菌はニオイの予防にも役立っており、必要以上に洗浄力が高いものは使わないようにしましょう。

カウブランド 無添加ボディソープ

カウブランド 無添加ボディソープ

画像出典:http://www.cow-mutenka.jp/lineup/sekken/

洗浄成分が植物アミノ酸系のため、弱酸性で体を洗うことができます。

無添加製品のため、デリケートな部分にも使用が可能です。

ボディソープできめ細かい泡を作り、丁寧に洗いましょう。

ミノンスキンソープ

ミノンスキンソープ

画像出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon/product/soap.html

敏感肌用に開発された、弱酸性の石鹸です。

固形石鹸がいい方はこちらを使ってみましょう。

洗浄成分はパーム脂肪酸グルタミン酸Naです。

アンダーヘアのお手入れを見直す

出来るだけ刺激を与えないように、正しい処理方法で行うようにしましょう。

自己処理する場合は、毛抜きやカミソリの使用よりも、電動カミソリがおススメです。

電動カミソリやシェーバーは、肌への刺激が少ないからです。

剃る場合は毛の流れに沿ってやるようにします。

脱毛後は皮膚が敏感になっているため、ゴシゴシ洗いは禁物です。

自己流のアンダーヘアのお手入れを行った際、毛穴に雑菌が入る、というケースも多いため、ヘアのお手入れをする際は、毛穴に刺激を与えないように注意しましょう。

陰部をこまめにチェック

かぶれがあると刺激にも弱くなってしまうため、陰部はこまめにチェックしましょう。

女性の方で入浴の際に陰部まで見る方は少ないのではないでしょうか。

赤くなっている場合は、汗やおりもので雑菌が繁殖し、かぶれている可能性があります。

早めに症状をチェックしておけば、陰部を清潔に保ち通気性をよくすることで、かぶれは改善できます。

ナプキンをこまめに取り換える

生理中はナプキンで陰部が蒸れやすくなります。

大判のものを1日中使い続けるより、適度なサイズのものをこまめに取り換えたほうが、肌には優しくなっています。

いつも清潔なナプキンを付けていれば、雑菌が繁殖しにくくおススメです。

布ナプキンを使ってみる

生理中に陰部がかぶれやすい方は、布ナプキンを使うことで蒸れ対策になります。

布ナプキンはコットンなど肌に優しい素材が使われているため、敏感肌の方でもかぶれにくいのです。

布ナプキンは経血の戻りで皮膚への不快感があり、こまめに取り換えるのも蒸れやかぶれ対策につながります。

布ナプキンを使うのに慣れていない方は、おりもの専用から始めてみましょう。

陰部のニキビはどうしてできるのか?

