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おうちでもできるお灸のすすめ

著者情報

骨盤整体 高田馬場施術室 代表、鍼灸師、プロイデア専門家

2014年12月8日更新 | 7,244 views | お気に入り 251

昔から「冷えは万病の元」などと言われるように、体が冷えることで新陳代謝や免疫力が低下し、病気になりやすくなります。体を温める効果があるお灸は養生の一つとして長年親しまれてきました。お灸はいくつかの注意点を守れば、自分で簡単に体調を整えることができる治療法です。正しい知識を得ることで毎日の健康維持に役立てて下さい。

お灸の原料はもぐさです。これはヨモギの葉の裏にある繊毛を精製したものからできています。

お灸の効能

①熱効果による血行促進、鎮痛効果があります。

②もぐさにはチネオール等の成分が含まれています。自律神経の働きを整えて、筋緊張をほぐす効果があります。白血球も増加するため免疫力が上がります

③熱刺激を体に加えることで傷んだ部分を防御し、細胞を修復するためにヒートショックプロテインという特殊なタンパク質を作り出します。この物質には免疫力が高まり、乳酸などの疲労物質を抑えるような効果があります。

注意点

【入浴前後、食前食後、飲食後、発熱時】
お灸は入浴前後、食前食後、飲酒後、発熱時は避け、それ以外のリラックスした状態(就寝前など)の時に行うのが効果的です。

【高血圧、感染症、出血性の病気】
上記の病気を患っている方は、お灸をするのは避けましょう。

【やけど】
特に冷え性や糖尿病の人は熱さを感じにくいので、やけどに注意して下さい。糖尿病の方は化膿しやすいので気をつけましょう。また、熱いと感じたら無理に我慢しないこと。もしやけどや水脹れになった場合には、その部分へのお灸は避けましょう。

【灸あたり】 
お灸をした後に、まれにだるさや熱が出ることがあります。好転反応とも言われますが、刺激が過剰だったことによる反応もあります。数日で回復しますが、このような時は2~3日お灸をやめて様子を見ましょう。また、再開する時は刺激量を減らして行いましょう。

【妊娠中】
妊婦さんの安産や逆子のお灸は大変効果的ですが、妊娠中は自己判断で行うのは危険なことがありますので、医師や鍼灸師に相談をしてから行って下さい。

症状別ツボの紹介

【冷え】 

関元(体の中心線上、へそから指幅3本分ほど下)

湧泉(足の裏側、足の指を曲げた時にくぼむ場所)


関元、湧泉は元気の源のつぼです。冷え性のほか、体調を整えて体力をつける効果があるので、だるさや疲れやすさといった全身の倦怠感にも効果的です。

【便秘】

天枢(おへその両側、へそから指幅2本分ほど外側)

便秘だけでなく、消化器系全般に効果があります。まただるさや疲れなどの全身症状にも効果的です。

【肩こり】

肩井(乳頭を真上にたどった線上、首の後ろのつけ根と肩先の真ん中)

寝違えや首のこり、手足の冷え、眼精疲労など、上半身の様々な症状に効果があります。

【生理痛、更年期など婦人科系の症状】

三陰交(足の内くるぶしから指3本分ほど上)

3つの経絡が交わる大切なツボです。足腰の冷えや虚弱体質など、健康維持に効果があります。

お灸の頻度について

・お灸は毎日続けても大丈夫ですが、2~3日に1回でも十分効果はあります。続けて行うことが大事です。

・同じツボには1日1回を目安に行って下さい。 

・正確にツボをとるのは慣れないと少し難しいですが、人によってツボの位置は多少違います。紹介したツボのあたりを押していくと気持ち良い、もしくは少し痛みを感じるところがあります。そこが自分のツボの位置だと思って下さい。

まとめ

自然治癒力を高めて病気を未然に防ぐお灸を、日々の健康維持にも役立てて

お灸は、最近では薬局でも簡単に購入ができるようになり、自宅で手軽にできるセルフケアとして大変効果的ですが、部屋が煙くさくなる、やけどや火の不始末などの心配を理由に敬遠している方は多いかもしれません。
しかし、今では煙が出ないお灸(「せんねん灸の奇跡」)や、火を使わないお灸(「せんねん灸 太陽」)など新しい商品が開発されています。このようなお灸を使えば、やけどや火事の心配もなく、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えると思います。

肩こりや便秘など特定の症状がある時は、その症状に適したツボにアプローチしましょう。また今回ご紹介したツボは、全身のだるさや疲労感、元気がないといった不調にも大変効果があります。
このような症状は、放置しておくと様々な病気の原因になります。お灸をすることで、体が本来持っている自然治癒力を高めて病気を未然に防ぐことができるので、特定の症状がなくても日々の健康維持のためにも、お灸の習慣をつけるといいですね。

本記事は、2014年12月8日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。