綺麗のトリセツ

美容専門ハウツーサイト女子力UP!ウェブポータル

綺麗のトリセツ

掲載中のトリセツ記事数 1,861 記事

睡眠の専門家が回答するウソ・ホント!?

2015年1月20日更新 | 9,024 views | お気に入り 574

質のいい眠りとは?どうしたら「快適な睡眠」ができるの?など、睡眠について、不安や不満を抱いていませんか?
質の良い、快眠をするには、まず正しい知識から!睡眠の「ウソ・ホント」について、睡眠の専門家、坪田聡先生にお答えいただきました。

1 .暇になると眠くなるのは、どうして?

脳の覚醒系神経の一つに、「オレキシン神経」があります。
この神経は、感情によって活動性が変化します。恐怖などの強い感情は、オレキシン神経を刺激して、覚醒度を高くします。
一方、暇で刺激が少なくなり感情の動きがなくなると、オレキシン神経も休んでしまい、覚醒度が低くなり眠たくなります。

2 .たくさん眠ったはずなのに、朝がつらい原因は?

主に考えられる原因は、睡眠不足と睡眠のリズムがあっていないことです。
これまでに睡眠不足がかなりたまっていると、1日だけ長く眠っても、睡眠不足は解消されません。
また、深い眠りのときに、目覚まし時計などで強制的に起されると、スッキリ起きられません。さらに、夜型の人は体内時計が遅い時間帯にずれているので、朝がつらくなります。

3.疲れているのに眠れない。その改善方法は?

体が疲れているのに、交感神経の活動が高まっていたり、脳が興奮していたりすると眠れなくなります。こんなときに、テレビやパソコン、スマートフォンなどの画面を見ると、さらに寝つきが悪くなります。布団に入る1時間ほど前に、38~40度のぬるめのお風呂に20~30分ほどゆっくりつかると、気持ちがリラックスして眠りやすくなります。

4.たくさん眠ると痩せやすくなるって、本当?

「眠れば痩せる」というより、「眠らないと太る」というのが正しいでしょう。
睡眠時間が足りなかったり、睡眠の質が悪かったりすると、脳が危機的な状況にあると判断して少しでもエネルギーを蓄えようとします。
そして、高カロリーな食べ物や炭水化物を好んで食べるため、太りやすくなります。

5.睡眠時間は、どれくらいとるのがベスト?

睡眠はとても個性的です。そのため、自分に必要十分な睡眠時間をとるのがベストです。
朝、自然に目覚めて、日中の眠気がそれほど強くなければ、睡眠時間は足りていると思われます。疫学調査によると、最も生活習慣病になりにくく、寿命も長くなる睡眠時間は、7時間前後です。
ただしこれは、あくまでも目安と考えてください。

6.眠れない時はどうすればいいの?

布団に入っても30分以上眠れないときは、布団から出て、リラックスできることをしましょう。
再び眠くなったら、布団に戻ります。朝は必ず、決めた時刻に起きてください。これを繰り返していくと、次第に寝つきがよくなります。
薬局・薬店で買える睡眠改善薬は、アルコールと一緒に飲んではいけません。また、一箱飲んでも眠れないときには、医師に相談しましょう。

7.眠る前にスマホを使うと眠れなくなるって、ホント?

スマートフォンやタブレット、パソコン、テレビなどの画面からは、青い光(ブルーライト)がたくさん出ています。
ブルーライトは睡眠ホルモンのメラトニンを減らすため、眠気が減ってしまいます。眠る前の1時間は、スマートフォンなどを使わないようにしましょう。
どうしても画面を見る必要があるときは、ブルーライトを減らす眼鏡やフィルムなどを使ってください。

8.夢を見ないのは熟睡している証拠?

夢は覚えておきにくいものです。
「全く夢を見ない」という人もいますが、レム睡眠のときには夢を見ているはずです。夢を見ている最中に目覚めると、夢を思い出しやすくなります。一方、夢を見ていない時間帯に目覚めると夢を見た記憶が残りません。
ですから、夢を見たかどうかと、熟睡できているかどうかは別の問題です。

9.低血圧の人がスッキリ起きられる方法は?

「低血圧だから起きられない」と思っている人の中には、低体温や低血糖が原因の人がいます。起きる前に布団の中で運動をすると、血圧も体温も血糖も上がって一石三鳥です。
おすすめの運動は、「アイソメトリックス(等尺性運動)」です。
胸の前で両手のひらを合わせて、10秒ほど両手を思いっきり押し合ってみてください。

10.午後10時~午前2時に眠っていると、肌が若返るってホント?

寝ついてからの3~4時間にあらわれる深い睡眠のときに、成長ホルモンがたくさん分泌されます。成長ホルモンは、日中に傷んだ細胞のメンテナンスをしてくれます。
成長ホルモンがたくさん出る時刻は決まっていませんが、多くの人に必要な6~8時間の睡眠をとるためには、午前0時より前に寝つくのが良いと思います。

11.眠るときに最適なのは、パジャマ? ルームウエア? ジャージ?

衣類にはそれぞれ、目的や特徴があります。
パジャマは柔らかい素材が使われ、肌触りも滑らかです。ルームウエアは部屋で気楽に過ごせるように、ジャージは運動しやすいように作られています。
リラックスすると眠りやすくなるので、眠るときはパジャマがお勧めです。

まとめ

質のよい眠りは、健康な生活のエネルギー源です。人の活動にとって、食事や運動以上にもっとも重要なのが「快適な睡眠」なのです。
しかし、現代人は昼間だけでなく、夜も活発に活動しています。そのため、多くの人が睡眠に不安や不満を抱えています。

朝起きてから眠りにつくまでの生活習慣を見直し、少し変えるだけで驚くほどの快眠を実現することができます。

生活習慣を見直し、自分の睡眠リズムを知り、「昼はしっかり行動して、夜はぐっすり眠る」ということを定着させれば、1日が充実し、免疫力もアップします。

いつまでも若々しく健康でいるためにも、「快適な睡眠」を実現してください。

著者情報
本記事は、2015年1月20日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。