陰部のニキビ

陰部に毛嚢炎ができてしまう理由はいくつかあります。

何度も再発しやすい方は、次に紹介する原因を特定し、できるだけ原因を取り除くようにしましょう。

陰部の毛穴が傷ついたから

この毛嚢炎というのは、毛穴から菌が入り込んで炎症をおこすためにできるニキビです。

デリケートゾーンは、その名のとおりとてもデリケート(繊細)なため、外部からのちょっとした刺激にも反応します。

陰部は普段からおりものの影響を受け、下着の蒸れによる問題や、生理周期の変化による女性ホルモンの影響でもかぶれやすくなります。

生理前にはおりものの量が増えるため、陰部は清潔に保つ必要がある場所です。

陰部の湿気が原因

また、この部分は日常、下着で覆われて湿度もありますので、雑菌が近づきやすい部分でもあります。

一定の温度と湿度は、菌の大好きな環境のため、結果、ニキビができやすくなる、というわけです。

蒸れやすい夏は体にフィットするスキニーパンツやガードルを避けて、通気性のよい衣類を身に付けるようにしましょう。

生理前のおりものが増えやすい時期だけでも服装に気を付けると、蒸れを防ぐことができます。

陰部を清潔にできていない

陰部は複雑な構造で汚れが蓄積しやすく、気を付けないと恥垢(ちこう)と呼ばれる垢が溜まります。

同時に尿や便などでも汚れやすい箇所で、用を足した後の拭き方が問題の可能性もあるでしょう。

後ろから前に向かって拭き取ってしまうと、大腸菌が膣のほうに移ってしまうため、前と後ろは別々に拭く必要があります。

ホルモンバランスの影響

女性の免疫力は女性ホルモンのバランスでも影響を受けているため、生理前になると陰部が敏感になり、感染症を繰り返す方もいます。

排卵日から生理前までは、受精にそなえている体の状態のため、必然的に免疫力は低下してしまうのです。

受精卵は女性の体にとっては異物となるため、免疫力が過剰に働かないよう調節され、受精や着床を助けます。

ところが、女性本人にとっては免疫力が低下し、いつもは何もおきない細菌でも感染症を引き起こしやすくなるのです。

生理前に風邪をひきやすいと感じる女性も多く、生理前はどうしても免疫力は低下しやすいことを覚えておきましょう。

ストレスの影響

体の免疫力と関係があるのが、血液中に含まれる白血球です。

白血球には「リンパ球」「マクロファージ」「顆粒球」の3つの免疫細胞が含まれ、これらがバランスを取りながら体を守っています。

ところが過剰なストレスが長時間かかり続けると、このバランスが乱れて免疫力低下がおこるのです。


ストレスは自律神経の働きを乱し、ストレスを受けている状態は交感神経が優位になります。

免疫細胞の顆粒菌は交感神経が優位になると増えて、体内に入ってきた細菌をやっつける働きがあります。

細胞を食べた顆粒菌は活性酸素へと変化し、細胞を傷つける原因となってしまうのです。


では副交感神経が優位になるとどうなのでしょうか?

