夏、サンダルを履いて出かけようとしたらかかとがガサガサ・・・なんていう経験、ありませんか?冬場はストッキングを履くときに電線が入ってしまった、という人も多いはずです。それぐらい、足にはムダな角質がたまっています。
基礎代謝の高い20代ぐらいまでは、まだなんとかなります。が、30代、40代ぐらいになると基礎代謝が大きく低下してしまうため、かかとのガサガサ率が高くなっていきます。足裏の角質って、普段あまり気にしないだけに、気づいたときには硬くなっているものなんです。
では、足裏の角質ケア、どのような方法が効果的なのでしょうか。顔は綺麗だけど、足はガサガサ、なんていう『足裏ブス』にならないように、しっかりケアしていきましょう。
足裏の角質ケアの中で、今までもっとも普及していたのは軽石でこする方法でしょう。固くなった角質を取り除くケア方法として、昭和の時代から広く普及し、いまも軽石でこするという人はたくさんいます。
足裏は油分が少ないために、乾燥してしまいがち。さらに、年を取ると角質がはがれにくくなり、体重を支えるところなので圧力がかかり、固まってしまいます。顔の角質と比べて固く取り除きづらいのは、体重で圧力がかかっているためでしょう。
ただし、はがれづらいからと言って軽石でこする、もしくは固いものでこそげ落とす、というのはNG。今までは角質取りとして重宝されてきましたが、今では「さらに乾燥をまねく」という理由で、あまり推奨されていません。
特にかかと部分を固いものでゴシゴシこすると、白く固まった角質がとれてスッキリしますが、乾燥した皮膚がむき出しになっているため、ガサガサした感触ががひどくなったりすることも。油分をたっぷり補いながらケアするのが、いま推奨されている方法です。
角質ケアをする時に大切なのが、油分です。足裏にはほとんど油分がありませんから、油分をたっぷりプラスしながらケアしていきましょう。家にあるもので簡単にケアすることが可能です。
おすすめはオリーブオイルを使った方法です。オリーブオイルだけではスクラブ効果がないため、塩を少しだけ混ぜるとよいでしょう。塩にはミネラル分が含まれているため、保湿力をアップさせてくれるという効果も期待できます。
ただし、ごしごしとこするのはNGです。強くこすって角質を落とす、というよりは、やわらかくして少しずつ剥がしていく、という感じですね。筆者は実際、この方法でかかとがキレイになりましたし、やわらかくなりました。
頑固な角質がなかなか落ちない!という方は、レモンの絞り汁を加えるのがおすすめ。レモン汁に含まれるクエン酸はピーリング効果があるため、角質をよりはがれやすい状態にしてくれます。
手や足裏に傷があると塩やレモン汁がしみてしまうので、荒れている方はオリーブオイルだけで試してみましょう。それだけでも十分しっとりしてきます。
お風呂でマッサージなどをして角質が柔らかくなったら、かかとや足全体をケアしておきましょう。よりしっとりしますし、角質が固くなりづらくなります。今持っている乳液やハンドクリームでOKです。
時間があれば、たっぷりクリームを塗ってラップを巻いておくのがおすすめ。ラップの保湿効果はすごいです!蒸しタオルもラップをするとグッと効果があがります。足裏の保湿にも効果大です。
ラップをしたまま寝たい、という方は薄手でコットンの靴下を履いておくとよいでしょう。朝起きると足裏の感触が全然違います!驚くほど柔らかくなりますから、ぜひ試してみてください。
もっと美しい足にしたい!という人は、市販の足裏角質パックがおすすめ。最近は角質ケアも進化していて、1週間程度で足の裏の皮が全部つるりと向けてしまう、というスグレモノもあります。角質をとって赤ちゃんのような足裏に!という方は、ぜひ市販の角質パックも試してみてくださいね。