今度はリンパ球の数が増加し、細菌やがん細胞を攻撃してくれます。

ところが副交感神経が働きすぎても、この働きが過剰となり、正常な細胞まで攻撃します。

これが自己免疫疾患のもとで、アレルギー反応に繋がるのです。


免疫力を高めるには、免疫細胞のバランスが大切で、ストレスがかかり過ぎても、リラックスし過ぎても影響を及ぼします。

交感神経の影響を受けすぎれば活性酸素の問題が発生し、副交感神経が優位になればアレルギーがおきやすく、陰部のかぶれの原因となります。

食生活の乱れ

食生活の乱れ

免疫力が高ければ細菌の影響を受けにくいため、適切な食生活ができているかも考えてみましょう。

免疫力アップには様々な栄養素が必要で、食生活が乱れれば免疫力低下を引き起こし、細菌の影響を受けやすいといえるのです。

免疫アップに関係する栄養素

  • ビタミン
  • ミネラル
  • たんぱく質

これらの栄養補給が免疫アップに関係しています。

ミネラルの中でも亜鉛は免疫機能に深く関係しており、不足すればDNAやRNAの合成力が低下し、酵素の働きも悪くなります。

免疫細胞は分裂が活発なため、亜鉛不足の影響を受けやすいのです。

ビタミンでは、葉酸、ビタミンB6、ビタミンAなどが免疫力低下と関係します。

たんぱく質は酵素や免疫細胞の原料となるもののため、不足しないように気を付けましょう。


また、肥満や高カロリー食でも免疫力低下と関係あることが明らかになっています。

自己免疫疾患のマウスを使った実験では、摂取カロリーの制限で免疫力アップの効果が確認されています。

  • A・高カロリー、70%の炭水化物
  • B・高カロリー、70%の高脂肪食
  • C・低カロリー
  • D・自由な食事

これらの食事をマウスに与えて検証したところ、6.5ヵ月で低カロリーグループの免疫力がアップしたことが確認されました。

高カロリー群では変化は見られず、食事内容に関係なく、摂取カロリーが大切だということがわかっているのです。

脱毛による影響

毛抜きによる陰部の脱毛や、間違ったカミソリによる脱毛は、肌や毛穴を傷つけ、毛穴に細菌が入り込む原因をつくります。

また、間違った脱毛で毛嚢炎になっても、痛みや痒みは強くなく、肌がブツブツするだけで毛嚢炎になっていることに気が付いていない方もいるようです。

陰部の脱毛を頻繁にやるようになったら、皮膚にブツブツができたという方は、すでに毛嚢炎になっている可能性があるでしょう。

そのような方は、間違った脱毛法を見直す必要があります。

陰部の正しい洗い方

陰部の洗い方

陰部はお尻や膣などがあり女性にとって大切な部分なのに、正しい洗い方を知らず、自己流でトラブルを招いてしまう方も多いようです。

もう一度、正しい洗い方を見直してみましょう。

垢が残りやすい場所

陰部はおりものが付着しやすくいため、垢が残っていることがあります。

また、陰部はニオイが強くなりやすいアポクリン汗腺が多い場所で、どうしてもニオイが発生しやすい箇所なのです。

汚れや垢が残ったままだと、それらを餌に雑菌が繁殖し、ニオイの原因となるため注意しましょう。

男性も女性も陰部は無臭というわけにはいきませんが、正しいケアである程度は改善することができます。

免疫力の低下で痒みをおこしやすい

通常女性の陰部は酸性に保たれ、おりものにより雑菌が膣の中に入らないようになっています。

しかし、生理周期や疲れたときの影響で、陰部がアルカリ性に傾くと、自浄作用が落ちて痒みやかぶれの原因となってしまうのです。

生理前にはエストロゲンやプロゲステロンの影響を受けるため、どうしてもバランスが崩れてしまます。

また、膣内の環境が変化するのは次のような原因もあります。

  • 抗生物質の服用
  • 過剰な洗浄

生理前に限って陰部に痒みがおこりやすい方は、その時期だけでも睡眠を十分取って、通気性を保つ工夫をしましょう。

生理前は過剰な洗浄は避けるべきで、痒みがあっても自然と治ることも多いのです。

手で陰部を洗う人の割合は?

手で陰部を洗う人の割合

花王ネピア株式会社が調査をした内容では、陰部を手で洗う人の割合は半数以下であることがわかっています。

シャワーで流すだけ、ウォシュレットで洗浄するだけ、このような方もいるのではないでしょうか?


陰部は複雑な構造で尿や便、おりものが付着する部分であるのに、手で洗う人とタオルで洗う人の半々であることがわかっています。

もしかしたらタオルのみでは、細かい部分の汚れまで落ちていないのかもしれません。

洗浄力の弱いもので洗う

陰部の洗浄はぬるま湯で洗うだけでも、汚れは落ちています。

石鹸を使う場合でも、洗浄力が弱いデリケートゾーン専用のものを使いましょう。

清潔意識が高すぎて石鹸を使いすぎたり、ゴシゴシこすったりするのは禁物です。

デリケートゾーンは酸性に保たれており、アルカリ性の石鹸で洗いすぎると、逆に雑菌を寄せ付けてしまいます。

もともと自浄作用がある場所のため、指の腹を使って優しくなでる程度で大丈夫です。


注意したいのが細かい部分に溜まる垢です。

シャワーで流しただけでは溝に入り込んだ垢は落とすことができないため、指でこすり過ぎないよう注意しながら、間に入り込んだ垢を流しましょう。

指の腹で洗う部分は表面のみで、膣の中まで洗う必要はありません。

一番大切な陰部のバリア機能の回復

陰部の皮膚はとても薄く、少しの刺激でもバリア機能が低下してしまいます。

バリア機能を持っているのは皮膚の表皮で、この部分では常に新しい皮膚が再生され、垢となって剥がれ落ちていく場所です。

表皮には適度な水分が保持され、皮脂膜は弱酸性に保たれ、細菌の繁殖を防いでいます。

しかし、陰部を拭く際に力を入れてしまう場合や、ゴシゴシ擦り洗いすることで皮膚の表面は乱れた状態になるのです。

陰部にピリピリとした痒みや痛みを感じているときは、皮膚の表面が荒れています。

陰部への刺激は様々なものがあるため、皮膚のバリア機能を正しく維持できるケアを見直してみましょう。

  • ウォシュレットの使い過ぎ
  • ティッシュでゴシゴシ擦ってしまう

陰部のニオイや汚れが気になるばかりに、ウォシュレットを10秒以上使っている方もいるようです。

陰部の皮膚はとても薄く、洗いすぎれば皮膚の弱酸性バランスを乱し、表皮が荒れる原因となるため避けましょう。

弱酸性を保ち雑菌を防ぐためにも、洗いすぎや拭き過ぎに注意してください。

陰部ニキビの原因となるほかの病気とは?

陰部のニキビ

陰部ニキビになる原因は毛嚢炎だけではなく、ほかにも多くの原因があります。

毛穴に化膿菌が入り込み炎症を起こしているわけではないようなら、次の病気も調べてみましょう。

化膿性汗腺炎

毛穴に化膿菌が入り込んだのではなく、汗を出す汗腺に入り込み炎症を起こした場合は、化膿性汗腺炎になります。

汗腺は毛穴より深い場所にあるため、すぐに症状は現れません。

発生部位は脇の下や陰部などで、ほとんどが脇の下です。

脇の下は汗腺が多く存在しており、汗が蒸発しにくい構造のため、細菌が繁殖しやすいためおこります。

最初は感染部分がしこりのようになり痛みが出て、次第に腫れてブヨブヨとしてきて膿が出ます。

膿が出ると症状はいったん治りますが、何度も繰り返すこともあるため注意が必要です。


汗腺の炎症はできるだけ早い段階で病院にて治療してもらう必要があるでしょう。

その理由は、放置すると跡が残りやすく、膿瘍が複数繋がって複雑になることもあるからです。

病院では切開をして膿を出し、抗菌薬を内服します。

汗をかきやすい時期は患部を清潔に保ち、通気性の良い服装や、汗を吸い取る衣類などを工夫しましょう。

性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルスに感染することからおこる病気です。

単純ヘルペスウイルスは、口や顔にできるタイプ、性器ヘルペスを引き起こす2種類が存在します。

性器に感染すると神経節にとどまり潜伏し、免疫力が低下したときに再発するのが特徴です。

感染しても約60%の人は症状が現れず、症状がなくても他の人に移します。


性器に赤いブツブツができたときは注意が必要です。

水ぶくれができてそれが破れ潰瘍をつくり、排尿時に痛みがあります。

初めて感染した際には症状が強くおこりやすく、再発した場合症状は比較的軽くなります。


感染しないためには避妊具を付けるのが一番で、パートナーに理解してもらうことが大切です。

症状が出た場合は、抗ヘルペスウイルス薬を使用し、飲み薬や塗り薬で治療します。

一度感染すると神経節に一生とどまりますが、発症を何度か繰り返すごとに症状は軽くなり、全身に影響を与えることはありません。

尖圭(せんけい)コンジローマ

陰部のヒトパピローマウイルス感染で慢性の炎症を起こし、おりものが長期間多い状態になります。

そして、陰部に米粒大~小豆大くらいの大きさのイボが複数でき、ざらざらしているのが特徴です。

外陰部以外にも肛門周辺や、膣壁などにも広がることがあります。


イボができた場合は、電気焼灼や電気凝固、メスなどで取り除くことができます。

また、ウイルスの増殖を抑える塗り薬もあります。

ウイルスを完全に取り除くことができないため、再発する可能性がある病気です。

痒みがあれば軟膏を塗り、必要であれば抗生物質の軟膏を使用します。


感染を予防するには避妊具を付けることが大切です。

ヒトパピローマウイルスは良性のタイプで、子宮頸がんを引き起こす悪性のヒトパピローマウイルスとは異なります。

ただし悪性タイプにも感染している可能性もあるため、注意が必要です。

粉瘤腫(アテローム)

コブ状のもので中には角質や皮脂が含まれています。

顔や耳たぶ、背中などにできやすく、陰部にも発生するできものです。

えんどう豆くらいの大きさになるのが特徴で、時には鶏卵サイズまで大きくなります。

痛みがなく中身を取り出すと一時的に小さくなりますが、再発すると治療が難しくなるため注意しましょう。

放置しても問題はなく見た目の問題があるため、気になる場合は病院で切除手術をしてもらいます。

梅毒

スピロヘータ・パリダの感染により起こる性病です。

感染してから3週間くらいで、汗腺部分にかたいしこりができ、潰瘍となります。

このときの痛みはありません。

さらに数週間経過すると潰瘍は治ってしまい、感染に気が付かないことがあります。


感染してから3ヶ月くらいになると第二期となり、微熱やリンパ節の腫れ、梅毒疹が現れてくるのが特徴です。

痒みや痛みはありませんが、スピロヘータが多数存在しているため、他の人に移す危険性があります。

陰部や肛門に吹き出物ができ、脱毛もみられます。

この時期に梅毒検査で陽性となるため、この段階でしっかり治療をすることが大切です。


3年以上経つと第三期に移行し、骨、筋肉、内臓にしこりができます。

第四期は感染から10年以上経過しており、脳や脊髄が侵されてしまいます。

梅毒には抗生物質が効くため、似た症状があるようなら早めに検査をしてもらいましょう。

バルトリン腺炎(腫瘍)

バルトリン腺とは女性が持つ分泌腺で、膣の近くにあります。

この部分が細菌感染を受けて炎症をおこしたのが、バルトリン腺炎です。

炎症がおきると腫れて痛みがでて、腫瘍を形成します。

症状が進むと歩行時や座ったときなどに痛みを感じ、膿が出るようになります。

片側のみの炎症が多いのが特徴です。

抗生物質により治療が可能で、腫瘍ができた場合は切開して膿を出す必要があります。

まとめ

デリケートゾーンのトラブルは人にはなかなか聞きにくいものですよね。

でも、放って置いたら大きなトラブルになりかねませんので、是非、これらの情報を上手に活用して、快適な毎日を送ってくださいね。

本記事は、2017年8月10日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。